がん闘病から完全寛解! 笠井信輔が語るコロナ禍の退院事情と「生きる力」

公開: 更新: テレ東プラス

街の人への何げないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」(毎週火曜深夜0時12分~)。2月2日(火)は、先週に引き続き、お笑い芸人、アンガールズ田中卓志の後編をお届け。フリーアナウンサー・笠井信輔も登場しました。

まずは、田中の相方、山根良顕の話題から。「新ネタのときはいまだに緊張するんです。(本番前)俺がこんなに緊張してるのに、相方の山根がボーっと座ってるんですよ!」と不満たらたら。

とはいえ、鶴瓶が「山根がおるっていうのはスゴいよ! あいつ血通ってんのかなって思うぐらい堂々としてる」と山根の印象を話すと、田中も「(田中が書いたネタに対して)"こんなことありえない"とか"人間の感情としておかしい"とか言ってくれて、たしかにそうだなって...どんな状況でも冷静な山根に助けられてる」と相方に対する感謝の言葉も。

山根との出会いは大学のサークルで、お互いの第一印象は「細長すぎて、見たことない人間がいる」で一致したそう(笑)。それぞれ違うコンビを組んで上京したものの、その後、それぞれコンビが解散し、山根と組むことに。「今までネタ見せ行ってもまったく反応なかったのに、山根と組んだら、ネタやる前に作家陣が"え! なに君たち!?""どこで出会ったの!?"とか、組み合わせに異常に食いついてきて...」と、話す田中にスタジオは爆笑。

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44歳・独身の田中には他にも不満なことが・・・。「抱かれたくない芸能人ランキングで、1位(アンジャッシュ)渡部(建)さん、2位(安田大サーカスクロちゃん、俺3位なんですよ。クロちゃんとか渡部さんはムチャクチャやってるじゃないですか! 俺真面目に生きててなんで3位なんですか! ムチャクチャした人と同じぐらいの罪になってるんですよ」と悲痛な叫びをあげます(笑)。

今後の活動について鶴瓶から「アンガールズも続けるやろうけど、お前、落語やる言うたやん」と話を振られた田中は、「やろうと思ってたんですけど、鶴瓶さんの落語を見たらあまりにもスゴすぎて震えたんですよ! 落語のカッコよさを見ました。山根の落語も見たいので、まずは山根と落語を始めたい」と意欲を示しました。

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続いて登場したのは、血液のがん・悪性リンパ腫を発症し、闘病の末、完全寛解を果たしたフリーアナウンサーの笠井信輔。

「一昨年の12月19日に入院して、退院したのが去年の4月30日。新型コロナウイルスの第1報が12月31日っていわれてるんですよ。だから私が入院したときはコロナの"コ"の字も誰も知らない。退院の時期は4月30日は緊急事態宣言の真っ只中だった」とコロナ禍での退院だったことを明かします。

「周りはみんな心配して、"もっと病院にいさせてもらいなさい"って...退院を喜んでるの僕だけで(笑)」と当時を振り返り、退院時に免疫力が落ちていた笠井は、「とにかく自分の部屋の中にいて、2、3ヵ月の間、トイレとお風呂と早朝の散歩以外は出ませんでした。それでも長期入院していたので、自室にこもっていようが、家族がいる家に帰れたことが嬉しいんです。それだけで喜び」としみじみ。

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病気を公表し闘病していた笠井の元には、いろいろな人から励ましの声が届いたといいます。

「一緒に闘病している人や、家族ががんになった人たちから"笠井さんも頑張ってるから私も頑張ります!"というような声をたくさんいただくようになった。そうなったときに、"これは自分一人の生死の話じゃなくなってきた。ここで負けたら私を励みにしている方々を失望させてしまうし、"悪性リンパ腫って治らないんだ、という印象を世の中に与えてしまう。絶対戻らなきゃいけない!"」と強く思うようになったそう。続けて「それも自分の生きる力になりました」と力強く語りました。

ほかにも、海外のゾンビドラマを熱く語る田中、笠井の病院での食事事情、闘病を支えた奥様とのエピソードなど、ここでしか聞けない話題が満載。チマタではマジックショーが見られる銭湯や、動物園のパンダにハマって仕事を辞めた女性、公園で人生を振り返る男性が登場します。

現在この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です。次回は引き続き、フリーアナウンサー・笠井信輔の後編をお届け。どうぞお楽しみに!

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