“ビューティーコンテスト”3年連続グランプリ受賞の女性アナウンサーが語る! 「都立西高校」のすべて

公開: 更新: テレ東プラス

歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜よる9時放送)。MCに登坂淳一角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

今回は「公立校の復権第3弾」として、「東京都立西高等学校」を特集。都立西高校OGでフリーアナウンサーの中田有紀をゲストに迎え、その秘密に迫る。

meimon_20200905_01.jpg
昭和12年に「東京府立第十中学校」として開校し、昭和25年「東京都立西高等学校」に改称。現在の生徒数は約970人で、今年の国立大学合格者数は東大20名・京大22名・一橋大12名、その他有名私立大学にも多数合格。都立高校なのに京大に進む生徒が多いのも西校の特徴の一つだ。

文芸界で活躍するOBも多く、累計260万部を超える「国家の品格」の著者で数学者の藤原正彦や直木賞作家の阿刀田高、「辻井喬」の名で作家としても活躍した実業家・堤清二らを輩出。教育理念は「文武二道」と「自主・自立」。バランスよく勉強と部活動を両立する「文武両道」ではなく、勉強と部活の両方を極める「文武二道」を理念とし、国際社会で活躍できる器の大きな人間の育成を目指す。

meimon_20200905_02.jpg
都立西は部活動が盛ん。公立校では珍しくアメリカンフットボール部があり、関東大会常連の強豪。戦後間もない創部当時は高校のアメフト部が少なく、日本の高校アメフト界の草分け的存在となった。京大へ進み、アメフト部の名門「GANG STERS」でプレーするのを夢見る部員も多く、これが京大への進学者が多い秘密の一つとなっている。

meimon_20200905_03.jpg
一風変わった「ヲタ芸サークル」も。ヲタ芸とは、アイドルのライブでファンが踊る応援芸。2年前、「どうしてもヲタ芸をやりたい!」という生徒3人からスタートした同好会で、文化祭や新歓、各学年の行事でパフォーマンスを披露している。自由な校風を感じる集まりは多種多様で、アイルランドの伝統音楽を研究・演奏する「ケルト音楽研究サークル」などもあり、運動部・文化部・特別部の他、同好会やサークルも合わせるとその数は57にも! 3〜4つ兼部する生徒も多いそう。

校舎をのぞくと、生徒の服装はバラバラ。私服姿や制服風、中にはジャージ姿の生徒も。実は西高には学校指定の制服がなく、服装は自由。校則は「上履きを履く」、ただそれだけ。生徒の約5分の1が帰国子女だ。

meimon_20200905_04.jpg
西高の合言葉は「授業で勝負」。世界史では、サッカーやパスタの話を通じて国の特色を説明するなど、先生が工夫したユニークな授業を展開。また、生徒がタブレット端末を使ってクラウドにアクセスし、先生が出題した問題を解くという最先端授業も。西高はWi-fi環境を教室に整備し、生徒のスマホやタブレットを活用した授業の研究を行う、東京都の「BYOD研究指定校」。夏期講習などのスケジュールも、廊下に貼り出されたQRコードを生徒が自分のスマホやタブレットで読み取って管理している。

meimon_20200905_05.jpg
校長を務めるのは萩原聡先生。11年前に公立高校の校長に着任して以来、3校で校長を経験。「勉強も部活動も全てにおいて頑張る学校。生徒は自分が将来やりたいことができる大学を目指すので、結果的に難関国公立大学が志望校になる。"授業で勝負"という言葉が出てきましたが、先生も日々の授業を大切にして生徒と勝負し、生徒もそれを真剣に受け止めて勝負する。学校全体での合言葉になっています」と熱く語る。

meimon_20200905_06.jpg
在学時、「都立西ビューティーコンテスト」で3年連続グランプリを獲得したゲストの中田。「授業のスピードがとにかく早くて、ついていくのが大変だった。3年分の授業が2年生までで終わる感じ」と振り返る。行事も多く、入学してすぐの運動会では女子応援団に所属。衣装も自分たちでデザインし、手作りしたそう。部活は剣道部だったが、「文化祭では、剣道部が時代劇を上演するのが伝統だった」というから驚きだ。

「そういうのを両立するのが西高なんだなと。西高は私の青春。勉強・部活・行事・友だち・恋愛、全てが充実していて本当に濃い3年間でした。もう一度戻れるんだったら戻りたいという思いが今でもあります」と西高愛を語った。

番組では他にも、卒業生が新入生に送る手作りガイドブック、個性的な卒業生など、様々なエピソードをお届けする。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

明日よる9時放送の「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」では、"いま人気の完全中高一貫校「海城」の秘密"をお届け。

meimon_20200905_07.jpg
今回の名門校は、安定した人気を誇る中高一貫校「海城高等学校」。人気の秘密を、卒業生の立川談笑とドリコム内藤裕紀社長が解き明かす。海城といえば言わずと知れた正統派の男子校だが、世代によってイメージが異なるのは何故か?

古い世代は厳しいイメージを持ち、若い世代はスマートなイメージを抱くという。その真逆なイメージの違いこそが海城の強さの所以だ。海城は、常に時代に合わせた学校改革を行い成功させてきた。そんな海城に、訳あって入学した立川談笑師匠と23歳でドリコムを設立し、わずか4年でマザーズ上場を果たした内藤裕紀氏が語る海城の知られざる秘密とは?

生徒たちの遊びは何と○○! 武闘派の教師がパトロール? そこには、個性派揃いの教師陣の存在があった...。

<ゲスト>
立川談笑(落語家)
内藤裕紀(株式会社ドリコム 代表取締役社長)

どうぞお楽しみに!

PICK UP