「自分をメディア化したい...」吉田朱里が “NMB48卒業後のビジョン”を語る

公開: 更新: テレ東プラス

10月からスタートした、ドラマパラビ「だから私はメイクする」(10月14日(水)深夜0時58分放送)。原作はシバタヒカリ作のコミック『だから私はメイクする』(祥伝社)。『浪費図鑑』で知られるオタク女性4人組・劇団雌猫によるエッセイ集『だから私はメイクする』(柏書房)を原案とし、『FEEL YOUNG』にて連載され、多くの女性に支持されている話題作です。

本作は、「自分がどうありたいか」と向き合う共感必至のオムニバス・ストーリーで、コスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれを神崎恵、新⼈BA・近藤芽生を志田彩良、芽生の先輩BA・山本織香を吉田朱里が演じ、女性のメイクにまつわるエピソードをリアルに色濃く描きます。

makeup_20201013_01.jpg(左から神崎、吉田、志田)

そこで「テレ東プラス」は、8月にグループ卒業を発表したNMB48・吉田朱里を直撃。美容系YouTuberとしてチャンネル登録者数81万人を誇る彼女に、ドラマの見どころはもちろん、この秋おすすめのメイク術などを聞きました。

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"テレビって全然かわいく映らない!"とビックリしました(笑)

──まずは、今回吉田さんが演じる"山本織香"について教えてください。

「美容が大好きでコテコテの関西弁で...台本を読んで"えっ、私やん!"と思いました。似ている部分がとても多いです。空気が読めないところやおちゃらけているところとか(笑)。織香はBAをしながら美容動画を配信していますが、私もアイドルをやりながらYouTubeを配信しています。似ている部分が多かったので、素に近い感じで演じることができました」

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──美容系YouTuberとして、今や81万人(※2020年10月13日現在)の登録者数がいる吉田さんですが、メイクに興味を持ち始めたきっかけは?

「子どもの頃から母がメイクする姿を見るのが大好きでした。小学校の頃、母からお下がりのマスカラをもらったんですけど、使い方が分からなくて眉毛に塗ってしまい、超極太眉になってしまったんですよ(笑)。おばあちゃんに"何をしているの!"と眉を洗ってもらって...。思い返してみると、すでにその頃から興味があったような気がします」

──ママのメイク道具で大失敗! なんとも微笑ましいエピソードですね。本格的にメイクを学ぶようになったのはいつ頃からですか?

「中学の頃は、すでにまつ毛をカールさせて透明マスカラを塗り、ナチュラルに見えるかわいいメイクをしていました。本格的にメイクに取り組むようになったのは、NMB48に入ってからです。最初はステージやテレビに出る際も自分でメイクをしていて、ある日テレビに映っている自分を見た時、"テレビって全然かわいく映らない!"とビックリしちゃったんです。私、もうちょっとかわいいと思って生きてきたのに(笑)。それからは、メイクさんにいろいろ教えてもらって、ドラッグストアでプチプラコスメを買ったり、自分で研究するようになりました。

2016年頃から、InstagramやTwitterで女の子に向けてメイク動画を発信するようになったんですけど、30秒ぐらいの"髪の毛を巻く動画"をアップしてみたら、めちゃくちゃ再生回数が伸びまして...。"もっと詳しい内容の動画をアップしたい! YouTubeならもっと長い動画を配信できる!"そう思ったんです」

──もともと、YouTubeには詳しかったんですか?

「まったく詳しくなかったですね。好きなアーティストのPVを観るぐらいで、それ以外は"メントスコーラでしょ?"ぐらいのイメージでした(笑)。事務所に"YouTubeをやりたいんですけど..."と相談したら、"やってみたら?"という反応だったので、そこからは"これで成功しなかったら芸能界を辞めよう!"という気合いで臨みました。でも正直なところ、こんなにたくさんの方に観ていただけるとは思わなかったです」

──そんな吉田さんにとってメイクとは?

