「初潮を迎えてから現在まで、365日間ずっと〇〇を付けています...」黒沢かずこが衝撃の告白:生理キャンプ2020

公開: 更新: テレ東プラス

テレビ東京では、「生理」についてあれやこれやと考える、「生理キャンプ2020~前代未聞!生理の特番? テレ東、あえて話し合っちゃいます!」を、8月31日(月)深夜2時から放送! 公の場ではなかなか語られることがなかった生理について、「悩みあるある」「都市伝説」さらには世界のタンポンを対決させる「タンポン選手権」まで...あらゆる角度から深堀します。

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MCは、「話そう、知ろう。生理のこと。」をコンセプトとしている「#NoBagForMe PROJECT」のメンバーとして活躍中のバービーが担当。黒沢かずこ森三中)、りゅうちぇるゆきぽよが出演し、生理について爽やかにぶっちゃけます!

「テレ東プラス」では、前代未聞の特番を企画したプロデューサー・工藤里紗を直撃! 番組の見どころはもちろん、生理について...工藤Pの見解などを伺いました。

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テレビを通して生理の悩みを共有することで"誰かが楽になればいいな"と思いました

──生理の特番とはとても斬新ですね。テレビ番組史上、このような番組はあったのでしょうか! まずは企画意図からお聞かせください。

「そもそも生理というものは、ほとんどの人があってほとんどの人が大なり小なり何がしかのわずらわしさや悩みがあるといっても過言ではありません。『1年中、生理だったらいいのに!』という方は、あまり聞いた事がありません。生理に関する眉唾の都市伝説も多いため、テレビを通してみんなで生理の悩みを共有することで、誰かが楽になればいいなと思いました。正しい知識や生理用品ひとつとっても、新しい選択肢の情報を得た上で、"今後自分は生理に対してどう向き合っていけばいいのか..."考えていただくひとつのきっかけになればいいなと思います。

また、生理になりたての若い世代は、これから何十年と付き合っていかなくてはなりません。番組を観ていただき、"具合が悪かったら我慢するのでなく、気軽に病院で相談していいんだよ"、"お医者さんに相談すれば、楽になるものも多いんだよ"と伝えることができたら嬉しいですね」

──収録は大変盛り上がったそうですね。

「30分番組ですが、2時間スペシャルにしていいほど濃い内容でした。カットするのが本当にもったいないほど、熱量が高い収録になりました。産婦人科医の稲葉可奈子先生にリモートで参加していただきましたが、みなさん"これはどういうこと?"と、問診が始まるほど質問責めで、体に疑問を持っているなと感じました」

──キャスティングも絶妙なバランスを感じます。

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「バービーさんは生理に関する動画を配信するなど、生理情報感度が高い方。そして、これから何十年も生理と付き合っていく若い世代にこそ観ていただきたかったので、若者代表としてゆきぽよさんに出演をお願いしました」

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「ひょっとすると、子どもの頃、お母さんから教えてもらった生理についての情報をそのままアップデートできていない方が多いのかもしれない...そう思ったので、そうした方の代表として黒沢さんにもご登場いただきました。そしてりゅうちぇるさんは唯一の男性です。女性には生理があって、何となく大変そうだけど良くわからない、生理用品の存在は知っているけどちゃんと見たことがない男性が知ることに大きな意味があると思い、出演をお願いしました。りゅうちぇるさんは、困っている側の人の気持ちを理解しようとする優しい方で、女性たちの発言を聞いても、受け入れてくださる安心感があります」

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──たしかに、りゅうちぇるさんは女性の悩みに対して「大丈夫? 辛かったね」と寄り添ってくれそうですよね。

「姉妹が多い環境で育ったこと、女性の友人が多いこと、そしてペコちゃんの出産を通して、生理についてもかなり調べたとのことで、その情報量に私も驚きました」

──どんなトークが展開されたのか...ものすごく気になります。工藤さんが特に印象に残っているエピソードを教えてください。

「黒沢さんが、初潮を迎えてから現在まで、"突然生理になったらどうしよう..."と気になってしまって、365日アルものをつけていると知り、衝撃を受けました」

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──デリケートな黒沢さんらしいエピソードですね。でも、世の中にはきっと、黒沢さんと同じような悩みを抱えている方がいると思います。

「本当にそうだと思います。あとは、ゆきぽよさんがグラビア撮影の時、びっくりする生理用品の使い方をしていました。稲葉先生の解説とともに、こちらはぜひ番組で確認してください」

──番組でも登場する「フェムテック(FemTech)」という言葉...勉強不足で恐縮ですが、今回初めて耳にしました。女性(Female)と技術(Technology)を掛け合わせた造語なのですね。「テクノロジーで女性のヘルスケアやライフスタイルをサポートしよう!」という発想から生まれた言葉だと...。

「私は3~4年ぐらい前に初めて知りました。いま、ずっと我慢してきた生理の不自由さが、画期的なテクノロジーによって変わってきています。アメリカでは、新しい生理用品で何億円も資金調達をしている女性の実業家もいるんですよ。番組では初級編を紹介していますが、"FemTech"と検索すると面白いことがたくさん出てくるので、みなさんぜひ、調べてみてください」

──女性はもちろん男性の皆さんにも、ぜひ番組を観ていただきたいですね。

「そうですね。"生理前にイライラしたり落ち込んだりするのは、自分ではなかなかコントロールしにくいものなんだ"と知っていただけるだけでも、お互い楽になりますよね。あとは、お母様方が娘さんに生理をどう伝えていくのか...これもとても重要なポイントです。深い時間ではありますが、お母様方にもぜひご覧いただきたいです」

──工藤さんは、今回の「生理キャンプ」を始め、有料配信イベント「テレ東無観客フェス」では「新・大人の性教育 セクシャルマインドセットをバージョンアップせよ!」を開催。女性の体をテーマにした企画を生み出していらっしゃいます。今後はどんな構想をお持ちですか?

「『生理キャンプ』は、とても1回では描ききれないので、続編もやりたいですね。"性と生"は、生きていく上で対になる言葉。今後も都市伝説や眉唾に騙されず、"どうすればより快適にいい状態で生きていけるのか..."をテーマにした番組を作っていきたいです。女性の体の仕組みや変化を知ることは、男女ともに大事だと思っているので、私自身もたくさん学ばせていただいて、番組として発信していきたいです」

──工藤プロデューサー、ありがとうございました!

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「生理キャンプ2020~前代未聞!生理の特番? テレ東、あえて話し合っちゃいます!」は、8月31日(月)深夜2時から放送! どうぞお楽しみに!

(取材・文/船桂子)

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