フカフカで最高の寝心地...最低3年待ち! 畑で綿から手作りする「国産綿布団」

公開: 更新: テレ東プラス

10月16日(金)よる10時放送の「たけしのニッポンのミカタ!」は、ゲストに大久保佳代子を迎え、「日本でここだけ!激レア(秘)繁盛店」をお届け。繁盛店の秘密を深掘りしていく。

「テレ東プラス」は特別に先取りで、「日本でここだけ?3年待ちの超人気布団!布団がない布団店」の内容を紹介する。

「日本で唯一『3年待ちの布団』を売る店があるそうです、どんな布団なのでしょうか」という疑問をもとに、東京・狛江市へ。

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「いづみやふとん店」と手書きで書かれた看板が目印のこちらのお店。「ここは普通の布団店」と語る社長だが、店内を見回すと、置かれているのは雑貨ばかりで布団が見当たらない...。

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お店の裏手にある布団の工房では職人さんが作業中。すべてオーダーで作っているため、店頭に布団は置いていないそう。

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目の前には「3年待ち」という最高級の敷き布団が! その価格はなんと18万円。スタジオでは、たけしが実際に寝心地を確認。ふかふかの感触を体験し、「これは寝やすい!」と太鼓判を押す。

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とはいえ、「3年待ち」とはどういうことなのか。店から徒歩1分の場所には、綿を栽培する畑が。なんとここは「綿から育てる」布団店なのだ!

創業116年の「寝具工房いづみや」は、とことん綿布団にこだわる店。国産の綿にこだわり、約50坪(約170㎡)の畑で綿を自家栽培し、手作業で収穫している。

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しかし、畑で収穫できる綿の量はごくわずか。掛け布団で2枚分、敷き布団だと1枚分にもならない。不足分は国産綿(糸用・主に鳥取県産)を購入して補うとのことで、最高級の布団作りに密着することに。

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最初に登場したのは、見慣れない「手動綿繰り器」。手作業で種と綿を別々にする「綿繰り」の作業は、綿をフワフワにするためには欠かせない工程だ。

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今度は「綿弓」なる道具を取り出し、弓の弦の振動で繊維をほぐしていく。この作業ももちろん手動。見た目も感触もフワフワな綿を作り出す。

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国産綿の布団の良さはどんなところにあるのか...実際に国産綿の敷き布団を8年間愛用している方に話を聞くと、「天日干しでふっくら感がよみがえる」「吸湿性に優れ、蒸れにくい」と、メリットを教えてくれた。

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続いては、最高級の綿布団を仕立てる超ベテラン(職人歴61年)の仕事ぶりに密着。まず綿を詰める袋状の生地を敷き、その上にシート状に加工された国産綿(約6㎏分)を重ねて、調整しながら厚みを作る。

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積み上げた綿シートを外側から丸め込んでかたまりにし、手の感覚を頼りに厚さを均等にしつつ、お客さんの体型に合わせて綿の厚みを調整する。これぞ、オーダーメイドの醍醐味! 大きな綿のかたまりになったところで袋状の生地を裏返し、袋の中に綿を収めていく。

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仕上げに表地と裏地を縫い合わせて綿を固定。こうして、最低3年待ちという「国産綿100%の敷き布団」が完成した!

現在「いづみや」で働く仕立て職人は3名。綿布団を作れる職人は、年々減少しているという。そんな職人たちを労うために、社長は毎日昼食を手作り。これが創業当初からの伝統であり、その味は職人たちからも好評だ。

ちなみに、職人たちが仕立てる国産綿布団のオーダーは、年間数枚程度。実際に販売している布団の9割以上がインド綿を使用した布団であるとのこと。

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社長が、儲けが薄い国産の綿布団にこだわる理由とは? 心温まる家族エピソードとともに深掘りしていく。国産の綿布団にまつわる超意外な事実も!

番組ではこの他、

●「珍しいメニューのある喫茶店」自家製くるみパンに、珍しい○○トースト!?
●「全国にあるご当地うどんを紹介します」年間400食うどん! マニアが案内

をお届けします。今夜10時放送「たけしのニッポンのミカタ!」をどうぞお楽しみに!

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