「男女兼用トイレから女子が出てくると興奮します(笑)」さらば青春の光・森田が「フルーツ宅配便」著者・鈴木良雄の知られざる性癖に迫る! 『ザ・ゲリラ』コミック化記念・緊急対談<Vol.2>

公開: 更新: テレ東プラス

退屈な日常にスリルと彩りを与える風俗店、その名も...『ザ・ゲリラ』。訪れた客が料金を支払うとGPSが渡され、ごくごく普通の日常を過ごしていると、思わぬところで"嬢"が現れ、風俗サービスが行われる...。

テレビ東京「今日からやる会議」(毎週土曜深夜2時10分放送)発、「電子書籍で一攫千金プロジェクト」の企画プロットから生まれた妄想風俗小説『ザ・ゲリラ』(コルクスタジオ)さらば青春の光森田哲矢東ブクロ)、カミナリ竹内まなぶ石田たくみ)が、あふれ出す自分たちの性癖を盛り込んだ同作を、DMM電子書籍でコミック化!

kyoyaru_20201113_01.jpg▲「ザ・ゲリラ」第1話「新しい店」(原作:森田哲矢)より

これを記念して、さらば青春の光・森田たっての希望が叶い、『フルーツ宅配便』(2019年にテレビ東京でドラマ化)著者・鈴木良雄先生との緊急対談が実現。「テレ東プラス」では全3回に渡って、対談の模様をレポートする。DMM電子書籍「ザ・ゲリラ」特設ページはこちら
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「風俗転職フェア」で思いついたのが『ザ・ゲリラ』でした(森田)

――鈴木先生の『フルーツ宅配便』は、去年テレビ東京でドラマ化されました。主演の濱田岳さんを始め、出演者もとても豪華でしたよね。風俗漫画を描いている鈴木先生から『ザ・ゲリラ』の原作を手掛ける森田さんに、何かアドバイスはありますか?

鈴木「それが~あんまりないんです」
森田「アハハハハ」
鈴木「ただ、僕は自由に描かせてもらっているので、森田さんも自由に原作を書いたほうがいいんじゃないかなと。むしろやってはいけないことを決めないほうがいいと思います」
森田「そこは敏腕編集者の佐渡島(庸平)さん(コルク)に付いていただいているので、柔軟な考えで出来ているのかなと思います」

――逆に森田さんから鈴木先生に聞いておきたいことは?

森田「『フルーツ宅配便』って、"なんでこんな終わり方にしたの?"という回があるじゃないですか。めちゃめちゃ哀しい終わり方をするときとか...。あれはなぜなんですか?」
鈴木「もともとハッピーエンドにするのはやめようと思っていたんです。あと、自分で面白いと思って描いていると、なぜかそういう終わり方になってしまうんですよね。でも友だちから"重すぎると読みたくなくなるよ"と言われたことがあります(笑)。ちなみに、『ザ・ゲリラ』のコインランドリーの話を作るのに、森田さんはどのぐらいかかったんですか?」
森田「これは早かったですね。というか、実は『秋の風俗転職フェア』というイベントがあって、30分間、風俗についてトークする営業が入ったんです。そのとき"森田さんがやりたい風俗はありますか?"と聞かれてこのアイデアを出したんですよ」
鈴木「その場で考えたんですか?」
森田「イベントが始まる前の打ち合わせで、やりたい風俗について聞くので...と言われたので、"じゃあちょっと考えておきますね"と。そこで考えた風俗の設定が、『ザ・ゲリラ』でした」
鈴木「前々から考えていたのではなく?」
森田「その場で考えたアイデアでしたね。イベントが終わった後、風俗界の偉い人たちがすごく褒めてくださって、"出来ることならうちでやりたい!"と言ってくださったのが嬉しかったです」
鈴木「たしかに、あってほしい風俗スタイルですからね」
森田「ただいろいろな制限があるらしいんですよ。"どの地区が許してくれるんですか?"って話です」
鈴木「なるほど~。もしかしたら地方の田舎へ行けば出来るかもしれないですけどね(笑)」
森田「たしかに!」

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もしも裸の漫画を描いていたとしたら...ムラムラする瞬間はあるかもしれない(鈴木)

――『ザ・ゲリラ』では、さらば青春の光、カミナリの4人が自分の性癖を露わにしています。こんなことを伺っていいのかわかりませんが(笑)、ズバリ、鈴木先生の性癖は...?

