モーニングルーティンは早朝サーフィン! サーファーYOUが家族ぐるみで燃える海&町おこし大作戦とは?:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを、空港や全国の市町村で勝手に出迎えてアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「必ず最後にYOUは勝つ!SP」ということで、日本で奮闘するYOUたちの大勝負など、いろんな"勝つ"に密着する95分! はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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空港を飛び出し、面白YOUが見つかるまで足で探し続ける「出張YOU」!

今回やってきたのは、東京駅から電車で約1時間半、太平洋の絶景や日本三大朝市、国内有数の水揚げ量を誇るカツオから、ラー油で真っ赤な「勝浦タンタンメン」まで、名物いっぱいの千葉県勝浦市!

ご当地キャラもカツオという人口約1万7千人の港町で暮らすYOUはおよそ180人、いったいどんなYOUが見つかるかな~。

商店街でYOUを探していると、日本とイギリスのハーフ(国籍はイギリス)の中学生を発見! 両親が勝浦で宿を経営しているラルフくんにスマホ画像を見せてもらうと、パパはイギリス人のイケメンサーファーではないか! 一緒にいたお友だちが連絡を取ってくれ、取材歓迎だと教えてもらえる急展開に感謝しつつ、翌日から密着決定!

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翌日YOUが営むゲストハウスへ行くと、ハワイをイメージした明るいお部屋の奥からイギリス出身のデインさん(47)が登場! パパもママも本当に若々しい。

このイケてるゲストハウスは、パパYOU、ママのまどかさん、イギリス国籍のラスティーくん(16)&ラルフくん(13)兄弟の4人で仲良く営んでいる。

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さっそく勝浦に住む理由を聞くと、「じゃあ見せてあげるからついて来て!」と言って案内された場所は...デッキに面した美しい岬や海!

デインさん一家も住むこのゲストハウスは6年前にオープンし、目前には部原(へばら)海岸が広がる最高のロケーションを誇る。客室も、窓の外はすぐビーチという立地が人気だ。

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食事は、潮風をデッキで浴びながら豪快な特製BBQもできる。出会いを大切にしていて、夕食づくりもお客さんに手伝ってもらって一緒に楽しみ、交流を深めるそう。デインさんのお友だちも参加して、みんなで新鮮で美味しい料理を囲む時間は"プライスレス"だという。

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続いて、デインさん一家の勝浦ライフをのぞいてみよう。

【4:00AM】
目覚めたら美味しいコーヒーを入れ、息子と美しい朝焼けを見るのが日課。デインさんいわく、「人生は短いんだから、毎日見ないともったいない」。

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【6:00AM】
早朝サーフィンも日課。しかし浜辺で大興奮のデインさんと、クールなラルフくんの間には、微妙な温度差が(笑)。部原海岸は屈指のサーフィンスポットとして全国的に有名だが、デインさんの腕前は...?

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サーフィンする姿、最高!

「濁りがなく完璧な美しさで、いろんなタイプの波があって初心者から上級者まで楽しめる」と、デインさんが勝浦の海を選んだいちばんの理由を教えてくれた。そして、ラルフくんのサーフィンの上達ぶりにもひとしきり盛り上がった後は...。

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今度はラスティーくんを連れて、友人の船で釣りへ。

出航して30分のあたりで釣り糸を垂らすとヒットし、格闘のすえ、デインさんは大ヒラメを釣り上げた。続けてイナダも釣り上げ、「人生ってサイコー!」と超ノリノリ。そんなつねにハイテンションなパパを、脇で静かに見守るラスティーくんだった(笑)。

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【10:00AM】
お次は400年以上続く三大朝市の1つで、マグロやカツオをはじめ、地元食材を扱う店が約40軒も並ぶ朝市へ。そこでは店主たちとマメにあいさつし、小ネタも混ぜつつ、勝浦人として愛されるデインさんの姿があった。

もともと観光で初来日して日本人の優しさに感動し、後に茨城県で英語教師になったデインさん。そのときに知り合ったまどかさんと結婚し、2児のパパに。そして15年前、サーフィンをしに勝浦へ来て波にベタ惚れし、海沿いの古民家を買って自身でゲストハウスに改築したのだった。

しかしそれが人生で最も過酷な1年だったと振り返る。

生活費を稼ぎながら毎日1人で作業...、そんなギリギリのデインさんの元に、毎日地元の人が励ましに来てくれたり、お米を持ってきてくれたことも。こうして勝浦の人に応援してもらい、半年後にオープンできたのだ。

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この日、デインさんは集まってきた他の地元民たちと一緒に、部原海岸のゴミ拾いを始めた。途中で地元のベテランサーファーで、勝浦の歴史を知るYOUの先輩にもごあいさつ。

先輩は40年も掃除を続けているが、ここ3年ぐらいは危機的状況だったという。掃除するボランティアが減ったことに心を痛め、ゴミでピンチの海岸を一掃すべく、2年前から地元サーファーと協力して、周りに呼びかけ月行事にしたんだって。

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そんなデインさんにも、ある悩みが...。やってきたのは地元アンテナショップ。撮影した写真を、ここの壁一面に飾ってもらっている。勝浦の海は海外ではあまり知られていないので、観光協会と協力し、なんとか素晴らしさを世界に宣伝したいという。

じつはデインさんは勝浦の海や景色などを撮影するプロのカメラマンとしても活躍中。海外の航空会社の機内誌で、デインさんの勝浦の写真が紹介されることも。勝浦を海外にアピールすることで盛り上げ、自分を応援してくれた地元の人に恩返しをしたいんだって!

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今回の密着はここまで!

「いつか息子が連れて来た孫と一緒に海で遊ぶ夢を叶えたいね」と願うデインさん。これからも家族と地元を盛り上げてがんばってね!

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