第2弾はコロナ禍の世界遺産へ...! 「ギャラクシー賞」を受賞した番組プロデューサーが語る、MC・有吉弘行の魅力:有吉の世界同時中継

公開: 更新: テレ東プラス

2020年8月に放送され、「ギャラクシー賞」テレビ部門月間賞を受賞! 有吉弘行がMCを務める特番『有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~』第2弾を、11月19日(木)よる7時58分より放送!

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日本のことも良く知っている現地の名物コーディネーターが、世界のリアルな今を中継リポート! スタジオにいる有吉とコーディネーターを中継で繋ぎ、現地にいるからこそ知っているホットな情報をおくるリモート海外ロケ番組だ。

冬が近づくにつれ、再び猛威を振るい始めた新型コロナ。その影響は有名な世界遺産の街にも! サグラダ・ファミリアは工事ストップで大混乱、水の都・ヴェネツィアは観光客激減で運河の水がキレイに!? アフリカの野生動物は密猟の危険に脅える日々...そして、以前より白く輝くインドのタージ・マハルの秘密とは!? 待ちに待った第2弾は世界5カ国に的を絞り、コーディネーターたちが世界遺産へ。臨場感あふれる"世界の今"をリポートする。

そこで「テレ東プラス」では、番組を担当する岩下裕一郎プロデューサーをリモート取材。番組の見どころはもちろん、MC・有吉の魅力を思う存分語ってもらった。

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有吉さんの進行や采配は、リモートでもスゴかった!

――8月に放送した第1弾はギャラクシー賞を受賞されたそうですね。おめでとうございます!

「"チャレンジした、勇気がある"と評価していただいて、実際に勇気を持って作った番組なので、その部分を評価していただけたのは嬉しかったです」

――第1弾の放送終了後、手応えは感じましたか?

「手応えはありました。有吉さんにも『面白かった! たいした事件も起きないし、情報もないのがかえって面白い(笑)』と言っていただけたことが特に印象的でした」

――ギャラクシー賞受賞に関して、有吉さんからは何か言葉はありましたか?

「第2弾の収録が始まる際に受賞したことを報告すると、むちゃくちゃ笑顔で『良かったね』と言っていただいて...あれはとてもキュンとしましたね(笑)」

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――ステキですね! 視聴者として番組を観ていても「有吉さんの笑顔ってズルいな〜(笑)」と思うことがよくあります。ギャラクシー賞受賞はもちろんですが、視聴者からの反響が大きかったからこそ第2弾に繋がりました。改めて伺いますが、番組はどのような経緯で生まれたのでしょう。

「企画会議で"Zoomアプリを使って何か番組ができないか"という話になり、特番でやるなら、どうしても有吉さんで企画ものをやりたいと思いました」

――岩下さんは『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(毎週日曜よる10時)もご担当されています。真っ先に「有吉さんで!」と思った理由は?

「『有吉ぃぃ』もコロナ禍の影響でリモート収録をやり始めたんですけど、リモート画面を通しての有吉さんの進行や采配がすごいんですよ。それと、5月に放送した『有吉ぃぃ』で、15人がZoomを使って集まり『みんなのゴルフ』をプレイした回があったんです。

これまでテレビ東京は予算がなくて(笑)、海外との同時中継はまったく手が出せなかったんですけど、『みんゴル』をやった際、"ネットさえ繋がれば世界と繋がって面白いことができるんじゃないか? Zoomを使えばできるな"と思いました。そこで"世界各国と同じ時間に中継をつないだらどうなるんだろう"と...。コロナの影響でめちゃくちゃ空いている観光地の画が撮れたりしたら面白いなと思いました。この状況を逆手にとった企画が生まれました」

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dojichukei_20201118_04.jpg▲粗品(霜降り明星)、IKKO、みちょぱ(池田美優)は前回も登場! 第2弾は市川猿之助も降臨!

――第1弾は13カ国同時中継という今までにないリモート番組になりました。ただ、放送直後すぐ3カ国の回線が繋がらなくなったり、火事が起きて中継ができなくなったりした上、終盤に向けてどんどん回線が繋がらなくなったり...リモートならではのトラブルが満載でしたよね。そんなハプニングも面白かったですし、有吉さんのさばき方も素晴らしかったなと。

「実は予算がなかったので、ぶっつけ本番、出演者の方がスタジオに入って来る1時間前にやっと『回線繋がった!』という感じでした。ただ、そういうこともあるだろうとは考えていましたし、おっしゃるとおり、"突然回線が落ちたりするのも楽しいかな"と思っていた部分はあります」

――コーディネーターの皆さんも、個性的で面白い方が多いですよね。

「有吉さんが好きになってくれそうな方を揃えました。真面目で天然な方。あと、大前提としてイイ人(笑)」

――日本語が話せる方ばかりでしたが、オーディションなどはあったのでしょうか?

「第1弾は3、4週間で製作したので、そんな時間はまったくなかったです。以前『ありえへん∞世界』の"99%行かないかもしれない世界の秘境"というコーナーを3年ほど担当していたので、その時に出会った方に連絡をしたり、海外に強い番組スタッフに紹介してもらいました」

――有吉さんに「日本人女性と結婚したい!」と相談してイジられていたクウェートのワハブさんは、今回も登場します!

「彼が話す日本語はアニメや漫画を通して覚えたものなので、話しているだけで面白いですよね。ただ、クウェートには世界遺産がないので、今回は彼が世界遺産だと思う場所を取材してもらいました」

――第2弾は「13カ国」から「5カ国」になりました。

「前回は『繋がった! すごいでしょ?』というのを踏まえての番組でしたが、今回は回線が繋がるのは当たり前。設備もきちんと整えて、本来の目的だった『世界を見せる』に重点を置いています」

――サグラダ・ファミリア(スペイン)やヴェネツィア(イタリア)など、世界遺産5カ所からの中継に気合いを感じます。

「前回は外にリポートに出たのは、途中で回線が落ちてしまったエジプトのピラミッドとガーナだけだったんです。ほかのコーディネーターの皆さんは、ほぼ机に座ったまま話す状態だったのでもったいなかったなと。観光客がいないピラミッドの中継映像を見た視聴者の方から、"旅行している気分になった"と反響をいただいたこともあり、今回は、"世界の今を見て欲しい"という思いを込めて外中継にしました」

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――その他、第2弾で岩下さんが注目して欲しいシーンはありますか?

「今回インドと中継で繋ぐことができたのですが、有吉さんが『ヒッチハイクをされていた頃を思い出す。懐かしいな~。行きたいな』と、当時の青春を投影しながら画面を見ていらっしゃったのが印象的でした。すごくいい表情をしていると思いますので、有吉ファンの皆さんは必見です!」

――海外旅行をすることも難しい状況ですし、"海外のリアルな今"を知ることができる番組はとても貴重だと思います。シリーズ化を期待しますが、岩下さんはどんな構想をお持ちですか?

「やっぱりレギュラーしたいですね。大統領選真っ只中のアメリカから中継したらすごかっただろうなとも思いましたし、無限の可能性を秘めている番組だと思います。番組を通して、明るく楽しい世界の情報を届けたいですね」

――岩下プロデューサー、どうもありがとうございました!

『有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~』は、11月19日(木)よる7時58分より放送!
番組を観たら、海外旅行が満喫できるかも!? 世界を舞台にした一味違う有吉ワールドをどうぞお楽しみに!

(取材・文/船桂子)

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