現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ！」（毎週金曜よる10時）。9月18日（金）の放送では、「謎の材木店＆最強のインスタント袋麺」にスポットを当て、深掘りしていく。

「テレ東プラス」では、特別に先取りで「行列のできる材木店」の内容を紹介していく。

新木場の工場や倉庫が軒を連ねるエリアに、行列のできる材木店があるという。いったいどんなお店なのか？

こちらが噂の「榎戸材木店」。創業106年、テーブルなどの日用品の加工や、アクセサリーの製作などを行なっている。とはいえ、材木店に行列...？ 中にいた方に話を聞いてみると、「お昼くらいになると、外側に行列が出来ると思います」とのこと。

外で待ってみると、お昼頃には入口に行列が。中には、「ほぼ毎日来る」という方も。スタッフも行列に並んでみると、「おひとつでよろしいですか？」と袋を手渡された。気になるその中身は...

なんとお弁当！ 実はここ、材木店の敷地内で営業している「うみねこ食堂」。店主自ら弁当の調理を行なっている。この日のお弁当は、大山鶏の油淋鶏をメインに、ナムル、おひたし、具だくさんの豚汁まで付いてお値段800円。

2時間あまりで弁当70個が完売してしまった。午後2時に店じまいをしたかと思いきや、店主のAさんはスーツに着替え材木店の事務所へ。実はAさん、「榎戸材木店」不動産事業担当の社員。お昼は弁当を作って売り、午後2時からはデスクワークという二刀流社員なのだ。そこでさらに深掘りするべく、店主（社員）のAさんに密着取材した。

早朝6時に出社。出勤後、すぐに向かった先は豊洲市場。仲買人に値段交渉するなど、慣れた様子で買付けしていく。この日は、タイ、カツオ、エビなど全部で7種類を買付け。8時前には材木店に戻り、食堂の厨房へ。

驚くほどの手際の良さで、次々と食材の仕込みを進める。マヨネーズやドレッシングも自家製で、手作りにこだわっているそう。メニューは日替わりで、主菜から副菜まで、全てをAさんが考案。毎週金曜には、普段の倍売れる人気メニューがあるという。

金曜限定！ 30種類の食材が入った特製カレー。なんと1日150食を売り上げる。豊洲で仕入れた魚をふんだんにのせた海鮮丼も、月に1度の大人気メニュー。しかし、素材からメニューまでとことんこだわるAさんは、いったい何者なのか？

大学卒業後、料理の道に飛び込んだAさん。京都で修行し、28歳で本場イタリアへ。帰国後はイタリアンやフレンチのレストランで料理長を務め、念願の独立を果たす。都内に2店舗を経営し、忙しく働いていたが、過労とストレスが原因で腸に異常をきたし、病院に行くと即入院。やむなく店をたたみ、土日祝休みの不動産業界へ転職することに。

今から4年前。Aさんが材木店に入社して間もない頃、周辺には飲食店が少なく、社員の昼食といえばコンビニ弁当か仕出し弁当だった。元料理人のAさんは手作り弁当を持参していたが、それが社員の間で話題に。社長から「週に一回、昼食を作ってくれないか」と頼まれ、やがて毎日作るように。

すると、「食堂をやろう！」と社長が提案。その半年後には、社員総出で廃材置き場を改装し、「うみねこ食堂」をオープンする。Aさんは、「食べた物で健康になってもらおう」と心に決め、食材はできる限り国産を使用。30品目・5大栄養素をバランス良く摂り入れ、冷凍食品を一切使わず、すべて手作り。そのため弁当の利益はほぼないが、地元・新木場への地域貢献として、儲け度外視で提供しているそう。

しかし！ 食堂を始めたことで、本業の材木店にも意外な影響が...。詳細はぜひ、番組で確認してください。

番組ではこの他、

●「料理が美味しい喫茶店を教えて下さい」
1962年創業、東京・恵比寿にある喫茶店。店名は恵比寿銀座商店街にあることから。芸能人の常連客も多く、ナポリタンやクリームソーダが絶品！
1945年創業、東京・神田にある喫茶店。ラーメン、カレーライス、冷やし中華といったメニューが人気。

●「この秋、家で簡単に作れるおすすめの料理を教えて下さい」
リモートでインスタント袋麺を愛する男性が登場。一日一回はインスタント袋麺を食べる生活を、なんと32年にわたり続けているという。マニアが愛する袋麺ベスト3とは？
また、絶対美味しくできる袋麺の作り方を伝授するほか、おすすめのアレンジメニューも紹介！

をお届けします。今夜10時放送！ 「たけしのニッポンのミカタ！」をどうぞお楽しみに！