「1回売れてから下がるとキツイ」 スタッフに声を掛けようとしたら顔をそらされたり...元祖ミュージシャン俳優が人生の転機を語る:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。1月21日(木)の放送では元祖ミュージシャン俳優・岡田浩暉が、ドラマ出演の経緯、バブル当時のドラマの打ち上げなどを大暴露!

90年代、彗星のごとく現れ、浜田雅功中山美穂主演のドラマ「もしも願いが叶うなら」で2人の兄弟役、「ナースのお仕事」では観月ありさの恋人役を務めるなど、いきなり主役級の役柄で活躍した岡田浩暉。元々は、To Be Continuedというバンドで活動していたミュージシャン。それがなぜドラマに出演するようになったのか?

To Be Continuedは、新人ながら所属事務所から猛プッシュを受けており、「ミュージックステーション」をはじめあらゆる音楽番組に出演。しかし、3年間鳴かず飛ばずの状態でクビ寸前に。

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今でこそミュージシャンが俳優をするのは珍しくないが、その流れが始まったのは90年代初頭。TBSで「ミュージシャンを俳優として発掘しようという」という動きがあり、福山雅治高橋克典らが人気となったが、その先駆けが岡田だった。

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オーディションに合格し出演したのが、前出の「もしも願いが叶うなら」。役柄は主演2人の兄弟役といういきなり準主役級の扱いで、事務所の猛プッシュにより設定はミュージシャン役。

恋人役は、現在MCの名倉潤の妻である渡辺満里奈で、劇中で彼女に捧げる曲を歌うことになり、バンドで曲を作り披露。すると、視聴者から問い合わせが殺到し、CD化することに。

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この曲こそが、自身最大のヒット曲となった「君だけを見ていた」。約50万枚の売り上げを記録した。

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これを皮切りに岡田は90年代に数々の人気ドラマに出演。当時のドラマの打ち上げはバブル期ならではの、今では考えられない豪快なものだったという。「もしも〜」の時は、打ち上げは沖縄で、「愛していると言ってくれ」は箱根の超一流のホテルで、「カバチタレ!」のビンゴ大会では、主演の深津絵里からの景品で100万円くらいするルイ・ヴィトンの旅行バッグが当たったのだそう。とにかくどの打ち上げもすごかったと岡田。

一方で、その後バンドはヒット曲に恵まれず、1999年に無期限の活動停止に。すると俳優の仕事まで減り始め、屈辱的な扱いを受けたことも。

「1回売れてから下がるとキツイんですよね」と岡田。収入の面に加え、スタッフに声を掛けようとしたら顔をそらされたり周りの対応にも変化が。また、役どころも、主役級から、人を殺めたり、死んでしまう役などに変わっていったという。

それでも役者を続けた岡田は、今では「下町ロケット」や「逃げるは恥だが役に立つ」など話題作に出演している。

さらに、今年、To Be Continuedの結成30周年。「役者としても少し落ち着いてきているので、その時の曲を共有できたらなと思って」と、再始動することに。2月にはシングル配信を、秋にはアルバムを発売する予定だという。この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中!

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