親が英語を話せないと入学できない? 気になる学費は? 「アオバジャパン・インターナショナルスクール」にカメラが潜入!

公開: 更新: テレ東プラス

歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜よる9時放送)。MCに登坂淳一角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

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今回は、知ってるようで知らない「インターナショナルスクール」の秘密に迫る特別編。インターナショナルスクールに対する様々な疑問を解消するため、登坂と角谷アナがスタジオを飛び出し、東京・練馬区にある「アオバジャパン・インターナショナルスクール」を訪問する。

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「ずっとロケに出たいと言っていたので、実際に私たちが訪ねて聞いてみたいと思います!」と登坂。今回お邪魔した「アオバジャパン・インターナショナルスクール」は、1976年に設立。幼稚園から高校まで、約580人が通っている。都内各所を10台のスクールバスが巡り、児童と生徒たちの通学をサポート。授業も日常会話も、全て英語で行われている。外国人の子どもが通うイメージのあるインターナショナルスクールだが、「アオバジャパン」は5割が日本人。インターナショナルスクールに関する様々な疑問に、校内を見学しながら答えてもらう。

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学校を案内してくれるのは、マーケティング課の木村愛さん。

Q:授業は幼稚園から英語ですか?
A:日本語の授業以外は教室に入ると英語だけです(木村さん 以下同)。

Q:インターナショナルスクールには誰でも入れますか?
A:国籍の限定はないです。国籍よりも家族の考え方と学校の方針が合ってるかどうかが大切だと思います。

Q:親も英語が話せないと入学できませんか?
A:話せなくても大丈夫ですが、子どもと一緒に学ぶ姿勢を見せることが大切です。学校からのご案内は和訳文のついたものをお送りすることが多いですが、クラスごとの案内に和訳は入りません。それを読んで返事をする英語力、もしくは学ぶ覚悟が必要です。

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中学生の教室では、日本語を母国語としない生徒に日本語の授業が行われていた。注目すべきは、1人1台ノートパソコンを使用していること。「アオバジャパン」では、6年前からコンピューターを使った授業を導入し、課題の提出や連絡事項に至るまで全てオンライン。やり取りは全て英語で行われる。小学1年生からタブレットを使い、4年生からはノートパソコンを持参。インターネットやテクノロジーに慣れ、親しませる狙いがあり、学校に教科書は一冊もないという。

日本で最初のインターナショナルスクールは、1872年に横浜に設立された「サンモール・インターナショナルスクール」。当時インターナショナルスクールは外国人宣教師による外国人子弟向けの学校だった。現在各種学校として認可されている国内のインターナショナルスクールは74校。その数は近年増加傾向にある。おおたは「日本人の家族が海外で駐在することになった際、どの国に行っても通用する教育を子どもが受けられるように...と設立されたのが、インターナショナルスクール」と解説する。

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「アオバジャパン」が目指している教育について、フラダーレ・ポール校長先生に話を伺った。

Q:「アオバジャパン」では、どのような教育理念・信念をもって子どもたちを育てようとしていますか?
A:教師が全てを管理するのではなく、生徒自身が自己管理をするべき。教師は学習の手助けをするだけです。先生というよりは、"コーチ"という感じですね。

Q:どういう人材を育てていきたいですか?
A:私たちが目指しているのは、生徒の自立性を育てること。「人々が社会をどう構築しているのか」生徒たちが理解することが大切です。当校の子どもたちが世界中どこでも快適に過ごせることが重要で、ここで学ぶ全員が海外旅行や海外生活を送る際、日本独自の問題解決の方法を広める大使になることを願っています。

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Q:大学には進学できますか?
A:国内外どこの大学にも進学できます。インターナショナルスクールから大学へ進学するには、"国際バカロレア資格"という大学入学資格が必要です。日本では39校のインターナショナルスクールが認定されており、「アオバジャパン」でもその資格が取得できます。

Q:授業料は年間どのくらいかかりますか?
A:公立の学校より高額です。年間で約250万円程度かかります。

インターナショナルスクールにわが子を通わせている親は、「これからの時代、コミュニケーションがとれる活きた英語を身につけて、豊かな人生を送ってほしい」「詰め込み式で主体性がない日本の教育にあまり意味を感じない。グローバルな視野を持って欲しい」と学校の魅力を語る。

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そんな親の思いは子どもたちに届いているのだろうか。授業を終えたばかりの小学生と中学生の2人に話を聞かせてもらった。小学6年生の中野暖彩さんは「アオバの授業を通して地球温暖化の深刻さを知った。将来は環境に優しい世の中を作っていきたい」としっかりした口調で語り、中学2年生の永島碧海くんは「世界を駆け巡るドクターになって、世界をプラスの方向に変えたいです」と未来への夢を語る。

インターナショナルスクールに初潜入した登坂は、「学ぶ場所って本当にいろんなところがあるんだなと。言語やバックグラウンドが違う子たちが集まって、子どもの時からその多様性に触れると視野が広がる。その中から自分の意見が生まれていく気がする」と感想を語った。

番組では他にも、インド式のインターナショナルスクール、創意工夫のアイデア授業、ワンポイント英会話など、盛りだくさんでお届けする。

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明日よる9時放送! 「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)は、創立からわずか30年で東大合格はもちろん、海外の名門大にも多数合格「渋幕の奇跡」と言われる「渋谷教育学園幕張中学校・高等学校」躍進の秘密に迫る。

渋幕の教育目標はというと「自調自考」。自ら調べ自ら考える、という意味。この目標を掲げ、創立30年で東大合格者数トップ10入りを見事に果たした。

一方校風はというと、自由で校則もなく、チャイムもない。まさに信頼の証「渋幕的自由」だ。そして渋幕といえば、何といっても田村校長。教育界の「生きるレジェンド」とも言われ、6年間の必修授業として「校長講話」があるほど。次世代リーダー養成プログラムがあるほか、実際の裁判資料をもとに生徒たちが模擬裁判に挑む授業も。

明日よる9時放送「THE名門校 日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお楽しみに!

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