コロナショックを乗り切る「新しい働き方」と「人をつなぐ新サービス」:ガイアの夜明け

公開: 更新: テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」(毎週火曜夜10時)。7月21日(火)の放送では、新型コロナウイルスの影響で変化する働く現場を取材。これまでのやり方や価値観にとらわれず、「新しい働き方」を選択した人々の姿を追う。

もうオフィスはいらない!変化する会社の形

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新型コロナの感染拡大は、在宅勤務の普及やオンライン化など人々の働き方に大きな影響を及ぼしている。東京・新宿にオフィスを構えるIT企業「さくらインターネット」は、3月上旬から在宅勤務を実施。6月の在宅率が約9割に達するまで進めた結果、社員にある変化が起きていた。

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在宅勤務が進んだことで、城戸彩乃さん(28)は、6月下旬東京から自然豊かな長野県・駒ヶ根市に移住。通勤からも解放され、ゆとりのある生活を送っていた。

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城戸さんの勤務は1日8時間、働く時間帯も自由に決めることができる。また休憩時間は家の周囲の大自然を満喫。東京では仕事が第一優先だったが、移住したことで働き方が大きく変化していた。

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「さくらインターネット」田中邦裕社長は、コロナによって「働く場所を自分で決めるなど自分の意志で行動ができるようになっている」と話す。

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社員を異業種に期間限定で!オンラインレッスンをサポート!人と人をつなぐ新サービス

「新しい働き方」をサポートする新サービスも登場している。IT企業の面接に訪れた辻野佑樹さん(26)。彼は大学卒業後、結婚式場でセールスプランナーとして働いていたが、以前から興味があった飲食業界に転職。念願を叶えたはずの辻野さんは、なぜは畑違いのIT企業の面接を受けていたのか? 実は内定は得たものの、新型コロナの影響で働くはずだった店が休業となり、入社は延期に。

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辻野さんが内定していた「スパイスワークス」は、全国に飲食店を90店舗展開しているが、緊急事態宣言後ほぼ全ての店が休業に追い込まれ、450人のスタッフが自宅待機に。
辻野さんも、その1人だった。そこで、社員の雇用を第一に考えた下遠野亘社長が目を付けたのが、飲食業界向けの人材シェアサービス「ロンデル」だった。コロナで仕事がない飲食店から人手不足の異業種に期間限定で移籍させ、給料は受け入れ先が支払うというもの。契約期間が終わったら元の飲食店に復帰するか、受け入れ先の合意があれば、そのまま正社員として残ることも可能だ。

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辻野さんは、この人材シェアサービスを使ってIT企業で半年間の期間限定で働くことに。採用を決めたITベンチャー「Wiz(ワイズ)」の山崎俊社長は「普段採用できない人材を採用できるチャンス」と、こうしたサービスを積極的に活用。半年後、辻野さんはどんな決断を下すのだろうか。

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一方、ヨガインストラクターや楽器の講師など、対面や室内での仕事が激減した人々の中には、ネットを使ったサービスや販売にシフトする人が増えている。個人のスキルをネット上で売買するサービス「MOSH」の登録事業者数は、2月末は5000人だったが、6月末には倍増した。

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フリーのヨガインストラクター・佐藤由加里さんは、3月までは多忙だったが、5月以降は仕事がまったくない状態に。追い込まれた佐藤さんは、オンラインレッスンへと舵を切る。しかし、ヨガのレッスンはライバルも多い激戦区。活路を見出せるのか...。

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コロナショックで変わるニッポンの働き方。「新しい働き方」を模索する人々の姿に迫った「ガイアの夜明け」は今晩10時から放送。どうぞお見逃しなく!

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