1時間かけて淹れたコーヒーを優雅に味わう...銀座のサラリーマンから一転、父島約700坪の土地でエコライフをおくる61歳仙人のいま:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

8月31日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、竹芝客船ターミナルから船に乗る人に声をかけて『船代』をお支払いする代わりに「家、ついて行く」企画を実施。そこで今回は、小笠原諸島の父島で暮らすリョウさん(61歳)のお家について行くことになります。※取材を行ったのは2019年6月。

homeii_20200901_02.jpg
取材を快く受け入れてくれたリョウさん。チケット代をお支払いしようとすると、「買ったから大丈夫」と拒否されてしまいます。それでは申し訳ないのでお礼をしたいと伝えると、爽やかな笑顔で「愛でいいよ」と、素敵な言葉が返ってきました♡

本土で手術をし、父島に帰るというリョウさん。30年前まで銀座でサラリーマンをしていましたが、サーフィンをするために脱サラして父島に移住したそうです。幸先のよいスタートで始まった特別企画「島、ついて行ってイイですか」。約24時間かけて、船で小笠原の父島に向かいます。

homeii_20200901_03.jpg
下船すると、奥さんのチカさん(51歳)が迎えに来ていました。ちなみにリョウさんは、宿とシーカヤックのツアーガイドとして生計を立てています。

車でジャングルのような道を抜けてご自宅に到着! 森の中にあるかわいいログハウスや、自宅の横に建てられた宿もリョウさんの手作りです。

homeii_20200901_04.jpg
リビングはなんと窓吹き抜けで海が臨め、季節によってはクジラも見られるというナイスビュー!

homeii_20200901_05.jpg
スタッフに、庭で採れたパッションフルーツを食べさせてくれました。

homeii_20200901_06.jpg
トイレはバケツが置いてあるだけ。その横に匂い消しとして使用する炭と枯れ葉もあります。消臭効果はそこそこあるようで、スタッフも「あんまり匂いしない」とのこと。バケツに溜まった排泄物はトイレの下でたい肥として再生、畑に撒きます。

homeii_20200901_07.jpg
生活用水は雨水を溜め「風呂→シャワー→洗濯→トイレ→畑に流す」と徹底したエコライフ。「持続可能な無駄のない生活にチャレンジしている」と語るリョウさんが、なぜこうした生活を送るようになったのか...そのきっかけを伺うことに。

「僕らの時代、公害問題が騒がれた時代なんだよね。自分たちが変わらないと絶対に変われないと気づいたわけ。それを実践している。完璧はできないので、30年間くらい段々生活をシフトさせてきたけど、まだまだ完璧じゃないんだけどさ」とリョウさん。

超イケメンな長男(14歳)に島の暮らしを聞くと、「楽しい。でも、船が1週間に1回しかこないので、Amazonで頼んだものがすぐ来ない」と今どきらしい答えが返ってきました。

リョウさんはまんぞうくんの話を聞きながら「お金は悪いわけじゃない。お金は色んな人と協力ができる最高のツール。でも、協力する為のツールで、お金の為のツールじゃない。食べるために稼いでるの? じゃあ食べ物作りゃいいじゃん!」と含蓄のあるコメントを。

homeii_20200901_08.jpg
700坪の敷地内ではコーヒー豆も栽培しています。その豆を炒って皮をむき...約1時間の工程をかけてコーヒーを淹れてくれました。「あぁ~いいですね」とスタッフ。どんな食レポでも見たことがないしみじみとした味わいが伝わります。

homeii_20200901_09.jpg
「いい味だよな、悪くないよな」とコーヒーを飲むリョウさんは、「折角生まれてきて、気持ちよい所にいたい。それをみんなが味わえるようにしてあげることが重要。そういう生活をここで実践する」と笑顔で語ってくれました。

homeii_20200901_10.jpg
あれから1年2カ月...リョウさんにリモート取材しました。新型コロナウイルスによる影響で、小笠原諸島も6月まで入島規制されていましたが、その甲斐もあって、島内での感染者はゼロ。7月からは徐々に観光客の受け入れもはじめていますが、「観光客も小笠原に持ち込んだらマズイという意識を持ってくれているみたいね。商売は大変な人が出たけど、村が最低限の支援をしてくれるので、みんな納得しながら『しょうがないね』って過ごしている」とリョウさん。

ただ、祭りなどのイベントも中止なので、手持ちぶさた感は否めないそう。この自粛期間を利用して、お家や宿をリフォームしたそうです。

homeii_20200901_11.jpg
「観光が不要不急だと言われた部分はあるけど、人間にとって『光を観に行く』が観光。旅がないと生きていけない人はたくさんいると思います、小笠原はテイスティーな場所だと思う。来ていただける方はウエルカムで迎えたい。いつかお越しいただければと思っています」と語ってくれました。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

そして、明日よる9時放送! 「家、ついて行ってイイですか?」は、"2020夏!このご時世だけど...本気で夢追う人スペシャル!"をお送りします。

【北綾瀬・遊遊市場】
小学3年生の鉄オタキッズ...1歳の時、電車の操縦席を見て鉄道にドハマり!...それ以来、家の中で手作り機器を使って超本格的な車掌ごっこを...すっかり鉄オタ仕様の家!

【山口県防府市・移動販売】
昨年、妻が突然の余命宣告された80代夫婦...亭主関白だった夫が、主夫を始めて気付いた様々な思い。そして妻が気づいた夫の本当の優しさ...お互いへの感謝が溢れるおしどり夫婦の二人きりのお盆。

【下北沢・終電】
美人女子大生&イギリス出身超絶イケメン彼氏のお洒落なカップル...リア充すぎる彼女に実は悲しすぎる過去があった...

【三軒茶屋・終電】
80歳になるまでに絶対結婚したい! 72歳男性...この歳になって初めて気づいた「誰かと一緒に生きる人生って最高じゃん!」...だから、「結婚は絶対に諦めない!」...未来の妻のために溜めた荷物だらけの部屋で誓う。

ゲスト:YOU・髙橋海人(King & Prince)

どうぞお楽しみに!

PICK UP