新聞配達で苦節12年...信念と努力で”憧れの戸建て”を購入！ 「すごく寂しいと思って...絶対に家が欲しかった」：家、ついて行ってイイですか？（明け方）

11月9日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか？(明け方)」（毎週月曜深夜）では、静岡県浜松市のテーマパークで出会った谷垣たいきさんファミリーが暮らす家について行きました。

取材が決まると「え！ついてきてくれるの！」「いぇーい！」と大はしゃぎで迎えてくれたのが、谷垣さんの息子・まことくん、ひろとくん兄弟。

たいきさんと妻・あゆみさんは小中学校の同級生で、当時住んでいたアパートが隣同士だったそう。今年から同じ工場で働いており、「職場も一緒」と超仲良し夫婦です。現在は工場でマスクを作っているたいきさんですが、18～30歳まで「正社員として新聞配達をしていた」そう。その理由も後ほど明らかになります。

お家に到着すると「どうぞお入りください」「お母さんとお父さん同じだよ、靴」などと、お家の説明をしてくれるまことくん。谷垣夫妻は趣味が一緒で、お出かけの時はお揃いの靴を履くそう。

土地と建物で3400万円、月々10万円のローンを返済中。「文句の付けどころがないぐらい"コレだ！"と思った」というほど、谷垣夫妻の理想に近い家。20帖の広いリビングに、真っ赤なソファが映えます。「白いリビングテーブルに赤いソファ」があゆみさんの理想だったそう。

たいきさんは「絶対に一戸建てに住みたかった」とのことで、まず狭い家に住み「家を出ざるを得ない状況にした」そう。

家族に「ママが作るご飯は1回もまずくない」「料理がうまい」と絶賛され、ちょっと照れるあゆみさん。

「まこにも質問してほしいよ～」ということで、まことくんにインタビューすることに。宿題をやる場所や遊ぶ場所について一生懸命説明してくれます。そんなまことくんの横で、ひろとくんが折り紙を作り始めました。実はこの折り紙はスタッフへのプレゼント。ステキなブレスレットをいただきました。ありがとうございます！

2人の馴れ初めも伺います。家が隣で仲良しでしたが、お互いに恋愛対象ではなかったというたいきさんとあゆみさん。しかし、たいきさんが就職で地元を離れて浜松に行くことになり、「離れてお互いの大切さに気付いた」といいます。あゆみさんが浜松へ遊びに来た日から交際を始め、結婚に至ったそう。

寝室には子どもたちからもらったお手紙や絵が飾られていて、たいきさんの子煩悩さが伝わってきます。

ここで、たいきさんが戸建てにこだわる理由を伺いました。「実家が家を買えなかったんです。同級生の友達の家に遊びに行くと当たり前のように戸建てで、"あーいいなー戸建て"って...。ずっとアパート暮らしだったから、自分の部屋がなかった」と語り、子どもの頃からアパート暮らしに引け目を感じていたというたいきさん。家を建てたかったお母さんとどっちでもよかったお父さんは、そんな価値観の違いからうまくいかなくなり離婚してしまったそう。たいきさんは「すごく寂しいと思って、絶対に家が欲しかった」と告白してくれました。

「本当は新聞配達もつらかった。でも、勤続年数2～3年じゃローンを組めないので、どんなことがあっても辞めなかった。18歳から始めたので、友達ともあまり交流が持てず、若い青春の時期を潰した...でもそれが、今実を結んでいると思えばなんてことはない」と熱く語るたいきさん。この家が、たいきさんの執念と信念と努力の結晶であることを教えてくれました。

まことくんに家の中で一番好きな場所を聞くと、「やっぱりリビングかな。みんな揃うからね。リビングが好きだな♪」とステキな答えが返ってきました。