「星野リゾート」にも立ちはだかるコロナ禍...星野佳路が描く驚きの一手とは?

公開: 更新: テレ東プラス

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8月20日(木)夜10時からは「カンブリア宮殿」を放送! 未曾有の危機にある観光業。そんな中、早々に生き残り戦略を立てた観光業の革命児、星野リゾート星野佳路が登場。絶対に倒産しない! 星野が描く驚きの一手とは?

快進撃を続ける星野リゾートにも立ちはだかるコロナ禍...どう闘うのか!?

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星野佳路が4代目社長に就任したのは、1991年。日本のリゾートの新しい価値観を作り出し、軽井沢の旅館を上質のリゾート施設へと生まれ変わらせた。その後も、経営に行き詰った日本各地のリゾート施設を次々と再生させていった。2016年には遂にインドネシア・バリ島に進出、念願の海外展開を果たした。今や国内外45の施設を運営、従業員3000人を抱えるまでに成長した。"日本旅館のおもてなし"で世界ブランドになるべく、世界の強豪ホテルとの闘いに挑んでいた矢先に、新型コロナの危機が襲った。

星野リゾートも4月5月の売り上げは9割減となり、社内はパニックに陥った。そのとき星野はいち早く「生き残り戦略」を立て、さらに「倒産予報38.5%」という衝撃的な数字も発表した。このことで、社内はコロナ禍を生き延びることで一致団結。星野はその後の復活のために雇用も守った。コロナ後のいち早い復活のためにも、観光人材が最も大事だと強調する。

星野の生き残り戦略・・・コロナ禍でも楽しめる旅を

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星野が打ち出した生き残り戦略の1つが「マイクロツーリズム」。遠出ではなく、近場で観光を楽しもうというものだ。星野は地元の魅力を再発見することが、日本の観光を強くすると言う。

星野リゾート「青森屋」では元々、首都圏などのお客に青森の魅力を伝えようと工夫を凝らしていた。それを今回、改めて地元客に地元の魅力を再発見してもらおうとアイデアを出し合った。注目したのは中止となった「ねぶた祭」。お客に祭の気分を味わってもらうだけでなく、普段はなかなか見られないねぶた師によるねぶたの制作過程も見られるようにした。意気消沈していたベテランねぶた師は、ねぶたを完成できる喜びをかみしめていた。

一方、山梨にある「リゾナーレ八ヶ岳」。この施設で人気だったのがビュッフェ。しかし、感染拡大防止の観点から星野リゾート全体でビュッフェを中止した。すると、お客から「残念だ」という声が相次いだのだ。星野リゾートに求められているのは「感染したくないけど、ビュッフェを楽しみたい」ということに気付いた。コスト削減を進めたい時期だったが、星野はお客の期待に応えるべく、感染防止のために莫大な支出を決断。スタッフ一丸となって「新ノーマルビュッフェ」を作り上げた。コロナ禍でも楽しめることを提供していくことで、星野は「生存確率が高まる」という。

【ゲスト】
星野リゾート代表 星野佳路

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