街の人への何げないインタビュー映像をきっかけに、笑福亭鶴瓶とゲストがよもやま話を展開するトークバラエティ「チマタの噺」（毎週火曜深夜0時12分～）。1月19日（火）はタレントの山田邦子が登場します。

まずはコロナ禍での活動状況について。山田は「私やっと去年、浅草演芸ホール出たの。ずっと師匠がいないことがコンプレックスで、そういうところにツテがなかったんだけど、同年代の人たちが今師匠になってて、呼んでくれた」と出演の経緯を話し、「すっごい嬉しかったけど、ギャラが全然ないの～」とさっそく毒を（笑）。

「浅草の敷居は高くてやっと出られたから、"テレビタレントが行っちゃいけない"と思ってた"たけしさんが若いとき行ってた居酒屋さん"についに行きました！」と、念願が叶った喜びを語ります。

ずっとテレビタレントとして活躍してきた山田は「事務所（主催）のライブをやっても、（すでにファンの）お客さんが待っててくれて、出てくと"キャー"って言われちゃうから、いま思うと勉強にならなかったなぁって」と、当時を振り返ります。

「寄席のファンは人気者に厳しい。そんな人たちが"この人やるなぁ"と認めたらスゴいよ！」と寄席独特の空気を熱弁する鶴瓶に「最初シビアな目で見てた"自分のファンじゃない人"が笑い始めたらもう嬉しい！ スゴい嬉しいですね！」と、山田も手応えを感じた喜びを伝えます。

そんな山田が気になるのが、約５年前に大動脈解離を発症し、生死をさまよった笑福亭笑瓶。もともとは同じ芸能事務所に所属し、プライベートでも懇意にしていた仲だそう。「あるとき週刊誌に載って。笑ちゃん最初オカッパだったの、"（山田が）オカッパの男と六本木で何回も会ってる"っていうのを読んで、"これ笑ちゃんだ！"って」と、記事の真相を激白。

「私が毎日続く生放送で機嫌悪くなって"もう出ない"って言って廊下で寝てたら、"もう10分前やで、メイクしてやろう"って寝てる私にメイクしてくれて。衣装も選んでくれて...そういうのが面白くなってきちゃって、番組ちゃんとやったんです」と、ゴシップとは真反対の微笑ましいエピソードを披露します。そしてある日、事件が...。

「笑ちゃん、神ちゃん（神奈月）とゴルフやってたら心臓が...！ そのときに神ちゃんに"もうダメやから最後の言葉言わしてくれ"って言ったんだって。でも（神奈月に）"イヤです！言わないでください！"って断られて。結局、何を言いたかったんだろう」と、その言葉が気になっていると言います。

スタジオと電話でつながった笑瓶は「当時、ほんとに邦ちゃんにお世話になって。おんぶにだっこです」と、冗談交じりで山田への感謝を述べます。山田が「緊急搬送のとき、何を言おうとしてたの？」と核心に迫ると「嫁さんに"ありがとう"という言葉を残したかった」と愛妻家の顔をのぞかせました。

独身を謳歌していた山田が結婚することになったとき、「結婚式でも笑ちゃんが"ウエディングケーキに顔突っ込むのやめたほうがいい、やめたほうがいい！"って言ってくれて嬉しかった。まぁ、突っ込んだけどね」と自身の結婚式を振り返り、スタジオは爆笑。

「事務所辞めるときも一番に電話くれて"辞めないほうがいいんじゃないか"って言ってくれたけどさ、これはこれでよかったと思ってる」と心境を吐露します。

そこで鶴瓶は、「うちがやってる"無学"っていうところがあるんだけど、そこへ出てもらうわ。邦ちゃん出てきたらめっちゃ喜ぶわ。（明石家）さんまもタモリさんも出てる」と、主宰する"無学の会"への出演をオファー。

すると山田は、そうそうたる出演者に驚きつつも「...やっぱ出たいんだよね。みんな誘わないからやらなくなっちゃってるけど。（片岡）鶴太郎さんも芸術家みたいな顔してるけど、"具志堅用高"とかフレば"ちょっちゅね～"って必ずやってくれるし。たけしさんだってやりたいんですよ」と、大物芸人たちの胸の内を代弁。話の最後は自身が出演することについて、「何分？いくら？」と鶴瓶にツッコみ、お茶目な表情を見せます。

番組ではさらに、山田が「パパ、ママ」と呼ぶペンションのご夫婦がVTRで登場。ほかにも山田と宇都宮餃子のつながり、空港で山田が「初めて人をグーで殴った」と話す体験など、おもしろエピソードが盛りだくさん。山田の毒舌に鶴瓶もタジタジです。

現在この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です。次回はお笑い芸人、アンガールズ・田中卓志が登場。どうぞお楽しみに！