ワンコやニャンコのかわいい姿をお届けする「どうぶつピース！！」（毎週木曜夜6時25分放送）。7月2日（木）の放送から、様々な事情で絶対絶命のピンチに陥った動物たちの救出劇を紹介する「カメラが目撃！九死に一生の救出劇」をプレイバック！

兵庫県明石港。この港には多くの外猫が生活しており、それを地元のボランティアの方たちが支援しています。ボランティアの1人、内山さんは港である不思議な出来事に遭遇。「大きな声で鳴いてたので、なんとかして助けたいなと思いました」と内山さん。一体、何が！？

2019年11月、ネコたちの様子を見に港にやってきた内山さん。ボランティア活動を終えて帰ろうとしたところどこからか微かに子猫の鳴き声が聞こえてきたのです。探してみると、声は岩の中から聞こえていることが判明。しかし、姿は見えません。

積み重なった岩の下に小さな穴を発見した内山さん。目が赤く光っていたので中に子猫がいるのがわかりましたが、助け出そうと手を伸ばしても穴は狭く手の甲で止まってしまい奥まで届かないので断念。

穴の中ではご飯も食べられず、回りは海水しかない状況で脱水症状を心配した内山さんは、穴の前にエサを置いてみることに。翌日再び訪れるとエサがなくなっていてご飯を食べたことはわかったものの子猫の姿は見られず。そこから内山さんはエサを置きに子猫の元へ通い続けることに。

子猫発見から一週間、内山さんはいつも通りエサを置くと少し離れた場所から観察することに。すると子猫が穴から顔を出してエサを食べ始めました。

安心したと同時に内山さんは衝撃を受けます。「真っ白な子猫だったんです。実は子猫を発見する2週間前に飼っていた白猫の"シロ"が亡くなってしまったんです。落ち込んでいたけど、その白い猫を見た時に私はシロの生まれ変わりだと思って絶対に助けたいと思いました」。

助けると決めた内山さんは穴に近づきますが、やはり子猫は人を警戒して穴から出てきません。「入口まで来たらなんとかできる自信があったので、慣れてくれるのを待つしかなかったです」。

子猫発見から10日目。子猫が食事している様子をのぞき見していた内山さんは、体が大きくなりかけて肩が穴につかえていることがわかりました。

これ以上成長してしまうと本当に穴から出られなくなってしまうと焦る内山さん。しかし、エサをあげるのをやめると餓死してしまう可能性もあり絶対絶命の状況に。

岩を崩す方法も考えましたが、子猫がいるのは国の有形文化財"旧波門崎燈籠堂"の石垣の中。崩すとなると数多の許可や申請が必要で、時間もかかり、その間に子猫が成長してしまうと岩を崩すことすら困難になってしまいます。助けたい思いはあるものの、打つ手がなく気持ちは焦るばかり。

子猫発見から15日目。ある方法を思いついた内山さんはエサやりを中止することに。1日エサをあげないことでお腹を空かせ、体が少し出てくるかもしれないとの作戦。

翌日、岩の前に行くとあれだけ警戒していた子猫が姿を現し、頭と前足を出してエサを食べ始めたのです。

次は食べている時に首元を掴んで引っ張り出そうとしますが、岩が邪魔してつかめません。再びご飯を食べようと顔を出した瞬間にようやく首元をつかむことに成功。

肩がつかえているため自分の手をクッションにしながら慎重に岩から引っ張り出し、救出成功！

穴から出てきた子猫は少しびっくりした様子でしたが、暴れることもなく手に収まっていた子猫を内山さんは引き取ることに。タマと名づけられました。

内山家で幸せに暮らすタマに今年5月に嬉しい出来事が。なんと2匹の子供を産んでお母さんになったのです。

「タマが家に来てくれて、私も子供たちもみんな元気になって、こんな可愛い子猫もプレゼントしてくれて本当に幸せです。ありがとう、タマ」と微笑む内山さんでした。

7月9日(木)の放送は、ゲストにIKKOさんを迎え、「激カワ！どんだけ～なペット＆海外で暮らす日本犬SP」。海外で暮らす日本犬は今どうしているのか？ 世界遺産＆西海岸で激変した姿が。スナネコ×大食いリス×パンダ×子猫......激カワ赤ちゃん＆どんだけ～なペットが続々登場！ 背景に同化した動物を見つける大好評クイズ「同化しているぜ」の最新版や、空から見てみた動物たちの姿をお届けする新企画「どうぶつアース」も。ぴーす＆絢のコーナーでは、世界的な歌手が愛した超カワイイ人気者たちに初対面。さらにIKKOさんの愛犬爆笑動画も！