夏の肌ダメージ対策は今が勝負! シミ、シワ、くすみ「お悩み別スキンケア」

公開: 更新: テレ東プラス

ニキビ、くすみ、シミ、しわ、たるみ......お肌の悩みは人それぞれ。特に、夏は紫外線による肌ダメージや、エアコンが原因の乾燥、さらに今年はマスクによる肌トラブルも増えています。

毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から"美容番長"こと美容コンサルタント・猪越理恵さんに、夏にダメージを受けた肌のケアをはじめ「お悩み別スキンケア」についてお話をうかがいました。

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お悩み別スキンケア

まずは自分の肌の状態を把握すること。お悩みの原因を知って重点的にケアをすることが肌トラブル解決の糸口となります。

nanairo_20200920_02.jpg画像素材:PIXTA

【皮脂トラブル】(ニキビ、吹き出物、化粧崩れなど)
「ニキビ」「吹き出物」「化粧崩れ」などのお悩みは、皮脂トラブルによるもの。自分の肌状態をよく知り、余分な皮脂を除去するか、足りない皮脂を補うなどの対処を。

「ニキビ」は、皮脂の分泌が盛んな思春期~若年層に多い肌トラブルと思われがちですが、年齢関係なくストレスなどが原因で交感神経のバランスが乱れてニキビができてしまう場合も。

ニキビには、抗炎症効果が期待できる製品を。皮脂が原因の"思春期ニキビ"にはオイルコントロール、乾燥している肌にできる"大人ニキビ"には保湿の効果があるものを使いましょう。また、大人ニキビは内的要因が原因であることが多いため、基本的なニキビケアだけでなくストレスを取り除くことも重要です。

【乾燥】
乾燥の原因を考え、肌に不足しているのが「水分」なのか「油分」なのかを確認。それぞれに適したパックや美容液などで、しっかりと肌に「与える」ケアを。

【シミ、シワ、たるみ】
「シミ」「シワ」「たるみ」は、加齢からくるトラブルのためエイジングケアが必要。シミにはシミ対策、シワにはシワ対策、たるみにはハリ弾力、それぞれのお悩みに効果のある美容液などで対処しましょう。

【くすみ】
「くすみ」については、人によって原因が千差万別。やみくもにホワイトニング(美白)ケアに手を出すのではなく、まずは「くすみ」の原因として思い当たることを考え、症状にあったケアを。

・日焼け(紫外線)が原因のくすみ→美白ケア
・乾燥によるくすみ→保湿ケア
・皮脂によるくすみ(化粧崩れ)→オイルコントロール
・影くすみ(肌の弾力不足が原因で光を正しく反射できないためのくすみ)→たるみケア

夏のダメージ肌のためのスキンケア

nanairo_20200920_03.jpg画像素材:PIXTA

夏には、強い紫外線による日焼けや、エアコンによる乾燥、暑さによる汗などで、肌はかなりのダメージを受けています。また、高温により肌全体の水分が奪われているため、十分な水分補給が必要です。これからの秋~冬に向けて、夏の終わりの今こそ徹底的にケアすることが大事なのです。

【日焼けダメージ肌はとにかく"冷やす"】
日焼けをした日は、肌が炎症をおこしている状態なので、肌を冷やしてクールダウンさせましょう。まず冷たいタオルで肌の熱を冷やし、その後、冷却鎮静効果があるジェルなどのテクスチャをたっぷりと塗布して、肌の熱を抑えましょう。

【乾燥ダメージ肌には徹底的に水分補給】
カラカラに乾燥してしまった脱水状態の肌には、毎日の保湿パックで水分補給を。「肌に水分を与える」タイプのパックを選びましょう。

肌トラブルのお悩みも、肌の状態を把握し、適切に対処することで解決できます。夏にダメージを受けた肌は、秋になる前にしっかりケアを。日々の地道な積み重ねが、周りもうらやむような「美肌」への道です!

取材協力:美容スペシャリスト・猪越理恵さん。本当の美容のプロを育てる「サン・ティトル株式会社」代表取締役。Chief Beauty Officerビューティースペシャリスト、サン・ティトルビューティーアカデミー校長。長年にわたりエステ業界に携わり、美容スクールの校長を歴任。これまで講演・講義を含め5,000人以上の人材育成に従事。外資系化粧品会社在籍時代はエステティシャンの施術、マナー、カウンセリングはもとより座学研修、運営管理、エステメニュー開発、プレス対応まで幅広く手がけ、多くの著名人の顧客も持つエステ業界のエキスパート。
オフィシャルHP

猪越理恵さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!

(取材・文/水野春奈)

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