頭が光る？ 八戸で出会った78歳の女性...明るい笑顔の裏に衝撃の過去：家、ついて行ってイイですか？（明け方）

2月1日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか？(明け方)」（毎週月曜深夜）では、青森県八戸市・館鼻岸壁の朝市で出会った千葉日子さん（78歳※取材当時）のお家について行きました。

日子さんは息子の真一さん（57歳）と2人暮らし。有名俳優と同姓同名の息子さんについて、日子さんは「八戸で知らない人いないよ」とちょっと自慢げです。そんな日子さんのお仕事は、焼き鳥屋さん。一人で営業しているそうで、週に1度のお休みの日に、お友達とカラオケに行くことが楽しみ。真一さんは運転代行のお仕事をしています。

4LDKの一軒家は持ち家。玄関には日子さんが感性のままに仕上げたお花が飾られていました。

子どものおもちゃやカツラ、テーブルの上には新旧紙幣コレクションが飾られています。派手な衣装とカツラはカラオケの時に着用。日子さんのカラオケの歌声を聞かせてもらうと、なんとプロ顔負けの美声！！電飾をセルフで仕込んだというカツラとのギャップが激しすぎます。

お仏壇には、真一さんの奥様・孝子さん（享年46歳）の遺影が...。孝子さんは11年前に脳腫瘍を患い、「余命半年と言われたんだけど、奇跡的にそれから4年半頑張って。その4年半の間に気持ちの整理はつけられた」と話してくれた真一さん。八戸市内に住む真一さんの娘さんにはお子さんが5人いらっしゃるそうです。

14年前に亡くなった日子さんの夫は元大工さん。「家はお父さんが建てたの」。

朝市で仕入れたせんべいの天ぷらなど、朝ごはんを御馳走していただきます。そんな中スタッフが、壁に貼られた写真を発見。

なんと日子さん、還暦までバイク乗りだったことが判明！「お父さんがナナハン乗って、オラが1100ccさ乗って行くの。青春がなかったの、結婚が早いから。だから『今が青春だ！』ってナナハン買ってけられた。優しいお父さんだんべ」とのろけます。

お父さんの写真の横には幼い子どもの写真が飾られています。悪性リンパ腫で6歳の時に亡くなった真一さんの弟・毅也さん。「長くて5年、短くて数カ月と言われて、数カ月で終わった。とにかく生きているうちに一生分やってあげなきゃならないと思った。おもちゃでもなんでも欲しいものを買ってあげた」と日子さん。高いおもちゃを購入した際、お医者さんから「子どもなんて1週間で飽きるのに」と言われ、日子さんは「うちの子どもが1週間喜んだら何年分あるんですか」と怒ったそう。当時を思い出して目を潤ませる日子さんです。

「この子が生きていたら、今とは違う生活をしていたかもしれない...」と語る日子さん。カラオケにハマった理由も、息子さんを失った穴を埋めるためだったと教えてくれました。「そうやって、気を紛らわせられたのが良かった」。

後日、改めて千葉さん宅を訪問。2021年の抱負を習字で書いてもらいました。バッチリメイクをし、美しい日子さん！

「一日一生」その意味を伺いました。「歳も歳だから、一日を一生分大事に生きたい。日子ちゃんだから、日という字を入れたかった。『日子』って言う字は親がつけてくれた。父親が戦争に行って無事に日本に帰ってくるようにって、母親がつけてくれたんです」と涙ぐみます。大好きなカラオケを楽しんで、いつまでも元気に長生きしてください！！