入院見舞いに100万円、花代に100万円! ビートたけしの付き人を務めたゾマホンが体験した”たけし伝説”:じっくり聞いタロウ

公開: 更新: テレ東プラス

売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。12月3日(木)の放送では、かつてビートたけしの付き人を務めたこともあるゾマホンが体験した"たけし伝説"を大暴露!

ゾマホンは西アフリカのベナン共和国で生まれ育ち、教育熱心な家庭の方針で国立大学に進学して中国語を習得。卒業後は中国の国立大学「北京語言語大学」に留学して修士課程を修めた。

1994年、29歳の時に自費留学生として日本へ。バイトをしながら上智大学に通い、当時は午前9時から昼12時まで日本語学校で勉強し、午後2時から6時まで工場に勤務、夜8時から9時まで中国語を日本人に教える塾講師、さらに夜10時から翌朝3時まで運送会社で働く......という極貧苦学生だった。

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そんな生活サイクルによる疲労のため、工場でのバイト中に眠気を催してしまい機械に巻き込まれて人差し指を切断する事故に。しかし、ゾマホンは「かわいそうと思われるけど、このおかげで私は助かった」という。事故による労災173万円で上智大の学費を払ったという。

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来日して4年経った頃、TBS系の討論バラエティ番組「ここがヘンだよ日本人」のスタッフに声を掛けられ、ギャラに釣られて二つ返事で出演。

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しかし、来日してから日本のテレビ番組をまともに見たことがなかったゾマホンは周りの居並ぶ有名人にも興味が沸かず本番の収録開始5分でまさかの寝落ち。番組MCの"世界のキタノ"ビートたけしに対しても「あんた誰?」と言い放つ。

スタジオの大爆笑をかっさらったゾマホンにたけしが「あの黒人面白いね」と興味を示し、番組レギュラーに。一躍大ブレイクを果たした。

2002年に番組は終了。無職になってしまったゾマホンにたけしの事務所から連絡が入り、困っていることを知ったたけしの誘いで付き人を務めるようになった。そしてゾマホンはさまざまな"たけし伝説"を目にすることに!

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2004年2月、たけしの食事の席に招待された時、ベナンから「母親が入院している」と国際電話が入る。それを聞いたたけしが「お母さん入院したの? じゃあお見舞いしなきゃ」と言って、その場で彼に100万円の見舞金を。さらに、母親が亡くなった時も花代として100万円を渡してくれたという。

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ゾマホンは「私にとって神様というのはビートたけしさんしかいない」と感謝の言葉を。

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ゾマホンは「ここヘン」放送中の1999年に「ゾマホンのほん」「ゾマホン、大いに泣く」を出版し、それが売れて手にした印税はおよそ3000万円。手にした大金は母国ベナンに小学校を建設するための費用に充てた。

2000年に「たけし小学校」、2003年に「たけし日本語学校」という無料で勉強できる学校を建設。さらに、約1000万円のフォードを3台プレゼントしてくれた所ジョージの名を冠した「所ジョージ小学校」も建設し、他にも恋愛バラエティ番組「ありのり」の協力で建設された「あいのり小学校」をはじめ、タレントや番組、日本企業の協力を得て日本語学校1校、小学校7校、井戸20ヵ所以上を建設した。

ゾマホンは現在YouTubeチャンネル「ゾマホンTV」を開設。母国ベナンと日本の架け橋となる動画をアップしている。この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!

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