月収1800円？ 「悔しい思いや嫌な思いをいっぱいして、嫁と離婚話が出たことも...。申し訳ないし、喜ばせてあげたい！」川谷絵音やウイカに”いいね！”される芸人・歩子（ぽこ）って何者？

12月2日に放送した「バズって売れろ！ジャスティン・ビーバーにいいね！され隊」。第2のピコ太郎を生み出すため、チョコレートプラネット、野性爆弾くっきー！、2020年上半期No.1ブレイクYouTuber・パパラピーズをプロデューサーとして招集し、月収1800円芸人など、売れない芸人の動画をプロデュース！バズるおもしろ動画を作成し、スーパースターからのいいね！を目指します。ゲストに鈴木愛理と朝日奈央を迎え、MCを古坂大魔王が担当。今回「テレ東プラス」では、くっきー！プロデュースの動画を完全プレイバック！

独創的な発想が世界各国で評価されている、くっきー！。ニューヨークで開いた個展では、作品に1000万円以上の値がつくことも。さらに、浜崎あゆみのライブ映像を任されるなど、映像クリエイターとしても活躍中です。

そんなくっきー！がプロデュースするのは、後輩芸人・ハブサービス。今年で芸歴24年、タイツ芸を使ったピン芸人として活動するも、コアすぎる芸風ゆえ鳴かず飛ばず...。しかしくっきー！は、「ポテンシャルが高いんですよ。しっかり見始めたらみんな好きになると思う！」とハブの才能に惚れ込んでいる様子。様々なSNSでタイツ芸をアップしているハブですが、「昨日上げた動画は再生回数4回。そのうち2回は自分がチェックで見た」という言葉に、くっきー！も絶句。

くっきー！は「リズム系はバズりやすい」と分析。早速、ハブのタイツ芸とくっきー！のオリジナル楽曲を融合させ、リズムネタ動画を作ることに。さらにくっきー！は、この機会に改名をアドバイス。「地道に一歩ずつ進んでいくイメージがあるから、歩子(ぽこ)ちゃんはどう？」と新たな名前を提案します。「はい！本当に変えようと思っていたので...」とすんなり受け入れるハブサービス改め歩子に、くっきー！は、極上のエンターテイメントを作ることを約束。

現在、妻と2人暮らしの歩子ですが、芸人としての月収はわずか1800円。生活費を稼ぐため、イベントスタッフのアルバイトをして凌ぐ日々。「イベントの現場に行くとミキ（10年以上後輩）とかいますよ。そのイベントの設営を僕がやって...。そういう時は本当にもう、無の感情で...」と歩子。果たして、一発逆転のバズりを起こすことが出来るのでしょうか？

「まずはリズム作ろう！」自身のアトリエで楽曲制作に取り掛かるくっきー！。リズムやメロディー、効果音などを打ち込み、作曲すること3時間。楽曲が完成したので、今度はスタジオへVTRを撮りにいく。

「タイツ芸で歩子ちゃんのキャラクターを表現してみて」というくっきー！の要望に、独特な出立ちで登場した歩子。しかしくっきー！は「気持ちわるっ。着替えてこい！」とバッサリ(笑)。妥協を許さないくっきー！により、様々ないで立ちを試すこと32回。厳しい目で楽曲に合うビジュアルを選定します。

試行錯誤の末、歩子のビジュアルが決定！さらに歩子が、タイツを使って完全な三角形を表現したキャラクター「ミスター三角」を披露すると、くっきー！のクリエイター魂に火がつき、次々とアイディアが浮かびます。撮影は5時間にも及びましたが、「いい素材が撮れましたわ。ジャスティン・ビーバーもいいね！押すでしょう」と自信満々。完成した動画がこちら！ ※動画で楽しみたい方は「ネットもテレ東」へ！

早速動画をSNSにアップし、2週間でどれだけバズるか、有名人からいいね！がもらえるか、挑戦します。「めちゃめちゃ流行るか全然ダメかだと思います」と分析する歩子ですが、SNSのプロフィール写真をすべて変更し、くっきー！の提案で毎日動画をアップして拡散を狙うなど、気合十分。

すると、動画アップからわずか14分で再生回数900回を突破！「自分には革命的な数字ですよ！鳥肌立ってます」と興奮する歩子。さらに1時間後には5000回再生を記録し、4回しか再生されなかった過去が嘘のよう。

翌朝、SNSをチェックする歩子。タレントのファーストサマーウイカや野呂佳代が拡散し、なんと再生回数は一晩で5万回を突破していました。さらに、45万人のフォロワーを持つゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音や、BiSHのアイナ・ジ・エンドも歩子の動画をリツイート。名だたる大物アーティストの拡散力で、再生回数はあっという間に7万回超え！

しかし、ロケットスタートを切ったものの、2日目以降にアップした他の動画は全く伸びず。そこでタイツ姿で渋谷の街に立ち、自ら宣伝する歩子。「私、デジタル弱いですから...これしかないんですよ」と頑張りますが、そこには企画に賭ける熱い思いがありました。

「人生で1度は芸人としてバズる状態になってみたい。今まで悔しい思いをいっぱいしてて...。一般の人からしたら"お前もう自殺するんじゃないか？"っていうようなことが（自分の身に）起きてると思うんですよ。嫌な思いもしてるし、結果を出さなきゃいけないと思うし、嫁とも離婚するだのなんだのってなったし、本当に申し訳ないのはあるんですよ。喜ばせてあげたいですね」と、「ザ・ノンフィクション」ばりに語る歩子。