売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。10月8日(木)の放送では、俳優・いしだ壱成が、誹謗中傷から殺害予告までを受け人生が180度激変した出来事の真相を大暴露!
タレントの石田純一を父に持ついしだ壱成は、月9ドラマ「ひとつ屋根の下」(フジテレビ系)や、当時社会現象にまでなったドラマ「未成年」(TBS系)など数々のヒット作に出演。ピタピタのTシャツ姿でファッション誌に出ると"フェミ男"として大ブレイクし、日本中がピタT男子であふれかえるなど、90年代に一世を風靡した。
2018年に24歳年下の女性と結婚し、一児の父でもあるいしだは、現在は石川県で移住生活。東京だけでなく、地元のテレビ局の仕事もしていて、この日も石川から出張してきた。住んでいる一軒屋は6LDKで家賃は5万円。田舎暮らしを満喫しているいしだだが、石川に移住した矢先、うつ病のキッカケになった事件に巻き込まれてしまう。
ある日、いしだが駐車場に行くと、警察官に「殺害予告が届いていますので保護します」と言われたのだという。そのまま警察署に行き事情説明を受け帰宅したが、いつ襲われるかわからないため、予告日の前後4、5日間は家の外に覆面パトカーが5台くらいついて警護してくれたそう。結局、殺害予告を送った人物は捕まっていない。
しかし、なぜそんな事件に巻き込まれてしまったのか?
いしだは、新婚当初、夫婦でテレビにたびたび出演。そのイチャイチャぶりが悪質ネットユーザーの標的にされてしまい、年の差婚に対して言われなきバッシングを受けていた。
殺害予告は大事には至らなかったものの、その後も誹謗中傷はまったく収まらず、いしだはうつ病に。「朝、目が覚めた瞬間に、もう死ぬってことと向き合っている感じでした。飛び降りたらいたいかなとか」と、家に閉じこもり自殺を考える日々が続く。
仕事は半年間休業し、その間は奥さんがパートに出たり、貯金を切り崩したりして生活していたという。
そんなとき、何よりもの支えになったのが24歳年下の奥さん。「妻もいろいろ調べたみたいで『頑張れ』って絶対言わないようにしようとか、『無理しないで』『ゆっくりいこう』とか、何も言わずにそばにいるとか」と、サポートしてくれた。
うつ病の経験があるMCの名倉潤も、「心の病気って大切にしないとホンマにトンっといってまうから。素晴らしい奥さんだと思いますよ」と感動。
実は、いしだがうつになったのはこの時が初めてではなく、俳優として大ブレイクしていた10代の頃から患っていたという。
10代後半、「ひとつ屋根の下2」出演時くらいに、「いつの間にか体の方がついていかなくなった。突然どーんと太ったり、言葉が何も出てこなかったり、スプーンが持てなくなったり」と異変が。撮影中にセリフが出てこないなど演技に支障をきたすことも多くなり、その時期は「セリフくらいしか言葉にして出してなかった」という。
人気絶頂のいしだが、ここまで追い詰められてしまった理由とは? 流行を先取りするカリスマとしてもてはやされていたものの、「自分としてはそういうタイプではなくて。無理くりファッションリーダーになってたというか、されてたというか」と、いしだ。世間のイメージとのギャップに苦しんだと振り返る。
最近はYouTubeも始めたそうで「地元とつながって役に立っていけるようなこともやっていきたい」と、いしだが台本を書き舞台などの構想も。
なお、父の石田純一とは電話でやりとりをしているそうだが、コロナ外出でお騒がせした時は「離婚されちゃうかも」とさすがに凹んでいたそう。しかし、退院後もマスクなしで外出しバッシングされることに。そんな父に対し、いしだは「性格なんでしょうね。フラフラって出て行ってしまうのは。僕らと家族で食事中に『俺ちょっと』って言って出ていくような人ですよ」と苦笑いしていた。
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