秋葉原に1軒だけ異様に古い建物が...築92年の建物で、店主が某専門店を続ける理由:たけしのニッポンのミカタ!

公開: 更新: テレ東プラス

現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜よる10時)。7月31日(金)の放送では、築92年!裏地とボタンの専門店を営む江戸っ子ご主人の心意気を深掘りする。

「秋葉原に1軒だけ異様に古い建物がある」という情報をもとに、スタッフは現地へ。

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すると、街中にそこだけタイムスリップしたような建物を発見。看板には「岡昌裏地ボタン店」とあり、店内には威勢の良い店主がいた。話を聞くと、建物は築92年、太平洋戦争で焼け残ったものだという。

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緑青(銅が酸化することで生成される青緑色のサビ)を吹いている銅板がその長き歴史を物語る。「看板建築」と呼ばれるこちらの建物は、関東大震災後に多く建設された店舗併用の都市型住居。現在も、店舗の上は自宅として使用しているそう。

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1897(明治30)年創業の「岡昌裏地ボタン店」。メタルボタン(ブレザー用の金属製ボタン)や水牛のボタンなど、紳士用のボタンのみを販売。店内には、約800種類のボタンが並ぶ。

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「お客さんが来た時に品物がないのは商売人としてのプライドがあるからね」と、ポリシーを語る店主。

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「ボタン店って儲かるの?」という素朴な疑問から、店主の1日に密着してみると...。朝8時に開店。店の前を行き交う近所の人たちとの会話が弾むも、なかなかお客さんは来ない。店主はテレビを観たり、雑誌を読んで暇を潰している。

その合間に、店舗の3階にある自宅を拝見。テレビ好きの店主はさまざまな番組を録画するのが趣味だという。所狭しと撮り溜めたビデオテープは3000本! お宝番組の宝庫に、国分太一も思わず「観たい!」と興奮。

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午後1時、ついにお客さんがやってきた! 「いつもの」とボタンと裏地をオーダーするお客さん。お店では、ボタンだけでなく紳士服用の裏地も100種類以上揃えている。

ボタンと裏地を購入したこの男性、一体何をしている人なのだろうか。声をかけてついていくと、そこは日本橋にあるテーラー。

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お店の外観を見たビートたけしは、「ここ有名だよ!」と一言。オーダーメイドの紳士服を手掛ける「後藤テーラー」は、顧客に政治家や文化人が名を連ねる名店。田中角栄や本田宗一郎も愛用していた。店の裏には工房を構え、ベテラン職人が手作業でフルオーダーの紳士服を仕上げている。現在、紳士物の付属品を手掛けているのは「岡昌裏地ボタン店」ともう1店くらいしか残っていないという。高級テーラーにとって「岡昌裏地ボタン店」は、なくてはならぬ存在だった。

午後2時。店には2人目の来客が。ここにしかない商品を求め、わざわざ埼玉の春日部からやってきたとのこと。

昭和時代、この一帯は洋服の専門店街として卸問屋が軒を連ねていたが、現在残っているのは数店のみ。バブル時代は1日30万円を稼ぐこともあったそう。

この日の来客は2組、果たしてその売り上げは...? 気になる疑問を深掘りするため、たけしと太一が店主とリモートで会話するが、そこで思わぬハプニングが発生してしまう!

番組ではこのほか、
・今こそ「ハムカツ」の奥深さを知ろう! マニアが案内する奥深きハムカツの世界にたけしも唸る!
・「立ち食いそば」の魅力! 食べた思い出は絵日記に都内でオススメの名店とは?

をお届けします。今夜10時放送! 「たけしのニッポンのミカタ!」をお楽しみに!

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