元メガバンク支店長が「貯蓄ワザ」を大公開! 貯金、家計簿、保険の見直しで”お金が貯まる家族”に!:ソクラテスのため息

公開: 更新: テレ東プラス

"滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる!"をテーマに、経済情報や話題のニュース、世間を騒がせている流行のモノについて、誰にでもわかるように優しくかみ砕いてお届けするお勉強バラエティー「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」(毎週水曜夜10時)。8月19日(水)の放送では、節約・貯蓄の専門家が年間100万円貯める方法を紹介した。

今年発表された「40代の金銭感覚についての意識調査」によると、なんと「貯蓄0円」と回答した40代は23.2%(※SMBCコンシューマーファイナンス調べ)。その一方で、1000万円を超える貯蓄がある人も。では、お金が貯まる人と貯まらない人の差はどこにあるのだろうか。

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そこで今回、著書「一生お金に困らない! 新・お金が貯まるのは、どっち!?」(アスコム)が大ヒットしている元メガバンク支店長・菅井敏之さんが、自らも実践している貯蓄法を紹介。

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架空の「お金が貯まる家族」「お金が貯まらない家族」を例に、シチュエーション別で「どうすればお金が貯まるのか」を分かりやすく解説する。

<お金が貯まらない家族>

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家族構成:妻・エミコ(たんぽぽ川村エミコ)、夫・健志(フルーツポンチ村上健志)、長女

・エミコは愛する夫と娘のために日々節約に奮闘する普通の主婦、健志は給与の手取りが30万円というごく普通のサラリーマン。

<お金が貯まる家族>

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家族構成:妻・ぶるま(紺野ぶるま)、夫・こうじ(あべこうじ)、長男

・ぶるまは手取り30万円の夫の給料をやりくりする普通の主婦、こうじは妻と子どもを愛するサラリーマン。

【毎月の貯金方法】お金が貯まる家族は、毎月〇〇を決めて貯金している!

<お金が貯まらない家族:金額を決めて貯金>

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・給与が手取り30万円でありながら貯金を月額10万円と決めてしまったため、エアコンや水道代に至るまで過剰な節約で夫のストレスが爆発。長続きしない上、夫婦仲に亀裂が入ってしまう可能性も。

<お金が貯まる家族:割合を決めて貯金>

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・月収に対して〇%などの割合を決めておくことで、家計に無理が出ない。また、収入の増減があっても金額を決め直す必要がなく、家計のバランスを崩さずに済む。

菅井さんは銀行員時代に3万人以上の顧客から統計を取ったそうで、「月収の20%が無理なく貯金できる割合」とコメント。手取り30万円の場合、2割で毎月6万円、1年間継続すれば72万円の貯金が可能なのだ!

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「2割分の金額は、初めからないものとして強制的に抜いてしまう。(2割を引いた)残りの金額で暮らす」とアドバイスする菅井さん。

【家計簿のつけ方】お金が貯まる家族は家計簿が自動的についてくる?

<お金が貯まらない家族:レシートをもとにつける>

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・毎日、買い物後のレシートをもとに「面倒くさい」と思いながらも渋々記録しているエミコ。家計簿は節約の意識を高めるにはとても重要だが、手間も時間もかかり、長続きしない人も。

<お金が貯まる家族:家計簿をクレジットカードでつける>

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・ぶるまとこうじは、毎日の買い物はもちろん、光熱費、通信費、各種税金などをすべてクレジットカード払い。そのため、月に1回利用明細書を見ながら記入。入力すれば簡単に家計簿ができる。

菅井さんいわく「家計を見える化し、お金の流れをざっくりでも良いので把握することが大事」。クレジットカード支払いにすれば履歴が残る上にポイントも付くなど、利点が多い。

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さらに、きちんと明細を見直すと不必要な項目を見つけ出すことができ、無駄な出費の減少にもつながる。

【保険の選び方】お金が貯まる家族は〇〇保険に入っている!?

<お金が貯まらない家族:生命保険を選びがち>

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・健志は、万が一の時や老後のことを考えて「入れるだけ入っておこう」と死亡保険や介護保険など、さまざまな生命保険を選択。その結果「手取りが30万円なのに、月々の保険料が3万円!」と家計を圧迫することに...。

<お金が貯まる家族:火災保険に入っている>

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「今は火災保険が一番大切!」と断言するぶるま。異常気象や巨大地震の備えも必要な災害多発国である日本では、火災保険が最も重要。「お金が貯まる家族」が選んだ火災保険は、火災、台風・暴風、地震、豪雪・雪崩、洪水・土砂崩れ...など、フルで補償をつけても月額約8000円だが、いざという時には数千万円も受給できる可能性も!

<菅井さんが"お金が貯まらない家族"に提案する保険の見直し>
※子どもが独立した夫婦における、生命保険料月額平均3万2000円の場合。
1)終身保険(=死亡保険)と、医療保険終身型(=入院+手術費)のみにし、その他を健康保険でカバーすれば約1万4000円に減額することが可能。

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2)1)に火災保険を追加しても月額2万2000円程度となり、毎月1万円が貯められる計算となる。

菅井さんは「生命保険が悪いわけではなく、入りすぎている場合の見直しが重要である」「水漏れなどを起こし、自らの過失で賠償金を払う場合に備え、火災保険がカバーできるものを確認すべき」と話す。

3)おすすめするのは「個人賠償責任保険」。特約で入れるもので、賠償責任を負う事態になった時、保証してくれる保険だ。

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契約内容にもよるが、月額100~150円と少額で数千万円もの保証を受けられるケースがある。

菅井さんは、この他、サラリーマンでも自営業でも節税できる方法として、自分で作る年金制度「iDeCo」も紹介。加入者が毎月一定の金額を積み立て、予め選んでおいた定期預金、保険、投資信託などの金融商品で自ら運用し、60歳以降に分割、または一括で受け取ることができる。月額5000円から積み立てられ、以降は1000円単位で上乗せ可能。掛金は全額所得控除の対象となり、所得税・住民税を軽減することができる。

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「"節税のデパート"といえる商品なので、老後資金を貯めたい方には特におすすめ」と菅井さん。

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元メガバンク支店長・菅井さんが実践している「シチュエーション別のお金の貯め方」。これを参考にすれば、年間100万円の貯金も夢じゃないかも!?

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