鈴木「僕、残念ながら誇れるような性癖がないんですよ」
森田「プレーンなんですか?」
鈴木「そうなんです。あまり余計なことをしてほしくなくて...(笑)」
森田「そういうことか~。ノーマルが一番興奮するんですね」
鈴木「はい。ただ、僕が取材した中で"面白い!"と思ったエピソードならありますよ。くしゃみが頻繁に出てしまう男性がいて、その人は1人のときに思いきりくしゃみをすることに快感を覚えていたらしいんです。それと同時に"誰かに思いきりくしゃみをかけたい..."そんな欲望があったようで」
森田「アハハハハ」
鈴木「何人かの風俗嬢に"くしゃみをかけさせてくれ"とお願いしたみたいなんですが、だいたい断られるそうなんですよ」
森田「特殊な顔射をしたいってことですからね(笑)」
鈴木「あるデリヘル嬢を呼んだとき、"1万円でどうかな?"と聞いたら"いいですよ"と応えてくれたらしく、いざプレイが始まるとなかなかくしゃみが出ない(笑)。こよりを使っても出なくて、ことが終わって女の子が部屋を出た瞬間、ようやく出そうになったので、彼女を振り向かせて"はぁ~くしょ~ん!"とやったらしいんです。女の子は"部屋を出てからかよ!"と怒ったらしいけど、1万円をもらってつばだらけの顔で帰っていったという話を聞きました(笑)」
森田「その風俗嬢はプロ中のプロですね」
鈴木「期待に応えたいところなんですけど、僕にはそういう特殊な性癖はなくて...」
森田「日常生活でムラムラすることはないんですか? 僕なんか居酒屋の男女兼用トイレで待っていたときに女の子が出てきたりすると、それだけで興奮するんですけど」
鈴木「あぁぁ~それはあるかもしれないです!」
森田「漫画を描いていてムラムラする瞬間は?」
鈴木「もしも僕が裸の漫画を描いていたとしたら、あるかもしれないですね。裸の漫画を描く人は勃起しながら描くと聞いたことがありますので(笑)」

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――『フルーツ宅配便』の後、新しい漫画を描く予定はあるのでしょうか。

鈴木「まだ深く考えてないんですけど、次にやろうかなと思っている作品はあります」
森田「あるんや、なんとなくの構想が」
鈴木「そうですね。大雑把な感じですけど」
森田「それも日常的なストーリーなんですか?」
鈴木「日常とちょっと離れようかなって...。まだはっきりしてないんですけど」
森田「今度は冒険するんですね!」
鈴木「『鬼滅の刃』的な作品を描いちゃおうかなと」
森田「え~~~!?」
鈴木「嘘ですけどね。僕には描けませんから」
森田「めっちゃ色気出てますやん(笑)。こんなこと僕が言うのもアレですけど、先生は、ちゃんと地に足を付けた漫画を描いたほうがいいと思います。とはいえ、やっぱり『鬼滅の刃』のような作品に憧れるんですか?」
鈴木「むちゃくちゃ憧れますよ! マネできるものならいつかマネして描いてみたいです(笑)」

――対談最終回は11月20日(金)よる9時30分公開! どうぞお楽しみに!

※対談の動画は、11月20日(金)に、DMM電子書籍「ザ・ゲリラ」特設ページで公開予定です!

【鈴木良雄 プロフィール】
漫画家。『フルーツ宅配便』は、『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて、2015年24号から連載中。2016年7月に『フルーツ宅配便』1巻が出版される。テレビドラマ化され、2019年1月から3月まで、テレビ東京の『ドラマ24』枠にて放送された。最新刊第12集も大好評発売中!!
※『フルーツ宅配便』のご購読はこちら

【さらば青春の光・森田哲矢 プロフィール】
1981年8月23日生まれ。大阪府出身。B型。2008年、東ブクロとさらば青春の光を結成。『キングオブコント2012』では、決勝初進出で準優勝を獲得した。2013年、フリーに。「有吉の壁」に準レギュラーとして出演するほか、「今日からやる会議」(テレビ東京)、「会心の1ゲー」などレギュラー出演多数。

(取材・文/今泉)

【そもそも『ザ・ゲリラ』とは...】
地球すべてがラブホテル! コインランドリーで、接待ゴルフで、キッチンで、果てはおばあちゃんの入学祝いで? 場所も時間も選ばない新型風俗店「ザ・ゲリラ」を舞台に、4人の芸人(さらば青春の光、カミナリ)が己の性癖をあますところなく詰め込んだ「性癖小説」が待望の電子書籍化!

テレビ東京「今日からやる会議」(毎週土曜深夜2時10分放送)発、「電子書籍で一攫千金プロジェクト」の企画プロットがついに本邦初公開。鬼才・猫田まんじまるの過激な挿絵も妄想を掻き立てる!

※気になる「ザ・ゲリラ」のシステムとは?
Step1:受付で事前に料金を支払い、GPSを受け取る。
Step2:その後一旦帰宅し、普段通りの毎日を過ごす。
Step3:ある日、街中で急に知らない女性にイカされる。

【さらに、DMM電子書籍で待望のコミック連載スタート!】
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第1話「新しいお店」(原作:さらば青春の光・森田哲矢 #1を無料公開中!)
第2話「接待ゴルフ」(原作:さらば青春の光・東ブクロ)
第3話「キッチンコウちゃん」(原作:カミナリ・石田たくみ)
第4話「東京大学」(原作:カミナリ・竹内まなぶ)

第1話#1を無料でご覧になりたい方は、DMM電子書籍「ザ・ゲリラ」特設ページへGO!

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