「年収1千万円以下の男は絶対にイヤ」発言で炎上! 18歳モデルがSNSの誹謗中傷を苦に自殺...!? 香取慎吾主演「アノニマス」

公開: 更新: テレ東プラス

「強い人間なんていない。人は誰でも、この指1本で傷ついてしまう。あなたが思っている以上に、人は脆いものなんだ」

SNSの匿名利用率7割。匿名大国の日本では、SNS、インターネットを巡るトラブルが増加している。それにより自ら命を絶つ事例も後を絶たない。
スマホやキーボードを使い、相手を死に追いやる誹謗中傷などの行為は「指殺人」と呼ばれ社会問題と化している。

香取慎吾主演、SNSでの誹謗中傷をテーマにしたクライムサスペンス「アノニマス~警視庁"指殺人"対策室」(毎週月曜10時放送)。第1話放送が始まると、「言葉は時に刃物以上になるんだよね」、「SNSの闇を暴くって一歩間違えばドラマが炎上しかねない。それを今やるってことに強い意志と覚悟を感じる」、「中2の娘が『もしかしてこれすごい勉強になるドラマ?』と聞いてきたので、百万回首を振っときました」、「演技派のいい役者ばかり!映像も映画みたい!音楽もいい!」、「香取さんの苦悶の表情と決意の芝居めちゃいい!こういう役やって欲しかった」、「匿名で個人を中傷して死に追いやったヤツがクソみたい言い訳してムカつく」、「ドラマに引き込まれてつぶやけない」など、SNSで感想が飛び交い、開始わずか十数分で「#アノニマス」がTwitterトレンド1位に。また、香取と親交の深いキャイ〜ンが友情出演すると、#アマノッチ #ウドちゃん もトレンド入りし、盛り上がった。

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ここでは話題の第1話を振り返る。

《事件概要》

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【被害者】18歳のファッションモデル・真田梢
【相談者】梢の父・真田光洋(松平健)、母・真田麻衣子(床嶋佳子

梢のテレビでの発言がSNSで拡散されたことでネットが炎上。これをきっかけにあることないこと書かれまくり、プライベートを盗撮した映像なども出回り、さらに流出した写真にアルコール飲料の缶が写っていたことから未成年飲酒疑惑が話題となり爆発的に炎上。Twipperのトレンド1位となる。炎上の2週間後、梢は命を絶った。

警視庁はSNS等の誹謗中傷の撲滅を目指し市民からの相談にのる専門部署「指殺人対策室」=指対(ゆびたい)を新設。

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少数精鋭の指対メンバーは、事なかれ主義の室長の越谷真二郎(勝村政信)。交通安全課から移動してきた新人刑事・碓氷咲良(関水渚)。特別捜査官採用でサイバー犯罪対策課に配属になるところ指対に引っ張ってきた天才肌・四宮純一(清水尋也)。元総務で、警察内のゴシップを全て把握している情報収集のプロ・菅沼凛々子(MEGUMI)。

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そして、捜査一課から左遷されてきた万丞渉(香取慎吾)。かつては"捜査一課の狼"と呼ばれていたが、ある事件をきっかけにすっかり牙を抜かれたという噂だ。

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万丞の着任早々、誹謗中傷を苦に自殺したモデル・真田梢(八木莉可子)の両親、真田光洋(松平健)、麻衣子(床嶋佳子)が相談にやってくる。警察は事件性はないと判断したが、両親はネット上の「死ね」「消えろ」など心ない言葉に娘は殺されたと涙ながらに訴える。

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「年収1千万円以下の男は絶対にイヤです。それぐらい稼げない男は生きる力が弱そう」

テレビの討論バラエティでの梢のこの発言がSNSで拡散されたのがきっかけとなり炎上。しかし、番組で放送された実際のコメントは......

