毎週木曜深夜1時から放送中！ 木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」。「ガンガンpixiv」で連載中の豊田悠によるBLコミックを実写化。通称"チェリまほ"と呼ばれる原作は、累計80万部を突破した超人気作だ。

童貞のまま30歳を迎えたサラリーマンの安達清（赤楚衛二）は、触れた人の心が読める魔法を手に入れてしまう。その力で同期のイケメン社員・黒沢優一（町田啓太）から好かれていることを知り、安達は戸惑う毎日。童貞らしい初々しさ全開の安達とポーカーフェイスの裏で乙女心全開の黒沢が繰り広げる恋物語は、純度100％のラブコメディだ。

SNS上でも「自己評価低すぎな安達が、自分の良さを見つけてくれた黒沢の心の声を聞いて涙しそうになるシーン最高だった！」「めっちゃキュンキュンする♡」など早くも盛り上がりを見せているが、物語にはもうひと組のカップル（？）、安達の友人・柘植（浅香航大）と彼の家に荷物を運ぶ配達員・湊（ゆうたろう）が登場！ そこで「テレ東プラス」では、湊役を演じるゆうたろうにインタビュー。ドラマに対する強い思いを語ってもらった。

柘植さんと湊くんを見て、視聴者の方にもほっこりしていただきたいです！

──まずは原作を読んだ感想から教えてください。

「正直、こんなにハマってしまうとは思いませんでした。男性がメインの作品なので女性が読む作品だと思っていましたが、読んだら1話からニヤニヤが止まらなくて(笑)。"こんなにピュアな男性同士の作品があるんだな"と。普通に安達と黒沢の恋を応援するファンになっちゃいました。湊くんと柘植さんの関係性も面白いです！」

──湊は柘植の家に荷物を届ける配達員。どのようなキャラクターなのでしょう。

「マイルドヤンキーと言われていますが、猫好きだし、実はすごく優しい子だなと思っています。ツンデレなので口は悪いけど、心の中では柘植さんのことをちゃんと褒めていたりして...。まさか自分の心を読まれているとは思っていませんからね。人の懐にすっと入り込む彼のコミュニケーション能力をうらやましく思いますし、"ナチュラルなあざとさ"は学びたいくらいです(笑)」

──今回役作りで金髪にしたそうですが、ご自身の姿を見たときの感想は？

「染めた後に鏡を見たら"自分じゃない、違うキャラクターがいる！"と思いました(笑)。実は、こんなにしっかりブリーチするのは初めてなんです。いつかやってみたい色だったのですごく楽しみにしていましたし、実際に染めてみたら、周囲の反応も良かったので安心しました。今まで黒髪がほとんどだったので、生まれ変わった気分です」

──柘植を演じる浅香航大さんとは初共演になります。

「事前に『あなたの番です』や映画『見えない目撃者』を拝見させていただきましたが、かなりダークな作品で...。でも、浅香さんがバラエティー番組に出演されている姿やSNSなども合わせて拝見していたので、撮影に入る前から"すごく話しやすそうな方だな"という印象でした。もちろん撮影に入ってからも、とてもラフに優しく話しかけてくださるのでありがたいです。ドラマでは、急に2人の距離が縮まるので、浅香さんとはいろいろとコミュニケーションをとりながら仲良くなりたいと思っています」

──注目して欲しいシーンはありますか？

「柘植さんと湊くんが初めて会うシーンですね。台本を読んだときから、"どうすれば2人の面白い関係性を見せられるか..."ずっと考えていました。ドラマでは、うどん（猫）と戯れたり、原作にないシーンも描かれるので、柘植さんと湊くんを見て、視聴者の方にもほっこりしていただきたいです」

──ゆうたろうさんは、ドラマパラビ「来世ではちゃんとします」（2020年テレビ東京）で、女装男子・栗山凪役を演じていましたよね。

「はい。凪ちゃんはノンケの男の人を誘惑しまくる役でしたが、今回は男の子の姿のまま男性との恋を描くBL作品。台本を最初に読んだときは、"湊くんと柘植さんのシーンをどうやろうかな？ 早く演じたい！"と、すごくワクワクしました」

