日本の政財界を支える人物を多数輩出! 校訓は「至誠無息」と「堅忍不抜」。トップリーダーを生み続けるヒケツに迫る

公開: 更新: テレ東プラス

歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜夜9時放送)。MCに登坂淳一角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

今回の名門校は「神奈川県立 小田原高等学校」。去年創立120周年を迎えた伝統校の秘密に迫る。

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小田原城の城下町・小田原市で120年の歴史を誇る名門校「神奈川県立 小田原高等学校」、通称「小田高」。1901年に「神奈川県第二中学校」として創立し、2度の改称を経て現在の小田原高校に。初代校長・吉田庫三は吉田松陰の甥で、大正3年、小田原城の跡地と言われる現在の場所に移転。敷地内には小田原城にあったとされる井戸の跡が残っている。

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河野太郎さんの祖父にあたる河野一郎元副総理、「キリンホールディングス株式会社」代表取締役社長・磯崎功典さん、「ライオン株式会社」代表取締役社長執行役員・掬川正純さん、「ヤマトホールディングス株式会社」元代表取締役会長・瀬戸薫さん、「富士ゼロックス株式会社」元代表取締役会長・山本忠人さんなど、日本の政財界を支える人物を多数輩出。ほかにも、芥川賞を受賞した小説家・尾崎一雄さん、名作ドラマで知られる脚本家・山田太一さんなど、優れた人材を世に送り出している。

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今回は特別に、小田高の制服を着た角谷アナウンサーが校舎に潜入。まず直撃取材した生徒会長は、小田高の魅力について「伝統と新しさが両立する凄い学校」と語る。ダンス部に所属する女子生徒は「部活が精一杯できて楽しいです。勉強とも両立できる」とコメントし、伸び伸びと学校生活を満喫している様子。視聴覚室では、昼休みに吹奏楽部の演奏会が開かれていた。コロナ禍で演奏会が中止になる中、「せめて学校内だけでも...」と生徒が企画したそう。どの生徒もしっかりと将来を見据え、校内にはリーダーを育てる校風が流れている。

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2年生の英語の授業をのぞいてみると、使われているのは全て英語。この日は班に分かれてディスカッションをし、意見をまとめて発表する授業が行われていた。生徒たちは「どの発表が良かったか」各自スマホで投票。他の授業でもスマホを使うことがあるそうで、新たな授業の形が生まれていた。

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業界のトップリーダーを生み出す小田高。林忠校長は「小田高生は人柄の良い生徒の集まり。それぞれが目標をしっかり持った高校生活を送っている」と語る。そんな生徒が育つ土壌には、小田高の校訓「至誠無息」と「堅忍不抜」がある。「至誠無息」とは中国の儒教の経典にある言葉で、「常に真面目さが大切」という意味。「堅忍不抜」とは中国・宗の時代の言葉で、「どんな困難にも耐え忍び、心を動かさず、くじけないことが大切」という意味を持つ。

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生徒を育むもうひとつの要素は、小田高愛。「地元の方の応援もありますし、卒業生の小田高愛もとても強い。"小田高ラブ"な人が多くて、今でも母校を大事に思っている」と林校長。OBで元神奈川県副知事の吉川伸治さんは「仕事をする中でも、小田高出身というだけで気持ちがひとつになる」とコメント。「ヤマトホールディングス株式会社」元代表取締役会長・瀬戸薫さんも「自主的にやる。そういう校風で育ち、自ら切り開く能力を身につけることができるので、各界のリーダーを多数輩出しているのでは。小田高では、伸び伸びと自分のやりたいことができる」と母校の魅力を語った。

番組では他にも、角谷アナの小田原探訪、2万人を超える同窓会、箱根駅伝との深い関係など、盛りだくさんの内容をお届けする。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

2月14日(日)夜9時放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」は、大阪の名門「北野高校」の秘密に迫る。

今回の名門校は大阪にある府立北野高等学校。北野高校は、3年連続京大合格者数日本一! そして何といっても錚々たる卒業生を多く輩出している名門校だ。手塚治虫さんをはじめ、日本マクドナルド創業者の藤田田さん、俳優の森繁久彌さん、さらには橋下徹さんなど多くの有名人が北野で学んだ。

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北野が挑戦する人材の作り方とは? そのヒントを卒業生で評論家の山田五郎さんと、人気商品「ポケトーク」を開発した「ソースネクスト」松田憲幸社長と共に探る。山田さんによれば、入学前に数1問題集が送られ、入学初日にテストがあるという。さらに本物の縄で二重跳びをできるまで挑戦するなど、"何事にも全力で挑戦する"のが、北野の誇るべき伝統だという。

どうぞお楽しみに!

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