激うまカレーが300円! ド深夜にオープンする怪しげな食堂...そこには涙が出るほど温かい店主の姿があった!

公開: 更新: テレ東プラス

11月27日(金)よる10時放送の「たけしのニッポンのミカタ!」は、ゲストに磯山さやかを迎えて、ビートたけし国分太一が気になる秘密を深掘りしていく。

「テレ東プラス」では、「東京スカイツリー近くで深夜にオープンする年中無休の昭和レトロな食堂」について、特別に先取りでご紹介する。

深夜1時20分、「ド深夜にオープンする怪しげな食堂があるらしい」との情報をもとに訪れたのは、東京スカイツリー近くの下町・墨田区。

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目的の食堂に到着すると、ほぼ同時にお店の明かりが点灯。店主らしき男性がのれんを掲げ、営業中の札をさげた。

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壁にはたくさんのメニューが貼られ、映画に登場するようなレトロな雰囲気が漂う。こちらのお店は、昭和23年創業の「食堂・キクヤ」。店内には、氷の冷蔵庫やガス炊飯器など、創業時からのものが未だに残っている。

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二代目となる79歳のご主人にお話を聞き、深夜の密着取材を開始。開店して間もなく2時にスーツ姿の男性が来店する。仕事終わりのタクシーの運転手さんだ。

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常連さんも初訪問のお客さんも、こぞって注文するのがカレー。

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牛、豚、鶏など6種類の具材と7種のスパイスを煮込んだこだわりのカレーのお値段は、なんと300円! これにはスタジオの3人も「えっ!?」と声を上げる。来店するのは「まだ飲み足りない」と深夜のハシゴ酒をする人や、近所のタクシー営業所に勤務している運転手さんなど、常連さんがほとんど。

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時には、店の固定電話にお客さん宛の着信があったり、飲み潰れて店内で熟睡してしまう人も...。寝袋や枕を常備しているが、マイ寝袋持参で睡眠をとる強者もいる。

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運転手さんたちのクリーニングを代理で引き取る、飲食店では考えられないサービスまで! お客さんの「衣(クリーニング)・食(カレー)・住(就寝スペース)」のすべてをカバーしているのだ。20年間通い続ける常連さんは、「どこのお店にもない雰囲気」と語る。

ご主人が初代の父親から店を引き継いだのは61年前。当時は奥様と朝5時から夜9時まで営業していた。しかし27年前に奥様が他界した後、徐々に深夜営業スタイルに移行。「動けなくなったらおしまい」と語るご主人は、夜1時半から昼12時までお店を営業している。

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10時間半にわたる深夜営業を終えた後は買い出しに...。そしてお店に戻り、今度はカレーの仕込みを始める。さらに驚くべきことは、仕込みの後、昼2時から夕方5時まで3時間ほど昼の営業をこなす。ご主人が床につくのは夜8時。約3時間の睡眠を経て、深夜1時半には翌日の営業を開始するという。

お客さんが自由気ままに楽しめる、下町のたまり場「キクヤ」。まるで昭和にタイムスリップしたようなこの店を、ご主人はたった一人で27年間、年中無休で営んでいる。

たけし、太一、磯山は、リモートでご主人を直撃。常連さんとの関係性など、気になる疑問について深堀していく。

番組ではこのほか、

●マニア厳選! 今食べるべきチャーハンって?
●合羽橋で大ヒット! 究極のピーラーはこうしてできた...キッチン用品店6代目店主が明かす開発秘話

をお届けします。今晩10時放送「たけしのニッポンのミカタ!」を、どうぞお楽しみに!

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