上野「アメ横商店街」...4つの看板のうち1つだけ表記が違うのはナゼ? 

公開: 更新: テレ東プラス

学校では教えてくれない世の中の裏側や知られざる真実を、笑いながらお勉強する「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜9時)。今回「テレ東プラス」では、6月26日に放送された番組の中から、「街の不思議を生き字引に聞け!」の内容をプレイバックする。

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まず紹介するのは、有名百貨店や高級店が並ぶ銀座について。銀座の街並と、同じく有名百貨店が並ぶ新宿を見比べてみると...皆さんお気づきでしょうか? 銀座には、本来あるハズの"あるもの"がありません。新宿にあって銀座にないものとは一体...?

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正解は、ガードレール。なぜ銀座にはガードレールがないのでしょうか? 教えてくれるのは、1804年創業・銀座すずらん通りにある老舗「松崎煎餅」八代目の松崎宗平さん。「来る方に気持ち良く過ごしてもらうため、景観を良くしようという気持ちが込められてます」と松崎さん。

さらに「車を乗りつけて買い物する時に出入りがしやすいように」という、セレブの街ならではの理由も。その昔、買い物の街・銀座には、セレブを乗せた多くの送迎車が百貨店前に乗りつけていました。交通量が増えた今でも、車道と歩道の間に段差があり、道の見通しが良いことから、「ガードレールを付けなくても良い」と国土交通省に認められています。

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続いて紹介するのは、若者のメッカ・渋谷の街について。人通りの多さから、「世界で最も有名な交差点」と言われることもあるスクランブル交差点。多い時では、一回の青信号で約3000人が通行します。今の形になったのは約46年前ですが、上から見てみると"あるもの"がありません。何がないか気づきましたか?

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一般的なスクランブル交差点は、縦・横・斜めの6本の横断歩道。しかし渋谷のスクランブル交差点は、渋谷マークシティ側から三千里薬品にかけての横断歩道がありません。その理由を教えてくれるのは、渋谷センター街近くの土産店「和雑貨 渋谷丸荒渡辺(※今年3月に閉店)」の3代目・渡辺欣嗣さん。「横断歩道がないのは、距離が長くて渡りきれないから」と教えてくれました。ハチ公口からセンター街までは32mなのに対し、横断歩道がない部分は46m。一般的に青信号の時間は1mを1秒で歩くスピードに合わせていますが、渋谷のスクランブル交差点の青信号の時間は37秒。つまり46mあるこの道は、青信号の時間内に渡りきれないのです。

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青信号の時間を46mに合わせて伸ばすと車が渋滞してしまうため、横断歩道を引いていないとのこと。法律上、横断歩道がないこの道は渡ってはいけません。渋谷を訪れた際は気をつけましょう!

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最後は、買い物天国・アメ横の謎。毎日買い物客で賑わう、上野の「アメ横商店街」。JR上野駅から御徒町駅に繋がる大型商店街ですが、実はこの商店街にある4つの看板のうち1つだけ表記が違います。4つを見比べてみると、上野側にある看板だけが「アメヤ横丁」の表記。正式名称は「アメ横商店街」のはずですが、どういうことなのでしょうか?

その理由を教えてくれるのは、アメ横商店街設立当初から鞄店「Works」を営む星野勲さん。実は戦後間もない頃、"アメヤ横丁"の看板付近には飴屋が密集していたそう。「当時、非常に糖分が不足していた。一軒の店が飴屋を始めたらあまりにも売れて、それを真似して何軒も増えて、飴屋が並んだ横丁になった」と星野さん。そんな飴屋がたくさん集まった場所が、「アメヤ横丁」の看板がある全長150mほどのエリア。最盛期には300軒近い飴屋が集中していたというから驚きですが、現在は一軒もないそう。

ちなみに御徒町側は、朝鮮戦争の際、アメリカ軍の生活用品が大量に流通したことから「アメリカ横丁(通称アメ横)」と呼ばれるように。その後、「アメヤ横丁」と「アメリカ横丁」が統一され、「アメ横商店街」が誕生。今や、上野側の看板だけが飴屋の面影を残しているのです。

明日よる9時からは「所さんのそこんトコロ【1200坪11億円の老舗酒蔵の金庫から金銀お宝が!】」を放送!

≪開かずの金庫を開けろ!≫ リポーター:レッド吉田TIM
今回訪れたのは兵庫県宍粟市。戦国時代に活躍した軍師・黒田官兵衛が住んでいたとされ、昔は10軒以上の酒蔵が建ち並び、酒の街として賑わった。

開かずの金庫があるのは、創業から250年以上、宍粟で最も古い酒蔵である老松酒造。
敷地面積1200坪の中に酒蔵や店舗、住居も備えるほど立派な造り。聞くと、明治時代の最盛期には、ここの6代目が酒造業で築いた財産で銀行を創設。さらに町長まで務めるなど、非常に栄えていたという。

そして本題の開かずの金庫を発見。高さ122センチとかなりのビッグサイズだが、おかみさんは開いたところを一度も見たことがないという。開錠に挑むのは鍵職人・玉置恭一。
果たして金庫の中には何が眠っているのか!?

≪珍しい博物館の秘蔵映像を大捜索≫ リポーター:大西ライオン
全国には貴重な映像をもっているのに公開していない博物館がある。そこでその秘蔵映像を見せてもらうことに!

やってきたのは港区高輪の高級住宅街に佇む、物流博物館。日本で唯一の物流を専門にした博物館で、江戸時代の物流に関する資料や、超効率的な物流が可能になるイマドキのロボットなど、10数万点もの貴重な展示物を収蔵している。そんな物流に特化した博物館の秘蔵映像とは?

≪街の不思議を生き字引に聞け!≫ リポーター:高木雄也Hey! Say! JUMP)※高の字はハシゴダカ
言われて見れば確かに気になる、街の不思議なものを生き字引に教えてもらう!

●日本武道館近くにある巨大な物体は〇〇のために作られた!
●渋谷で増殖中の謎の矢印は〇〇のために作られた!
●大阪・梅田の公園にある謎の番号は〇〇の名残だった!

どうぞお楽しみに!

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