激辛メニューをかき込む桐山照史を”あて”に白米を食べる中村嶺亜!?:ゲキカラドウ

公開: 更新: テレ東プラス

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飲料メーカーに勤める若きサラリーマンがお仕事と激辛に奮闘! ドラマホリック!「ゲキカラドウ」(テレビ東京ほかにて毎週水曜深夜0時12分放送)が、1月6日(水)スタート!

「『孤独のグルメ』が好きで、テレ東さんのご飯を食べるドラマにずっと出たかった!」と熱く語る桐山照史さん(ジャニーズWEST)の単独初主演ドラマで、後輩の中村嶺亜さん(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)も共演。

大阪本社から期待を胸に東京支社へ異動してきた主人公を待ち受けていたのは、激辛料理をこよなく愛する変わり者の同僚たちだった。主人公・猿川健太は「応援団長をしていた、まっすぐで不器用な男」と桐山さん。中村さんが演じる若手社員・篠宮亮介は、「イマドキの若者らしい軽いノリで猿川を振り回す」という役どころ。役だけでなく事務所の先輩後輩でもある2人に、撮影中のエピソードや、激辛話などをお聞きしました。

優しい"ゲキアマ"先輩と"あざとい"後輩!?

――桐山さんと中村さんは、これまで歌番組などで会う以外ほとんど接点がなかったそうですが、共演してみていかがでしたか?

桐山「中村くんは一見しっかり者な印象でしたけど、抜けてるところもあって、弟っぽい感じ。わからないところも『教えてくださいよ〜!』と言ってくるので、その潔さがいいなと思いました。お互いの共通点は、相手の懐に入るのが上手なところと、絵が好きなところ。中村くんが描いた絵を見せてもらったらあまりにもクオリティが高くて、俺が『絵好き』って言ったらあかんなと思うぐらいでした(笑)」

中村「いやいや、ありがとうございます。うれしいです。今、"相手の懐に入るのが上手"と言ってくださったんですけど、僕は本来、自分から先輩にからんでいけないタイプなんです。撮影が始まった頃、桐山くんからご飯に誘ってくれて僕がいきやすい環境を作ってくれて。もともと優しい方という印象があったので、共演すると聞いたときから安心していましたが、実際にご一緒するとイメージ以上の優しさで包んでくれました。食事シーンの撮影でも、僕がご飯をよそったりお肉を焼いたりするときに失敗するとフォローしてくださって。おかげで毎日楽しかったです」

――桐山さんはブログで中村さんのことを「天然なのか、あざといのか、どっちだろう」と書かれていましたが、どっちか分かりましたか?

桐山「あざといです(即答)」

中村「(笑)」

桐山「メイキングカメラが回ってるときだけ、かわいい噛み方とかするんですよ」

中村「違いますよ〜! たまたまなんです(笑)」

桐山「末恐ろしい。将来が楽しみです(笑)」

――今、あざとい男子が流行ってますもんね。

桐山「そのトップ行くんじゃないかと思ってます」

中村「まぁ、そういう星にいるんですよね」

桐山「ね、腹立つでしょ(笑)? 聞いたことないもん、そんな星」

――ちなみに、何星なんですか?

中村「"かわいい星"ですね♪」

桐山「リモート(取材)じゃなかったら、どつきたいわー(笑)」

――(笑)。撮影が進んでいく中で、新たに知った一面などはありましたか?

桐山「いい意味で不器用、かわいいぐらいの不器用さがあるなと思いました。完璧すぎる人って近寄りがたいじゃないですか。でも、中村くんぐらいの"抜けてる"感って親しみやすくていいなと思います。話も聞いてるようで聞いてなかったりするんですよ(笑)」

中村「聞いてますよ〜(笑)。ただ、忘れちゃうことがあるんです。僕が桐山くんについて意外だなと思ったのは、アウトドアなイメージが強いのに、料理とかも得意っていうところ。そこは最初の印象とギャップがありました」

――では役者としてのお互いはいかがでしょう? 現場ではお互いのお芝居にどんなことを感じましたか?

桐山「中村くんはすごくナチュラルでしたね。平田(満)さんとか前川(泰之)さん、泉(里香)さんとも、『キャラクターが本人といちばん合致してるのは中村くんだよね』と、よく話していました。亮介は、例えば僕が演じると、見る人にイラッとされちゃうんじゃないかっていうぐらい難しいおちゃらけた役。でも中村くんは、器用に、いい塩梅でかわいさを残しつつ演じてたなと思います」

中村「ありがとうございます。桐山くんは、明るいキャラクターをよくやってらっしゃるイメージがあったので、猿川みたいに周りに振り回される側を演じるのが新鮮で。最初はどうなるかと思ったんですけど、何をやっても受けてくれるので、こちらもすごく仕掛けていきやすかったです」

――桐山さんはドラマ経験豊富ですが、中村さんにアドバイスしたことなどはありますか?

