慶応義塾「三田会」の全貌! 国内に約800、海外に70以上の拠点を持つグローバルな同窓会でいったい何が行われているのか?

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名門校はなぜ、長きに渡り名門校でい続けることができるのか...。歴史や校風、卒業生のネットワークまで、名門校の知られざる姿を通してその秘密に迫る「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週日曜よる9時放送)。MCに登坂淳一角谷暁子(テレビ東京アナウンサー)、解説におおたとしまさを迎え、「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

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今回特集するのは、名門校「慶應義塾」。慶応義塾大学は、女性アナウンサーを最も多く輩出し、超難関の司法試験合格者数は東大を抑えて第1位。昨年度は、私立大学文系学部の偏差値ランキングでもトップの座に。

上場企業社長の出身大学調査においても、その数で第1位に輝いており、「トヨタ自動車」の豊田社長、「カシオ計算機」の樫尾社長、「コーセー」の小林社長など錚々たるメンバーを輩出。芸能界にもOBが多く、石坂浩二石原良純ふかわりょう別所哲也など多彩な顔触れが揃う。今回は、慶應大学出身の女優・菊池麻衣子をゲストに迎え、最強ブランド「慶應」の秘密に迫る。

慶應義塾がトップに立っているランキングはまだまだあり、司法試験と並ぶ難関・公認会計士試験の合格者数でも2位の早稲田を大きくリード。さらに学園祭の来場者数も20万人でトップに輝く。

そんな慶應義塾の創立者は、1万円札の顔としてもお馴染みの福澤諭吉。1858年、23歳だった諭吉が、中津藩の屋敷(現在の東京・中央区明石町)に開いた「蘭学塾」が始まり。明治31年には学制を改革し、小学校にあたる幼稚舎から大学まで16年間の一貫教育制度がスタートした。

今も慶応に受け継がれる諭吉の教えは「独立自尊」。教育理念は「気品の泉源」「智徳の模範」で、社会の先導者にふさわしい人格形成を目指す。ゲストの菊池は、「慶應は自由そのもの。先生というと福沢諭吉先生しかいないので、教員のこともニックネームで呼んだりする。みんな平等で、"学ぶことによって上下関係が出来る"という福沢諭吉先生の教えが息づいている」と振り返る。

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慶應には校則もほとんどないそう。幼稚舎から大学まで16年間慶應に通ったお天気キャスターの根本美緒は、「非常に伸び伸びしている。活発な子を育てる幼稚舎で、他のクラスとは比べないのがスタンス。6年間クラス替えがなく、クラス対抗で何かする時にまとまって努力しやすい。戦友のような仲間が作れる」と語る。クラス全員が1000m泳ぐミッションなど、過酷な挑戦もクラスメイトと励まし合いながら乗り越えてきたという根本。強い団結力が育まれるのが、クラス替えなしのメリットだ。

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慶應義塾の卒業生で作る同窓会といえば「三田会」。規模が大きく、国内に約800、海外にも70以上の拠点を持つグローバルな同窓会だ。それを取りまとめているのが「慶應連合三田会」。その下に卒業年度ごとの三田会や国内外の地域三田会、さらに職種や勤務先別の職域三田会が250以上存在する。ユニークな名前の「宇宙三田会」には、宇宙飛行士の向井千秋さんや星出彰彦さんなど宇宙に関わる卒業生が入会。年に1度「慶応連合三田会大会」が開催され、毎年各業界のトップを含めた数万人の卒業生が一堂に会する。

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強い結束力を誇る「三田会」は、未来に繋がる沢山のメリットも。「ベンチャー三田会」に所属し、年商12億円のIT企業「株式会社シクミーズ」の社長を務める水野永吉さんは、「トレンドのビジネスを話し合ったり、マーケティングについて情報を共有したり...。時には慶應出身の小泉(純一郎)元総理をお招きして、お話いただくこともあります」と、驚きのメリットを語った。

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慶應の自由さについて...菊池は、「自由の裏返しって自己責任。"ここまでは良いだろう"という枠組みを自分の中で決める。自分で責任を取れる範囲での自由。本当にいろんなキャラクターの人が多いので、社会に出てからどんな人に会っても物怖じしない」と語った。

番組では他にも、感動する機会を最大限に提供する教育理念や地方組と内部組の違い、自由な慶應女子高等学校など、慶応にまつわるリアルなエピソードをお届けする。

この放送は現在「ネットもテレ東」で期間限定配信中です。

明日よる9時放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)は、「都立の逆襲!日比谷復活の裏に校長あり」をお届け。

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今回は、総理大臣やノーベル賞、さらには夏目漱石を輩出した「都立日比谷高」復活の秘密を探る! かつては東大合格一人の年もあった日比谷。一体どんな改革を行い東大合格では公立1位に大躍進させたのか。

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どうぞお楽しみに!

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