センスの勝負に敗れたコンビと関東一ダサいトリオが融合!? 東京03結成までの知られざる苦悩:あちこちオードリー

公開: 更新: テレ東プラス

普段は言わないことも、ついしゃべっちゃう! オードリー春日俊彰の店で、常連客の若林正恭と、今注目の有名人をゲストに迎えて送るぶっちゃけトーク番組「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」(毎週火曜深夜1時35分放送)。

8月4日(火)の放送は、バカリズム東京03飯塚悟志豊本明長角田晃広)という、オードリーが尊敬する「ちょっと上の先輩芸人」の2組が来店。オードリーも知らない4人が若手だった頃の超トガリエピソードで盛り上がった。

先輩の来店に、若林は「先輩が来ると、春日の口数が減る」と懸念。若林としては「俺が聞けないようなことを春日さんが質問して、"まあまあダメよ"と言いつつ聞くみたいなのが欲しいわけよ」と頼むが......

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春日は「今日の人は無理」と、同じライブでリアルに見てきた近い先輩だからこそ難しい様子。

仲良くなったきっかけはバカリズムのリュック!?

テレビはもちろん、脚本家としての才能も認められ、多忙な日々を送っているバカリズム。
単独ライブは年間4万人越え、CM、ドラマでも活躍する、今、若手コント師が最もあこがれる東京03。そんな2組にも、売れるまでには紆余曲折が!?

20年くらいの長い付き合いだという4人。東京03は、飯塚と豊本のコンビ「アルファルファ」に、「プラスドライバー」というトリオを解散した角田が加入し結成したのだが......

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プラスドライバーは「関東一ダサいトリオ」と、バカリズム。面白かったが、「それよりもダサい方が」と続けると、飯塚も「笑いの取り方がダサい」と追い打ち。新人時代、劇場で見ていたというオードリーも、「元気だなーと思いました」「やっぱ芸人さん、声デカくなきゃダメなんだなって思いましたね」と、プラスドライバーのネタの感想を。角田は、「そんな印象なの?」と、しょぼん。

同じライブに出ていたという4人だが、仲良くなったいきさつは?

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劇場の狭い楽屋で、人見知りのバカリズムは誰ともしゃべらず、すぐ帰れるようにずっとリュックも背負ったまま。リュックが邪魔で通路も通れなかったため、豊本が「リュック下ろしなよ」と声をかけたのがきっかけで仲良くなったのだという。その後、バカリズムとアルファルファで合同ライブを開催したこともあったそう。

東京03結成に至る知られざる苦悩

東京03誕生のいきさつについてのトーク。
「爆笑オンエアバトル」(NHK)の常連だったアルファルファだが、観覧客が審査するため、「お客さんを笑わすネタ」ばかり考えるようになり、「自分たちが何面白いのかわからなくなってきちゃって、楽しくないなと思うようになってきちゃって」と飯塚。1年後に解散を考えていたという。

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そこに、以前から親しかった角田を誘った形だが、飯塚によれば「気のいい人だったから」とのことで......

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角田は「面白いって一言も言わないんだよ」と不満げ。

とは言いながらも、飯塚には角田と一緒にやりたい理由があった。「俺らってダウンタウン直撃世代だから、センスのある笑いとか大喜利の強さとかを求めてやってきて、その勝負に敗れた」状態だったというアルファルファ。そこで出会った角田に対し「角ちゃんはセンスとかじゃないの。ぼそっと言ったホンネがすごく面白いの」と褒めるが......

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角田は「本人はセンスで言ってた気がしたんだけどね」とこぼし、オードリーも大爆笑。

しかし、旧知の構成作家・オークラからは、「ええ、角ちゃん? なんで?」と難色を。全くカラーが違ったため、トリオとしてどうなるか見えなかったようだ。

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そこで、トリオ結成前にアルファルファのライブに客演として角田を迎えた合同イベントを開催。3人でのコントでの角田の「逆ギレというか、開き直り」の演技が素晴らしく、ライブの中で一番反応も良かったため、飯塚は「これかもしれない」と手応えを感じ、トリオでやっていくことを決意。

そして、3回目の単独ライブで、「俺、ここから東京03に本腰入れる」とオークラも認めたという。

バカリズムと日村のすさんんだ同居時代

バカリズムは、バナナマン・日村勇紀との同居生活のエピソードを。

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仲が良かったゆってぃに誘われ、アンタッチャブル・柴田英嗣の家に遊びに行った際、日村と知り合ったバカリズム。日村に「家に泊まったら?」と誘われ、翌日も「今日も泊まったら?」というのが続き、2年間、日村宅に住んでいたそう。

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実は、日村には「定期的に可愛い男を囲う」趣味があるようで、若林も「一回だけ"一緒に住まない?"って言われたんです。テレビ出たての頃」との体験談も。飯塚から「何もされないよね?」との質問も出たが、そこは何もないそうだ。

2人の同居生活は、かなりすさんでいたそう。当時のバナナマンはライブシーンでの評価は高かったものの、テレビにはあまり出ていなかった。2人で、自分たちが出たくても出られないネタ番組を見ては、「はい38点」と点数をつけ、何がダメだったかを解説していたそう。「すさんでるから、嫉妬ですよ、嫉妬」と、バカリズムが当時の気持ちを振り返った。

東京03結成にも影響!? おぎやはぎの功績

アルファルファにもすさんだ経験もあったようだが、所属事務所の人力舎に、おぎやはぎが入ってきたことで一変。

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ネタ批評をするトガッた芸人たちばかりだったところ、おぎやはぎによって「そういうの、やめよう」という空気に。飯塚は「コンビ同士仲良くない方が面白いみたいな風潮があったから。概念をガラッと変えた」と、おぎやはぎの功績を熱弁する。

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また矢作兼が、角田のことを「面白い」と言ったことがあり、飯塚も「あの矢作さんが言うんだったら、面白いかも」と考えるように。さらには「このままいっても2人(アルファルファ)売れないよ。表(客)も裏(舞台袖の芸人たち)も笑わせなきゃダメだ」との助言もあって、結果的に東京03結成に大きく影響した人物になったのだという。

その他、90年代後半の超トガリ期の東京芸人事情、オードリーが目撃したバカリズムの超トガリ時代や、「怒られている時もポッキーを食べる」という角田の奇行を深堀りなども。この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!

次回8月11日(火)深夜1時35分からの放送は、引き続き東京03とバカリズムの2組が来店。まだまだあるバカリズムの超トガリエピソードや、若林が飯塚に言われて死ぬほどうれしかったひとことなどを告白!

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