ホームステイ先の夫婦に、YOUが手作りの抹茶茶碗で恩返し。サプライズ直後に女性が現れ...まさかの事実も発覚!:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。今回は空港ではなく、街で直撃した「YOUの1万円札の使い道は?」のコーナーから。

さっそく、1万円もらえたらどう使うかを聞こうと街で声をかけたのは、アメリカから来たマイケル(34)さん。日本の大学に留学経験もある日本好きで、今回は20日間の予定で観光を楽しんでいたところだ。

質問すると、「お世話になった人に抹茶茶碗をあげられたらいいな」と照れくさそうに笑った。YOUがお世話になった人とは、学生時代のホームステイ先のご夫婦で、ホームステイ以降も、毎年来て泊まらせていただいている仲!

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そんなご夫婦らと一緒に北海道旅行に行って、抹茶茶碗を作った思い出があるそう。つまり抹茶茶碗は、YOUが初めて日本を旅行した思い出の品。だからこそもう一度自分で作ってみたい、昔よりも立派な物が作れるようになりましたよって見せたいんだって。そんな素敵な瞬間に立ち会いたいとお願いすると、快諾してくれたので、この恩返しの茶碗作りに密着決定! 後日再会を約束した。

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2日後、赤羽橋でYOUと再会し1万円を進呈。するとYOUは、この1万円を持って「うづまこ陶芸教室」を訪ねた。そこは陶芸体験や本格的な茶碗作りをプロが教えてくれる、人気の工房。陶芸は4年ぶりのYOUに、野崎先生は丁寧にやり方をレクチャーしてくれた。

上手に作るポイントは、①上から見て、時計の7時くらいのところに親指の先端を添える。②基本的にはロクロがグラグラ揺れないよう、集中してゆっくり作る。③粘土をできるだけ薄く均等に伸ばす...など。YOUは四苦八苦しつつも、茶碗に感謝の気持ちを込めて、何度もロクロを回し続けた。

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かつて、親元を離れて初めての海外生活に不安でいっぱいだった19歳の頃。そんなYOUを優しく受け入れてくれたのが、ホームステイ先の井口さんだった。緊張と不安から栄養失調で入院したこともあったけれど、そんなときもご夫婦は毎日看病に来てくれたそう。

このホームステイから14年間、YOUは大好きな井口さんに会いたくて、毎年日本に来ているんだって。YOUにとって日本は第二の故郷であり、夫婦は第二の家族なのだ。

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どうにかロクロを回し続けるうちに、1時間後にはいい感じの茶碗ができはじめた。苦労して渾身の1個を完成させたら、夫婦用のため残りはあと1個。それも上手に仕上がり、YOU自身も「あんまりうまくできてないでしょうけど、自分にしてはまぁまぁできたかな~」と自分に合格点を出した。

本焼きの仕上がりが5日後だと確認すると、YOUはピッタリ1万円のお支払いを済ませた。
茶碗を作る間も、「お母さんとお父さんのことを考えてた。その気持ちが茶碗に入るように」と気合いが入っていたので、焼き上がった茶碗をプレゼントする瞬間が本当に楽しみだ。

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5日後、出来上がった茶碗を持って、さっそく元ホームステイ先へ。

玄関口で、YOUが「お母さん!」と呼ぶと、お母さんがひょっこり顔を出した。もっとびっくりするかと思いきや、意外にあっさりの反応(笑)? さっそくホームステイ当時のYOUについて聞いてみると、「(14年前は)可愛かったですよ。いろんなこと教えてくれましたし、毎日学校に行って勉強して」と、お母さんは当時を懐かしんだ。

北海道旅行でお茶碗を一緒に作ったことも懐かしく話すタイミングで、いよいよサプライズ開始!

「もう1回作ってみたんですよ。お母さんに感謝の気持ちで...」と言いながら、YOUはプレゼントを渡した。お母さんは包みを開けた瞬間、「素敵じゃない!」と喜び、抹茶の緑色が映える明るい色味も気に入ってくださった。よかったね、サプライズは大成功だ!

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一方、お父さん宛の茶碗は、黒で渋い雰囲気の仕上がりだ。けれどお父さんは9年前に他界しているので、茶碗はそっと仏壇に供えることに。今は亡きお父さんにも、感謝の気持ちを伝えたかったのだ。

するとお母さんが、お父さんの気持ちを代弁し、「喜んでますよ、すごく。"おい、マイケル、なかなかじゃないか!"って」と言ってくださった。そして、ここで驚きの事実が発覚。それは...。

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部屋に新たな女性と男の子が入ってきたけれど、いったいどちら様!? 驚いていると、YOUから「お母さんの娘で、妻の麗子です」と紹介があった。って、ええ!? 奥さん?

じつはYOUが何度か井口家でお世話になるうちに、娘の麗子さんとYOUの交際がスタート。9年前に結婚し、長男のテンジンくんを授かったのだ。

「最初はホームステイ先のお母さんだったけど、本当のお母さんになりました。本当に幸せです」と事実を明かしてくれた。なるほど、だからお母さんは家に入ってきたYOUに、あまり驚かなかったのか、とスッキリしたところで密着は終了。

YOUは将来、日本で大学の先生になりたいんだって。がんばれ、そしてこれからも家族みんなでお幸せに!

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