桐山「経験豊富ってこともないですけど(笑)。ただ、『お芝居の経験が少ないです』と最初に言ってくれたので、僕が言える範囲でのアドバイスをしました。亮介には口癖があったので、『台本になくても、突っ込めるところでは突っ込んでみな』とか。僕が言ったのはそれぐらい。そこから自分でいっぱい考えて、(口癖を)入れられるところは入れられるようになって。その頃から、スタッフさんにも『亮介が覚醒した』と言われていました」

中村「ほかにもアドバイスいただきましたよ! 『段取りの段階から、臆せずやりたいことやってみて』って。最初に大きくやっておくと、そこから引いていくことは簡単だから、まずはチャレンジしてみなということを言っていただきました。僕、なかなかいけないタイプなんですけど、桐山くんからそう言っていただいて、やりやすくなりました」

桐山の狙っていた激辛のタレがなかったワケは?

――辛いものを食べるシーンなども大変だったのではないかと思いますが、何かハプニングはありましたか?

桐山「ドラマの中で、僕が最後にひとりでガーって食べるシーンがあるんです。隣にいる中村くんも肩あたりがちょっと映るので、『じっとしてていいから横に座っといて』と監督から言われてたんですけど、僕が食べるのを見ながら(中村が)白米食べてて。僕が食べるところを"あて"にしながら食べてるんですよ(笑)」

中村「つられちゃいましたね(笑)。あまりにも美味しそうに食べるので、僕も食べたいなと思って、気づいたらご飯を口に運んでました。あと印象的だったのが、わさびご飯を食べるシーン。唐辛子とか山椒系の辛いものはそれまで何度か出てきたんですけど、わさび系の辛さはそのときが初めてで。桐山くんは辛いものに強いので『これぐらいならいける』って一口目から多めに食べてたんですけど、すっごい涙が出てて(笑)」

桐山「あれはびっくりした(笑)。まったくセリフが出てこなかったもん」

中村「真っ白になってましたよね(笑)」

――そうやっていろいろな種類の辛いものを食べたことで、激辛との付き合い方は変わりましたか?

桐山「オフィスのセットに小道具として置いてあった調味料を、最終日にいただいて帰りました。家の調味料のラインナップに、さらに赤いものが増えましたね。一味、七味、島唐辛子とか」

中村「僕も撮影を通して辛いものにだいぶ強くなったので、小道具の中からプロデューサーさんオススメの激辛のタレをいただきました。家でも豆腐にかけたりして使ってます」

桐山「お前か、激辛のタレ持っていったの! 俺、なかったから自分で買ってんぞ!」

中村「あははは! クランクアップがちょっと早かったのでお先にもらっちゃいました」

桐山「こういうとこですよ(笑)! 中村くん、ホンマ辛いの強くなったな。最初のうちはちょっとの辛さでも『辛いです』って言うてた子が、クランクアップ前にはかなり食べられるようになって。お芝居の面ではもちろん、辛さに対しても成長したと思う。このドラマでいちばん成長の度合いがすごいのは中村くんですよ」

中村「うれしいです!」

桐山「ウソやけど」

中村「えっ(笑)!?」

――掛け合いを聞いていても、とても仲良さそうなおふたりですが、お芝居以外で一緒に何かするとしたら何をしたいですか?

桐山「特にないですねぇ」

中村「いやいやいや(笑)!」

桐山「ハッハッハ! でももうご飯は行ったもんね。少人数で距離を取りつつ。ご飯食べるドラマやのに終わってからもご飯連れてくっていう(笑)」

中村「食べるシーンの撮影の日でも行きましたもんね(笑)」

桐山「そうやなぁ......じゃあ今回はドラマやったけど、次はジャニーズの舞台、中村くんも出る『DREAM BOYS』とか、そういう作品でも共演してみたいかな」

中村「いいですね。僕は一緒にバンドもやってみたいです」

桐山「そうね。中村くんがジャニーズWESTの『証拠』が好きやってよく言うてくれてて。カラオケでもたくさん歌ってくれたんでしょ?」

中村「はい。納得いかなくて何度も歌い直したりしてました」

桐山「なので、ご縁があれば、7 MEN 侍とジャニーズWESTでコラボさせてもらうのも楽しいかもしれない」

中村「ぜひやらせていただきたいです!」

最後に、桐山さんは「このドラマで描かれる壁や苦労は老若男女問わず刺さると思う」、中村さんは「おいしい激辛料理がたくさん出てくるので、ドラマを見た次の日はぜひ皆さんも辛いものを食べてほしい!」と、それぞれ力を込めてアピール。

テンポ良くトークを引っ張るしっかり者の桐山さんと、翻弄されつつもちゃっかりした"弟"らしい愛嬌を覗かせる中村さん――2人の和気あいあいとした掛け合いに、とっても和まされた対談となりました。ドラマ上では、中村さんが桐山さんを振り回すという関係性になるそうで、そのギャップも楽しみ。体当たりで激辛に挑む姿も、もちろん見逃せません!

(取材・文/高瀬純)

1月6日(水)深夜0時12分から放送のドラマホリック!「ゲキカラドウ」第1話は?

飲料メーカー「ロンロン」の社員・猿川(桐山照史)は、⼤阪本社での実⼒を認められ東京⽀社・営業促進室に異動となる。だが、異動初日に老舗酒店に営業に行くも失敗。店主の葛城(相島一之)を怒らせてしまう...。その日の夜、室長の⾕岡(平田満)、大河内(泉里香)らによって猿川の歓迎会が開かれる。しかし、そこで出てきたものは、驚くほどの激辛料理...!圧倒される猿川に谷岡は"ゲキカラドウ"なるものを唱える...。

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