謎解きドラマ撮影で頭使いすぎて...『歴史迷宮からの脱出』出演の俳優・飯島寛騎の素顔

現在放送中のドラマ『歴史迷宮からの脱出～リアル脱出ゲーム×テレビ東京～』(毎週金曜深夜0時52分～)は、未来において改竄された歴史を修正するため過去に遡り、必要な暗号(=謎)を主人公が制限時間内に解き明かす新感覚ドラマ。

単体のドラマとして楽しめるだけでなくニュースアプリ「SmartNews」と連携し、アプリ内にて視聴者がリアルタイムで解答を入力し出演者とともに全国の参加者と解答順位を競い合う視聴者参加型の作品となっていることも話題だ。

このドラマで主人公の谷田純（福本莉子）の相棒・江畑伶人役を演じているのが俳優の飯島寛騎だ。『仮面ライダーエグゼイド』で主人公を演じたことでも知られる飯島だが、今作で演じる江畑は頭脳明晰ながらも奥手で、ちょっとむっつりな部分もあるメガネ男子。根明な純に振り回される男子高校生を見事に演じている。

テレ東プラスでは飯島をインタビュー。謎解きドラマならではの難しさや撮影の裏話、さらにサウナへの熱い思いも聞いた。

謎解きが実は苦手で...

──『歴史迷宮からの脱出』は謎解きがテーマですが、飯島さん自身は謎解きは得意な方ですか。

全然です（笑）。むしろ苦手かもしれない。台本の表紙には問題が書いてあるんですが、台本のセリフと照らし合わせて何回か読んでやっとわかった問題もありますし、答えを見てもわからないものもありました。（共演の福本）莉子ちゃんも「全然わからない」と言ってました（笑）。

──ドラマの撮影で特に苦労されたのはどのあたりですか。

謎解きですね。今回は視聴者も謎解きに参加できるドラマなので、ちゃんと言葉を伝えないと見ている方がわからない。自分で頭を使いながら、かつ視聴者はどう見たら伝わるかなと監督と相談しながらやらせてもらいました。

ドラマの第3話が特に大変でした。セリフが謎解きのキーになる回なので、変にアドリブを入れるとダメとなっちゃう。しかも3話は僕が演じる江畑がどんどんと謎を解かなければいけなかったので、最初に台本を見た時に「まじかよ」と心が折れかけました。実際撮影の日は頑張りすぎてニキビできちゃいました（笑）。

──ドラマの共演者の印象はどうですか。

要潤さんも福本莉子さんもすごくやりやすかったです。僕がああしたい、こうしたいと言ったら快くやってくださるし、要さんはアドリブをいろいろやってくれるので僕個人としてはすごく楽しかった。また要さんも僕が『仮面ライダーエグゼイド』をやっていたことを知ってくださっていて。要さんも『仮面ライダーアギト』に出演された経験があるので、お互いあそこが大変だよねという"ライダーあるある"を話していました。

──演じた江畑はこれまでにない役柄かと思うのですが、実際の飯島さんとの共通点はありますか。

僕も江畑も目が悪いので、眼鏡キャラは共通です。目が悪いのでどういう芝居をすればいいのかわかるんですよ。ただ目を細めるだけじゃなく、顔を上げる角度とか。後半にもちょこちょこ入れています。

──以前インタビューで「どんな役でも演じる上ではそのかっこよさを伝えたい」と話していました。飯島さんが考える江畑のかっこよさってどこでしょう。

江畑はとにかく振り回されるポジション。台本を最初に読んだ時に視聴者のようだなと感じたので、思い切り振り回されようと考えていました。

主人公の純は感性、直感で動けるタイプ。一方で僕の演じる役は直感じゃなく論理的に考え、お互い補完し合う。知的な部分で純、フジタの頼りになっているところが江畑のかっこよさだと思います。頼りない面もあるけれど、2人がわからない面を理解している。そういう面でのカッコよさを意識してました。

──ツイッターでは#2の江畑について「エッチな描写は江畑の偏差値をフルで扱ったものです。若いって素晴らしいものです」とつぶやいていました。

江畑は童貞だということでキャラを作りました。男子高校生ですから当然エッチなものにも興味はある。女性に免疫がない、かわいい一面を出せたらと。それこそ純と一緒にいるので距離が近くなると意識しちゃう。中身が中学生くらいなんですよ。勉強ばかりやっていてそっちの経験がないけど興味はある。けっこうこれは演じる上で肝になりました。淡々とやってもつまらないキャラになっちゃうので、周りに振り回されるキャラだけど、自分の世界観も大事だというのでやらせてもらいました。

最近新しいギターを買いました！

──先日、撮影現場にうかがったときに休憩中にギターの話をされてましたね。