──ちなみに、もしもゆうたろうさんが誰かに心の中を読まれていたとしたら...？

「やっぱり怖いですね(笑)。心の中って言葉を選ぶことができないじゃないですか。素直にド直球な言葉しか選択されないと思うので、それを見透かされるのはちょっと嫌かもしれません」

──それでは逆に安達の立場だったらどうしますか？ もしも心が読めるようになって、イケメン社員に好意を寄せられていると知ってしまったら...？

「たぶん、なかなか信じられないと思います。もしもイケメンで高身長でモテる完璧な人に想われても、弄ばれているんじゃないか...としか思えない(笑)。素直に受け止められなくて、逆に冷めた態度を取ってしまうかもしれません。だけど本気で好意を寄せられていると知ったら...きっと意識しすぎてしまって、うまくしゃべれない気がします(笑)」

ゆらゆら揺られながら音楽を聴いたり晩酌をしたり...そんな時間もなかなか気に入っています

──ちょっとプライベートなお話も...最近ハマっているモノはありますか？

「今年22歳になりましたが、大人になってお酒を飲む機会が増えました。最初は梅酒やカクテルのような甘いお酒しか飲めなかったんですけど、最近はビールや日本酒など甘くないお酒も飲めるようになって...。おいしい日本酒を教えてもらってから、ちょっとハマっています。なので、早くドラマの打ち上げが出来るような環境に戻ってほしいです。今はまだ無理だと思いますが、撮影がすべて終わった後、みんなで"お疲れさま！"と乾杯できる日を待ち望んでいます」

──たしかに今はコロナ禍とあり、ドラマの打ち上げもままならない状況ですよね。ちなみにゆうたろうさんは、酔うとどうなるタイプですか？

「お酒は好きなんですけど強くはなくて、すぐに顔が赤くなるんですよ。仲がいい友だちや家族の前で酔うと甘えちゃって、自分で言うのも変ですけど、可愛くなるタイプだと思います(笑)。普段は"楽しい"と思ってもあまり表情に出ない方なので、酔うとそこは変わるかもしれません。

あともうひとつ、ハマっているものでいうと、おうち時間を充実させるアイテムをちょこちょこ買っていて...その中で一番良かったのがハンモック！ ベランダを全然使っていなかったので、ずっともったいないと思っていたんです。涼しい夜にベランダのハンモックで寝るとすごく気持ちが良くて、ゆらゆら揺られながら音楽を聴いたり晩酌をしたり...そんな時間もなかなか気に入っています」

──ゆうたろうさん、楽しいお話をありがとうございました。木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」は、明日10月22日（木）深夜1時放送。どうぞお楽しみに！

【ゆうたろう プロフィール】
1998年6月3日生まれ。広島県出身。A型。2016年、ショップ店員から"可愛すぎる美少年"モデルとして芸能界デビュー。2017年からドラマや舞台で精力的に俳優活動を行う。2018年、「3D彼女 リアルガール」で映画初出演を果たし、今年は月9ドラマ「シャーロック」（CX）にレギュラーキャストして大抜擢され、映画「かぐや様は告らせたい -天才たちの恋愛頭脳戦-」や「殺さない彼と死なない彼女」等の話題作にも出演。2020年にはNetflix オリジナルシリーズ「FOLLOWERS」のなど出演作品の公開が続々と控えており、若手個性派俳優として今後さらなる活躍が期待される。
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（取材・文／今泉）

【第3話 あらすじ】

童貞のまま30歳を迎えた安達（赤楚衛二）は"触れた人の心が読める魔法"を手に入れてしまった。黒沢（町田啓太）の心の声を聞き、自分への好意が本気だと気付いた安達。そんな中六角（草川拓弥）の誘いで会社の皆で飲みに行くことになり、安達と黒沢の距離が急接近！？ その頃、柘植（浅香航大）の家に宅配便が届く。扉を開けると、宅配業者の湊（ゆうたろう）が不愛想に立っていて...。