「年収1千万円以下の男は絶対にイヤです。って、お父さんが言ってました」

SNSに投稿された動画は、悪意を持って切り取られていた。さらに、番組放送から約1ヵ月半後に炎上というタイムラグから、万丞はあることに気づく。

「炎上を仕掛けたヤツがいるってことだ」

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万丞と碓氷が聞き込みを担当することに。仲のよかったモデル仲間の古賀有希(中田青渚)らに話を聞くと、梢は炎上がきっかけで盗撮やストーカーなどの嫌がらせを受けながらも、新しいオーディションに挑み立ち直ろうとしていたという。有力な情報は聞けたものの、「終業時間だから」と署に戻らず帰宅する万丞に、碓氷は呆れてしまう。

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一方、四宮らにより、最初に動画を投稿したアカウントを特定。動画投稿の数ヵ月前から梢に関する批判的なつぶやきを繰り返していた、いわゆるアンチだ。炎上の黒幕に間違いない。「真田梢。調子に乗るな。死ね。」という名誉棄損となる投稿により、個人情報の開示が認められた。

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アカウントの主は証券会社勤務の岩永伸介(山中崇)だと判明。岩永に話を聞くと、梢のファンであり、厳しい発言は彼女がより良くなるための「指導」だという。そして、名誉棄損となる投稿は、アカウント乗っ取りによるものだと主張。さらに取り調べを逃れるため、携帯を無くしたと明らかなウソをつく。

そんな中、梢の両親から依頼を取り消したいとの申し出が。事件について情報を提供し合うサイト「裏K察」で、「他殺ではないか」「犯人は第一発見者であり元看護師の母親ではないか」と盛り上がり、2人は嫌がらせを受けていたのだ。

これを受け、捜査一課の刑事・羽鳥賢三(山本耕史)が指対に乗り込んでくる。指対の捜査のせいで、二次的な被害者を生んだと怒りが収まらない。万丞を見つけた羽鳥は、突っかかってくる。

「まだ辞めないのは罪滅ぼしのつもりか、相棒を見殺しにした」

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この言葉に、これまで感情を見せなかった万丞が、羽鳥の胸倉をつかみ食ってかかる。過去に何があったのか!?

いつものように終業時刻と同時に帰る万丞だったが、何かを思い立ち、梢の両親の元を訪れる。娘の苦しみに気づけなかった自分たちの非を責める両親に、万丞が打ち明ける。

「自分も、自分のせいで後輩の刑事を......相棒を失ったことがあります」

自分を責めたこともあったが、自分のせいだからこそ自分が事件の真相を突き止めると決意したという万丞。

「自分に非があるからといって、相手の罪を責める権利がなくなるわけじゃない」

万丞の思いに、両親も覚悟を決める。

「私も知りたいです。あの子がなぜ死ななければならなかったのか......」

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再び万丞が、指対メンバーが動き出す。

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「お前はこの指1本で、一人の人間を殺した。その罪は一生消えない」

追跡不可能かに見えた炎上の黒幕を逮捕するための証拠とは!?
立ち直ろうとしていた梢を追いつめたものとは!?
まさかの真実が浮かび上がる。

そして......
事件は解決したかに見えたが、警察しか知らない情報がネットに書き込まれていた。投稿者の名は――アノニマス。

この続きは、期間限定無料配信中の「ネットもテレ東」で! ほか、動画配信サービス「Paravi」と「ひかりTV」でもご覧いただけます。

また、「Paravi」では、「アノニマス」の知られざる舞台裏を描いたオリジナルストーリー「アノニマチュ!~恋の指相撲対策室~」を独占配信中。第 1 話の相談者は売れないミュージシャンのアダム。自作のラブソングがネットで激しい誹謗中傷にあっているというが......。

次回2月1日(月)夜10時放送の「アノニマス~警視庁"指殺人"対策室」第2話は、デマにより炎上した花嫁。

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第2話
親友を死に追いやった犯人として、『裏K察』に名前を書き込まれた古賀有希は、追い詰められて重傷を負う。投稿者の"アノニマス"は警察内部の人間かも...? 万丞渉(香取慎吾)ら指殺人対策室に疑念が渦巻く中、新たに芹沢亜里沙(深川麻衣)が相談に訪れる。ネットで炎上中の店員を土下座させる動画の女性が、亜里沙だというデマが拡散しいているのだという。顔写真や勤務先も晒され結婚を目前に控える中、世の中からひどい誹謗中傷を受けているという...。

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