もともとはキアヌ・リーブスを意識? 『歴史迷宮からの脱出』で未来人を再び演じた要潤をインタビュー

公開: 更新: テレ東プラス

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現在放送中のドラマ『歴史迷宮からの脱出~リアル脱出ゲーム×テレビ東京~』(毎週金曜深夜0時52分~)は、未来において改竄された歴史を修正するため過去に遡り、必要な暗号(=謎)を主人公が制限時間内に解き明かす新感覚ドラマ。

単体のドラマとして楽しめるだけでなくニュースアプリ「SmartNews」と連携し、アプリ内にて視聴者がリアルタイムで解答を入力し出演者とともに全国の参加者と解答順位を競い合う視聴者参加型の作品となっていることも話題だ。

このドラマで2520年の未来からやってきた時空管理局・長官のビル・フジタを演じるのが俳優の要潤だ。一見するとできるタイプだが、実はちょっとすけべだったりとコミカルな役柄を見事に演じている。

テレ東プラスでは要にインタビュー。ドラマの裏話はもちろん若い共演者への思いや、演じてみたい歴史上の人物などを聞いた。

「皆さんが想像する未来人の姿に近いのかも」

──『歴史迷宮からの脱出』の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

脚本の雰囲気通り、現場も笑いにあふれた素敵な現場でした。第1話で僕がアドリブで両手クロスタッチをしたところが、最終話ではしっかりと台本に記されていて嬉しかったです。

rekishi_kaname_20201028_02.jpg▲第一話に登場したフジタと純の両手クロスタッチ

──要さんといえば以前NHKで放送された『タイムスクープハンター』で未来から来た時空ジャーナリストを演じられています。今作で再びタイムスリップものに挑戦となりました。

オファーされた際に『タイムスクープハンター』を思い出さずにはいられませんでした。今回演じたビル・フジタはカッコ良さの中にも愛嬌のあるキャラクターだと解釈していますので、その辺は違いをつけました。

──要さんに未来人のオファーがくる理由をご自分ではどう感じられていますか? 演じる上でのコツなどあれば教えてください。

理由は分かりませんが、皆さんが想像する未来人の姿に近いのかもしれません(笑)。

当初のモデルはキアヌ・リーブス!?

──ビル・フジタは非常にコミカルな役ですが、事前の役作りなどに苦労しましたか?

制作のみなさんの事前のイメージは映画『マトリックス』のキアヌ・リーブスだったみたいなので、その様に役作りを進めていたのですが、いざ、始まるとビル・フジタでした。

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──それはかなりイメージが変わりましたね(笑)。共演した福本莉子さん、飯島寛騎さんの印象を教えてください。

福本莉子さんは年齢からは想像できないほど落ち着いていて、さらに主役として立派に現場を引っ張っていて感動しました。飯島寛騎くんは、役の通り強いこだわりを普段から持っているようで、芝居の熱量を高く感じました。

──若い2人にアドバイスなどはありますか?

みなさんしっかりしているので、アドバイスなんかとんでもないです。

──要さん、飯島寛騎さんはともに「仮面ライダー」を演じています。撮影中に「仮面ライダー」の話などはされましたか? もしされていたらどんな会話があったか教えていただけないでしょうか。

僕の当時のスタッフさんも飯島くんのライダーに携わっていたようで、皆さんの様子が聞けて懐かしく感じました。

──「仮面ライダー」の撮影で学び、今も生きていることはなんですか。

技術面が多いですが、カメラの前に立ったときの立ち位置を気にしたり、共演者の方とガブらないようにするとか。今作同様ワンキャメでの撮影でしたので、その辺りの学びは大きかったです。

rekishi_kaname_20201028_04.jpg▲撮影現場には「要潤」と焼印が入ったどら焼きが差し入れられていた

──今作ではさまざまな歴史上の人物が出てきますが、要さんが演じたいと思う歴史上の人物を教えてください。

豊臣秀吉を演じてみたいです。秀吉は、秀才でありながらサルと呼ばれ、おのれの向上心のまま天下統一まで成し遂げたところが、僕のキャラクターイメージとはギャップがある気がするからです。

──ドラマも終盤ですが、最後に視聴者の方へメッセージをお願いします。

最後は意外な展開が待ち受けています。ビル・フジタの身にも大変な出来事が起こりますので、ぜひ最後まで目を離さずご覧ください。

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