「自分に返ってくるもの、追及すればするほどプラスになるものです。メイクは自分を裏切らないから...。休日もずっとメイクしているので、友だちに"なんでいつもそんなにメイクしているの?"と聞かれたことがあって...。その時、"私ってやっぱりメイクがめっちゃ好きなんだ!"と気づきました」

──たしかに、"プライベートではすっぴん"と公言する女性タレントさんは多いですよね。休日でもばっちりフルメイクなんですか?

「はい! ちゃんとメイクしています。メイクをすることで、自分自身にスイッチを入れるというか...。ごくたまに"今日はダラダラしていよう! 何もしない!"と決めた時はメイクしないこともありますが、1日中家にいる時も、テキパキ動きたいと思ったら、朝からきちんとメイクして"スイッチオン"にします」

──吉田さんの中で、今年の秋メイクのポイントはありますか?

「ニュアンスリップに注目しています。あとは、目もと、頬、リップを同系色の色でまとめるワントーンメイクです。秋に挑戦したいと思っています」

──コロナ禍でライフスタイルも変わり、リモート会議やリモート飲みが増えました。画面に映ることを意識したメイクのアドバイスもお願いします。

「テレビに映る時と同じで、リモートのモニター越しだと顔の立体感がなくなるので、シェーディングやハイライトをしっかり入れることが重要だと思います。目もともポイントで、ビューラーでまつ毛をカールさせて、普段より濃いめにマスカラを塗る。まつ毛をしっかりメイクしてみてください。ずいぶん印象が変わると思います。室内にいる時間が増えるとエアコンなどでお肌が乾燥しやすくなるので、美容成分がたっぷり入ったファンデーションを使うことをおすすめします」

──今年はデビュー10周年。24歳を迎えた8月、NMB48卒業を発表しました。卒業後の吉田さんの活動が注目されていますが、今後のビジョンは?

「これは私の大きな夢でもありますが...自分をメディア化できたらいいなと思っています。10代の女子の皆さんに、"吉田のマネをしていたら間違いない"と思っていただけるような日々のライフスタイルをYouTubeなどで発信するのが夢です」

──最後に、ドラマの見どころをお願いします。

「女の子が共感することがたくさんある物語になっていて、私自身もドラマで気付かされたことがたくさんありました。作品を通してメイクの楽しさを知ってもらえたら嬉しいです! そしてぜひ、男性の皆さんにも観ていただきたいです! 女の子が日々どんな思いでメイクをしているのか...知ってもらえたら嬉しいですね」

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──ありがとうございました! 吉田朱里さんが出演するドラマパラビ「だから私はメイクする」は、10月14日(水)深夜0時58分放送。どうぞお楽しみに!

【吉田朱里 プロフィール】
1996年8月16日大阪府生まれ。AB型。2010年『NMB48オープニングメンバーオーディション』に合格。女性ファッション誌『Ray』の専属モデルを務め、2019年には、コスメブランド『B IDOL』を立ち上げた。2020年8月16日、24歳の誕生日に生配信でNMB48からの卒業を発表。具体的な卒業時期は未定。

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(取材・文/舟桂子)

【明日放送 第2話あらすじ】

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締め切りに追われる少女漫画家・川松奏子。メイクやおしゃれに無頓着な奏子の生きがいは漫画と男性アイドルグループ・ボイメン! 推しメン本田剛文くんの笑顔を頭に浮かべながら新連載に向け奮闘していると、ファンからピンクのマニキュアが送られてきた。

本田くんのイメージカラーで気分もアガる! はずだったが、慣れないネイルはぐちゃぐちゃに...。そんな中、熊谷(神崎恵)と芽生(志田彩良)に偶然出会う。いつでも自分の"大好き"が目に入る日常とは...?

出演者
熊谷すみれ(くまがいすみれ)...神崎恵
近藤芽生(こんどうめい)...志田彩良
山本織香(やまもとおりか)...吉田朱里(NMB48)
川松奏子(かわまつそうこ)...阿部純子
本田剛文(ほんだたかふみ)(BOYS AND MEN)...本田剛文(本人役)
竹山慶子(たけやまけいこ)...鈴木アメリ
中村新一(なかむらしんいち)...山口大地

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