売れっ子から懐かしのスターまで、芸能人が驚きの近況を報告する番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(毎週木曜深夜0時12分放送)。9月10日(木)の放送では、漫才コンビ、東京ダイナマイトのハチミツ二郎が一般企業に就職した真相を大暴露!
東京ダイナマイトといえば、「M-1グランプリ」2004年&2009年で2度も決勝進出を果たした実力派コンビ。ツッコミ担当であるハチミツ二郎は、現在結婚もして7歳の娘もいるが......
独身時代は女性遊びが激しかったそうで、番組MCの河本準一(次長課長)が「むちゃくちゃ遊んでたよな?」と指摘。なんと、二郎が関係した女性は「1000人はいったと思う」という。これには週替わり女性MCのほのかも「そんなにモテるんですか!?」とビックリ。
そんなハチミツ二郎は、今年4月、突如IT業界に就職。芸人とサラリーマンという2足のわらじを履くことを発表し、話題となった。
「コロナでサラリーマンになったわけじゃなく、去年の年末から動いていて。サラリーマンを始めたらコロナになってしまって。今95%サラリーマンです」と言うが、一体、どのような経緯でサラリーマンとして働くことになったのか?
4月に入社から9月末までは研修期間としてパソコンを1から勉強。現在、月~金曜日の週5日リモートで働いているという。芸人としては劇場でトリを務めており、出番までは楽屋でパソコンで仕事をし、出囃子がかかったら衣装を羽織って舞台に出て、ネタが終わったらまたパソコンを開いて......という仕事ぶりなのだそう。
周囲の芸人たちも最初は笑っていたそうだが、多くのイベントが中止になり収入が激減している今、二郎のような新しい働き方に興味津々なのだそう。
とはいえ、芸人とサラリーマンの両立は可能なのか?
会議はリモートのため、「上はこの服で、下はもちろんパンツ一丁でやってます」と二郎。さらに、カメラを消し、音声だけでの会議の際は、「ばかうけ食べながらやる。どこまでいけるのかなと思って、蕎麦までいってもバレませんでした」とのチャレンジも。ちなみに、当番組のアシスタント女性陣も、リモート収録時には下はパンツだけだったそう。
リモート業務が推奨される今だからこそ両立できている二郎だが、そもそもなぜ就職を決意したのか?
実は、2年前、急性心不全で死にかけたという。40度の高熱があるにもかかわらず大阪の劇場で漫才をしていた二郎。しかし、楽屋で息が苦しくなり4公演目の出演をキャンセル。新幹線で東京に帰るためタクシーで新大阪駅に向かったが、車内で息が吸えなくなり救急病院へ。そのとき病院では「死ぬぞ! 死ぬぞ!」との言葉が飛び交っていたという。
成人男性の正常な血中酸素濃度は96~99%と言われているが、病院に搬送されたときはすでに60%に下がっており危険な状態だったそうで、「新幹線に乗ってたら死んでた」と二郎。
一度は死を覚悟したが何とか一命を取り留めた。そこで、病院に来た妻と娘の姿を見て、「もしここで死んだら芸人って何もないんだなと思って」と二郎。貯金もなにもないため、もし自分が死んだら家族が路頭に迷う......その頃から何かあった時のことを考え始めたという。
そんな二郎にさらなる転機が! 昨年9月、コンビニから姿を消しつつあるエロ本を作ろうとクラウドファンディングを始めた。その中で、エロ本への熱い思いを二郎と対談できるという出演権利を付けて20万円の高額出資者を募集したところ、その出資をしてくれたのが「今雇ってくれているITの社長さんだった」のだという。
社長は、テレビ東京の番組「勇者ああああ」でオリジナルゲーム「ですよ。をさがせ」のプレゼンをしている二郎を見ていたそうで、それがビジネスになると確信し対談時に就職を提案。さらに、「吉本の仕事がある時は全部休んでいいです」との好待遇で、ただし、休んだ日は欠勤扱いとなり日割りで給料は減るとのこと。ちなみに、1ヵ月の給料は「今は研修期間なので新卒の初任給くらい」だとか。
しかし、芸人として抵抗はなかったのだろうか?
「M-1グランプリも出られた、NGK(なんばグランド花月)の単独もやれた。プロレスもやった、エロ本も出した」と、やりたかったことは全てやり切ったという二郎が「あとやってないのサラリーマンだけだなと思って」と笑わせると、MCの名倉潤と河本は「ウソつけ!」「もっとあるやろ!」とツッコミを入れた。
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