杉野遥亮、渡邊圭祐、前原滉、竹原ピストルが、"小学生三年生の日常"をコミカルに演じる異色中の異色作、ドラマ25「直ちゃんは小学三年生」(毎週金曜深夜0時52分放送)。どこか懐かしの光景、現代社会を感じさせるブラックユーモアに思わずクスッとさせられる話題沸騰のヒューマンコメディ作品です。
▲写真左から、杉野、前原、竹原、渡邊
「テレ東プラス」では、純粋で真っすぐな主人公・直ちゃんを演じる杉野遥亮と、お金持ちで頭の良いきんべを演じる渡邊圭祐の対談をお届け! 思いきり小学生役を楽しんだ2人の仲良しトークを前後編にわたっておくります。
「現場では、ランドセルを背負うのが当たり前になっていました(笑)」(杉野)
――大人が本気で小学生を演じる...何とも斬新な作品ですが、最初に企画を聞いた時はどのように感じましたか?
杉野「"やったー!"が正直な感想です。実はちょうど"自分が小さい頃になりたかったのはこんな大人だったっけ?""求めていた自由ってこれだったかな?"と考えていたところでした。それと同時に、"子どもの自由さを感じて、純粋に鬼ごっこやかくれんぼをしてみたらもしかして何かわかるかも..."とも思っていたんです。なので、そのタイミングで役者として表現することができて、発信できることをとても嬉しく思いました」
渡邊「例えば周りの人に"今どんな仕事をしているのか"という説明する時、『小学三年生を演じています!』と言っても、相手はまったく理解できないと思うんですよ(笑)。まずは、そのぶっ飛んだ設定がめちゃくちゃ面白いなと。こういう役をできる機会はなかなかないですし、ウキウキして現場に臨んでいました」
――普通の小学三年生を演じるということで、役作りはどのようにされましたか?
杉野「特に何もしてなくて、半ズボンを履き、靴下を伸ばしてキャップをかぶって鏡の前に立つと自然とスイッチが入りました。わかりやすいアイテムだったのでスイッチが入りやすかったです」
渡邊「僕も何かをするというよりは、身に付けるものやその場の雰囲気や行動で小学生になることができました。現場でとにかく楽しくいることを心がけました」
杉野「"ランドセルってこんな小さかったっけ..."と思わなかった?」
渡邊「思った! 小学生の時はめちゃくちゃ大きく感じたのに...」
杉野「衣装合わせで半ズボンを履いた時『直ちゃんはこれだ!』と感じて、ランドセルを背負うとしっくりきちゃうのが不思議だなって。最初は"違和感あるかな?"と思っていたけど、現場ではすでに背負うのが当たり前になっていたよね(笑)」
渡邊「うん。抵抗とかは一切なかったよね」
――直ちゃんときんべというキャラクターについて、どう分析して臨みましたか?
渡邊「小学生って僕たちが思っているより大人なんだよね」
杉野「それは感じた」
渡邊「それでも感情の流れが読めないというか、整合性がつかない部分はやっぱりあって。4人でいる時、"なぜこのタイミングでそんなこと言うの!?"ってことが出てくるけど、きんべはそこでバランスがとれる人間。もちろん年相応の子どもっぽい部分も持っていて、それがたまに爆発するタイプ。子どもだけど一番大人に近いキャラクターですね」
杉野「直ちゃんは普通です。きんべのようにお金持ちでも、てつちんのように貧乏でもないし、山ちょほど独特な感じもなく、その分物事をストレートに自分の目線で受け止めて、自分の言葉で発しているところが魅力。直ちゃんの目線を通して、大人でも"確かにね!"と思うことが出てくるんですよね。それがおもしろいなと。たぶん僕自身も直ちゃんに近い気がします」
渡邊「めちゃくちゃピッタリだった!」
杉野「ありがとう!(笑)」
渡邊「僕はキャラクターで言うならてつちんかなぁ。少し生意気でいろんなことに興味はあるけどちょっとだるい感じが...」
杉野「そうなんだ。なかなかは想像つかないけど...今はセクシーだもんね!」
渡邊「本当に!? ありがとうございます(笑)」
「遥ちゃんは直ちゃんそのもの。すごく無邪気でありのまま飾らない人」(渡邊)
――お2人の会話から、いかに現場が楽しかったのかが伝わってきますが、今回が初共演なんですよね?
