11月28日(土)放送の「ゴッドタン」(毎週土曜深夜1時45分)は、12月29日(火)に特番「ゴッドタンSP芸人マジ歌選手権」の放送決定を受けて、次世代マジ歌シンガーを発掘する企画「マジ歌ルーキーオーディション」をオンエア。
大人気企画「芸人マジ歌選手権」誕生から13年。すっかり売れっ子になってしまったレギュラーメンバーたちを脅かすべく、厳しい審査を勝ち抜いた若手芸人たちが渾身のマジ歌を披露。前半戦となる今回は、ヒコロヒー、オッパショ石(広田ハヤト、蒲谷ユウキ)、サーヤ(ラランド)、ほしのディスコ(パーパー)の4組が登場した。
審査員は劇団ひとり、みうらうみ、御子柴かな、源藤アンリの4名が務め、ご時世的な配慮から牛乳を口に含みながらの審査は今回封印。
自分に憧れて芸人になった義弟が大ブレイク
若手芸人の中でもかなりヒップホップ好きだというオッパショ石は、挨拶代わりにラップを披露。蒲谷のヒューマンビートボックスに乗せ、広田がフリースタイルのラップで意気込みを。
本格的なラップにスタジオが沸き、マジ歌を代表するラッパー・大地洋輔(ダイノジ)を引き合いに出し、「大地くん、いらないね」と、おぎやはぎ。大地、ピンチ!?
本題のマジ歌は、今年6月に結婚した広田が、奥さんの弟についての衝撃の事実を歌った「気まずい」。
約5年前、「いつか売れる」と信じ、フリーで芸人を始めたオッパショ石。力をつけるため「新ネタ5本」を自ら課し、自主ライブを開催。今の奥さんと弟がずっとライブを見に来てくれていて、ある日、高校生だった弟が「僕も芸人になりたいです」と言ってきた。
芸人に憧れる弟に「背中見せてやる!」と、カッコよく誓った広田だったが......
「四千頭身売れすぎ! 家族の空気が気まずい! 石橋遼大売れすぎ! マジで売れすぎ、マジで早すぎ」と、自分に憧れて芸人になった義弟が超売れっ子になるという複雑な心境を歌いあげ、スタジオは爆笑と感嘆に包まれる。
芸人としても後輩で義弟でありながら「最近『石橋さん』と呼んじゃうんですよ」という広田。おぎやはぎらから「義弟をディスるラップ」をリクエストされ、受けて立つ広田だったが......
「絶対、結婚式には来て、石橋家で尊敬してる雰囲気を出してくれ」「牛丼おごるから、俺から来た電話に出て、今度一緒に遊んでくれよ」と気を遣ってしまい、劇団ひとりに「ヒップホップ魂、どこいっちゃったんだよ」と酷評された。
ほしのディスコ、抜群の歌唱力で相方への感謝を歌う
YouTubeの歌ってみた動画で歌唱力の高さが話題のほしのディスコ(パーパー)。
6年前にコンビを組んだ相方・あいなぷぅは、全くお笑いに興味がなく、ほしのが出場した今年の「R-1ぐらんぷり)」決勝もまだ見ていない。さらに、最近は婚活を始め、「結婚相手が見つかったら芸人辞めます」と言われているのだという。
そんなあいなぷぅに感謝の気持ちを込めたマジ歌「僕の幸せ」を抜群の歌唱力で歌い上げる。
「コンビを組んだ時は女として見てた すぐにバレてそこから気まずい」
「『生理的に嫌い』と普通に言われた」
「おつりをくれる時 クレーンゲームのように上から落とした」
......と、あいなぷぅに嫌われたエピソードを重ねつつ、6年間で"慣れ"から距離が縮まったことを喜び、
「こんな僕だけどパーパーを続けよう 君のためにネタを書き続ける」と思いを伝える。
そして最後は「マイドリーム いつかふたりきりでご飯行こう」とのささやかすぎる願いを。
圧巻の歌唱力に、「多分だけど、『Mステ』行けるぞ」と矢作も褒めちぎり、一同称賛の嵐! ところが番組の最後で残酷なお知らせが。番組側が、あいなぷぅに「ほしのへお手紙を書いてもらえないか」と依頼をしたものの......ほしのをガッカリさせた結末とは!?
その他、ヒコロヒーは、女芸人ばかりを出待ちするおじさんと、神対応で出待ちおじさんをつけ上がらせてしまったニッチェへのメッセージソング「出待ちのおじさんの歌」をギターで弾き語り。サーヤはヤリチンの悪い男性ディレクターについて、「中目で会食(エロ飲み会) スタイリスト本気(マジ)狙い」「最強の口説き文句(EXITと同じマンションという変な自慢)」など当て字をふんだんに使って暴露する「戯れ」で、共感と笑いを誘った。この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!
次回12月5日(土)深夜1時45分からの「ゴッドタン」は、「マジ歌ルーキーオーディション」の後半戦。スタジオに感動を呼び込む佐々木崇博(うるとらブギーズ)に加え、新作のハーモニカ、岩倉美里(蛙亭)がマジ歌を披露する。