ジャムも作れる味わい! 10年かけて成功させた苦味の少ないピーマン。子どもも喜ぶピーマンレシピが続々登場

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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8月19日(水)の放送は、茨城県神栖市でご飯調査。鹿島灘に面し、農業も漁業も盛んですが、この時期とりわけ有名なのがピーマン。作付け面積、生産量ともに日本一で、ピーマンの町とも呼ばれています。そんな神栖市でご飯調査するのは、お笑い芸人のスギちゃんです。

煮浸しからジャムまで! アイデア満載のピーマンレシピ

まずは、海の近くで名産のピーマンを栽培している農家さんの畑へ。海沿いの土地にズラリと並んだ32棟ものビニールハウスで、年間およそ10トンのピーマンを栽培している原秀吉さん。

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10年かけて、子どもも食べられる苦味が少ないピーマンの栽培に成功。試食したスギちゃんも「みずみずしくて最初ちょっと甘みを感じる。美味しい」と驚き!

植える間隔をあけたり、温度や肥料を細かく調節したりとピーマンにストレスをかけない栽培法を試行錯誤した結果、ピーマンの苦味をおさえることができたそう。

お話を伺ったあと、さっそく例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

お宅へお邪魔してさっそく奥様の範子さんに、レシピがなくてもすぐ作れるようなものを教えていただきます。まずはピーマンのお浸しから。ヘタを取り、半分に切って種を取ったピーマンを約3分茹でます。ピーマンをゆがくと、さらに苦味が減り、ほんのり甘みが出るんだとか。茹でたピーマンをボウルにあげて流水で冷やし、細切りに。鰹節と麺つゆをかければ完成! 子どもにも人気なんだそうです。

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続いてはピーマンの目玉焼き。輪切りにして種を取ったピーマンをフライパンに並べます。そこにうずらの卵を投入! 塩こしょうで味付けして出来上がりです。

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そのほかにも、自家製のピーマンとパプリカをシソと一緒に豚肉で巻いたフライや、ピーマンとナスをみそと砂糖で甘辛く味付けしたみそ炒めも。さらに、ピーマンを丸ごと素揚げして醤油と砂糖で煮た煮浸し、ピーマンの浅漬けやピーマンのピクルスなどなど。

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こちらが原さん家のお昼ご飯。まさにピーマン尽くしのアイデア料理が出そろいました。

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「ピーマンは何にでも合う」と範子さん。なんとピーマンのジャムも作っているそうです。これからも、こだわりの美味しいピーマンを作ってくださいね!

鮮魚店ならでは! 贅沢な○○エビマヨにカレイのあらい

続いては港のある波崎地区へ。「明石鮮魚店」にお邪魔します。お店を切り盛りする明石武史さん、千鶴さんご夫妻に話を伺いました。

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看板商品は、天日で干した自家製しらす干し。

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そして、魚系のものは出汁以外いっさい入っていない、名物の伊達巻。和風プリンのような味わいですが、醤油をちょっとたらしていただいても合うそうです。美味しい伊達巻を味わったところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

なんとこの日のお昼ご飯は伊勢エビ! ときどき商品価値のないものをいただいて食べることがあるのだとか。

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4尾もの伊勢エビをボイルしてからマヨネーズで和え、贅沢なエビマヨに。続いて、銚子港であがったイシガレイを使ってもう一品。

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夏のカレイは捌いて氷水につけ"あらい"にすると、身がギュッとしまってプリプリとした食感が楽しめるそうです。

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こちらが明石鮮魚店さんのまかない。エビマヨにカレイのアライ、そして醤油とみりんで30分ほど漬けたマグロの漬け、自慢の自家製シラス干しと生シラス、磯の風味と独特の歯ごたえが楽しめる布海苔を入れたみそ汁が並びました。

鮮魚店ならではの、旬の海の幸をふんだんに使った豪華なまかないです。

マグロなどを仕入れたときは、美味しい部位ほど高いので売れ残ってしまうことも。そんなときは鮮度が落ちる前に自分たちでいただくのだとか。大トロを食卓で気軽にいただけるというのは、うらやましい限りですね。これからも、美味しいまかないを食べて、お仕事がんばってください!

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