杉野「そうなんです。(渡邊の)これまでの作品は拝見していましたが"髪の長い人だな~"という印象だったけど、会ってみたらやっぱり髪が長かったです(笑)。印象としてはクールそうだったけど...」
渡邊「アハハハ。生きづらそうだなと思った?(笑)」
杉野「そこまでは思わなかったけど、話さないタイプかなとは思った。いろんな感情を内に秘めているタイプかなって。実際に話してみると熱い部分があって、そのギャップを魅力的に感じました。セクシーは大前提で(笑)」
渡邊「けっこう当たってる。あまり感情が表に出ないタイプだから。遥ちゃんはさっきも少し言ったけど、直ちゃんそのものだよね。すごく無邪気で、ありのまま飾らない人。現場でも自分らしさをしっかり持っていて、そこが魅力的だなと感じました。ちょっと抜けているところもかわいいけど、クランクアップの時の挨拶を聞いたら、作品のことをしっかり考えつつ周りのこともちゃんと見ている人なんだなと思った。"もう1回一緒に仕事をしたい人だな"とすごく思った」
杉野「そんな風に言葉にしてくれて、すごく嬉しくなっちゃったよ(笑)。本当に嬉しい!」
渡邊「こういうところもまた魅力で、魅力だらけな人なんです」
杉野「嬉しいよー! それで言うと前原さんもすごく魅力的で...」
渡邊「熱い人だったよね」
杉野「それでいて優しくて、いろいろなことを考えてくれる人だった」
渡邊「気をつかっていると思わせない気づかいができる人で、その場を朗らかにする能力に長けている人」
杉野「うん! 竹原さんはそれこそギャップの人。怖い人かな~と思っていたのに『Pちゃんって呼んで!』と...ウソでしょ? みたいな(笑)」
渡邊「わかる。僕もお会いする前は怖いイメージがあったから」
杉野「おそらく山ちょは竹原さんの内面にある人物だと思っていて、だから熱くて魅力的なキャラクターになったんだと思う」
渡邊「一番笑わせてもらったからなぁ、山ちょには(笑)」
杉野「とにかく楽しい現場でリアルに笑ってばかりでした」
渡邊「毎日朝昼晩、必ずどこかでしっかり笑いが起きていたよね」
杉野「ピストルさんがあの風貌でかわいい山ちょを演じていて、でも走り方がどこかボクサーなんだよな~とか(笑)。あと、2話で出てくる滑り台からのジャンプ対決もめちゃくちゃおもしろかった!」
渡邊「あれはやばかった!」
杉野「映像見ながら"こいつらバカだな~"って普通に笑ったもん」
渡邊「その時の熱量も良かったよね」
杉野「笑っちゃいけないと思えば思うほどおかしくて、笑い過ぎてカメラが止まることも多かったからスタッフさんは困っただろうね」
渡邊「そうそう。あれがなければもっと現場もスムーズに進んでいたよね(笑)」
――お2人とも、「直ちゃんは小学三年生」で2021年がスタートしました。最後に今年の抱負をお願いします!
杉野「この作品で始まるのがいいなと思いました。自分に正直に生きている直ちゃんの姿が心に響きます。もちろん僕もなるべく自分に正直に生きたいと思っています。あとは、自分がいいと思ったことを自信を持って発信できるようになりたいなと思います。楽しく過ごしたいです」
渡邊「僕も楽しく過ごしたいです。2020年はいろんなことがあったけど、ありがたいことに仕事も充実していましたし、2021年も直ちゃんでスタートできるので、このまま楽しい日々が過ごせるといいなと。変化としてはロン毛というアイデンティティがなくなったので、自分らしさをどう出していくのかを考えて...自分という人間がどんな人なのかを突き詰めつつやっていければいいなと思っています」
――ありがとうございました! 対談の後編は、1月21日(木)夜9時30分に公開。2人の小学生時代に迫ります。どうぞお楽しみに!
【杉野遥亮 プロフィール】
1995年9月18日生まれ。千葉県出身。O型。Twitterでは約51万人のフォロワーを有し、映画「水上のフライト」(公開中)、ドラマ「ハケンの品格」(2020)「教場Ⅱ」(2021)など多数出演。2月19日(金)より、「ドラマ25」枠で、杉野が主演を務める「東京怪奇酒」がスタート予定。「杉野遥亮 2021年カレンダー」も予約発売中。
【渡邊圭祐 プロフィール】
1993年11月21日生まれ。宮城県出身。「仮面ライダージオウ」(2018、2019)でドラマ初出演し、「恋はつづくよどこまでも」(2020)、「MIU404」(2020)などに出演。3月12日(金)に公開される映画「ブレイブ -群青戦記-」にも出演する。
(取材・文/伏見香織)
そして、1月15日(金)深夜0時52分放送! ドラマ25「直ちゃんは小学三年生」第2話のあらすじは...。
ある日の放課後。直ちゃん(杉野遥亮)、てつちん(前原滉)、山ちょ(竹原ピストル)は秘密基地を作ることに。しかし、クラスメイトのタケモン(平埜生成)とジュンヤ(やついいちろう)に見つかり、3人は意気消沈する。すると、新しい靴を履いて大喜びのきんべ(渡邊圭祐)がやってくる。4人は靴の話題で盛り上がるが、てつちんがその靴を汚してしまい、きんべは大激怒。ある対決をして2人は決着をつけることに...。
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