「ご自由にお持ち下さい」のサービスも! <週1営業のお肉屋さん>が驚くべき激安価格だった!

公開: 更新: テレ東プラス

現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ!」(毎週金曜よる10時)が、7月3日(金)よりリニューアル! 激安店やデカ盛り店など、ある物事への"こだわりが強すぎる人"をフォーカス。ビートたけし国分太一が、その思い入れやこだわりに鋭く切り込み、熱い思いを深掘りしていく。

番組収録もスタジオを飛び出し、今後はより「ロケ」が中心の構成に。新たな「たけしのニッポンのミカタ!」をどうぞお楽しみに!

今回「テレ東プラス」では、リニューアル初回となる番組の中から、「週1営業のお肉屋さんは驚くべき激安価格!なぜ潰れない?」の内容を先取りで紹介する。

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東京・足立区在住の主婦から届いたのは、「いつ行っても開いていない肉屋さんがあります。一体何なのでしょう」という素朴な疑問。

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さっそく現地に向かい、肉屋さんを探すと、「肉の市」の看板を発見。お店の名前は「肉の金井」というらしい。確かにシャッターは閉まったままだが、「1000円・肉50円・お買い上げ玉子1パック」という不思議な貼り紙が...。

その後、月、火曜と店を観察するも開店する気配はない。お隣の喫茶店で聞き込みをすると「土曜日だけ開く。朝から開いている」とのこと。貴重な情報を得ることができた。

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そして迎えた土曜日の朝、お店へ向かうと、ついに開店の瞬間を目撃! お話を聞くために声をかけると、なんと"開かずの店"こと「肉の金井」の社長だった。さっそく、土曜日のみ開店するお肉屋さんに密着させていただく。

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店内に並ぶのはもちろんお肉。週1回の営業のため、品出しは一からのスタートとなる。そんな中、大量の野菜を並べる社長。お客さんの要望に応え、肉だけでなく野菜も置くようになったそう。

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午前10時の開店に向けて準備に追われていると、開店まで1時間ほどあるというのに店内にはお客さんの姿がちらほら。社長は「開店前に来ちゃうんだよね」と慣れた様子で、開店時刻の10時を迎えると、すでにレジには行列が! しかも大量買いのお客さんが多数。

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100gあたり、鶏むね肉は39円、国産牛肉の切り落としは118円と、確かに安い! お肉以外にもサニーレタスは38円、小松菜は10円と激安。価格は社長の裁量で決定しているが、他にも社長からあみ出された驚きのサービスがあった。

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お肉を1000円以上購入すると、本来は148円で売られている10個入りのタマゴを50円、もしくは野菜が5円で買えるというのだ。社長に聞くと、「大手スーパーのように細かいポイントサービスができないからね」とのこと。最初に見かけた不思議な貼り紙「1000円・肉50円・お買い上げ玉子1パック」の謎がここで解明された!

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社長の裁量で価格が変更することも多々あるらしく、常連のおばあちゃんには100円引きでさくらんぼを提供したり、野菜が無料になることも。果たして、お店の儲けは大丈夫なのだろうか? 社長は「金になることはやるが、ならないことはやらない」と断言するが、そのカラクリとは?

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秘密は営業日の前日に隠されていた。「肉の金井」にやってきたのは、大量の野菜や果物を乗せた業者のトラック。社長が依頼をかけたのではなく、業者側が見繕って商品を持ち込んでくるらしい。

これらの業者の主な取引先は数百の店舗を持つ大手スーパー。大量発注に備えて多めに商品を用意するため、当然のよう余剰品も出てしまう。そのような商品が「肉の金井」に持ち込まれているのだ。ちなみに社長は、これまで一度も持ち込みを断ったことがないという。

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また、開店日の土曜は、早朝5時から唐揚げなどの総菜を社長自ら手掛けている。唐揚げもサクサクで美味しそうだ。

「なぜ週に1回しか開店しないのか」という本題に戻ると...「ダメなの。やりたくない(笑)」と社長。当初は毎日営業していたが、周辺に大手スーパーが次々出店すると売上は激減。毎日お店を開けても客は来ないので、半ば捨て身で週1営業にシフトチェンジしたという。

だが、月に2回週1の営業に変更してみると、なんと売り上げは、1ヵ月分のトータルとほぼ同額。冷蔵庫を全部動かすと月間の電気代が40万円、そこに人件費をプラスすることを考えたら、「毎日営業しない方がよい」と判断したそう。ちなみに週に1回開店で売上は約100万円、月間で約400万円とのこと。

たけしと太一は、このスタイルを30年間続け、元気な限りまだまだ続けたいと語る社長とリモートで通話。明日の特売品をはじめ、競馬が趣味だという社長のプライベートなどにも迫る。

番組ではこの他、

・メニューが多すぎる店

埼玉県・鶴ヶ島に怪しい飲食店があるという。訪ねてみると、冷蔵庫が店の敷地内のあちこちに置かれており、なんと全部で15台。さらにメニューは分厚く、その数は5000種類を超えていた! オーダーすると、和・洋・中あらゆるメニューが、これもありえないほどのデカ盛りで提供される...。しかし、店を切り盛りするのは、ご主人ただ一人。一体どうやって、ただ一人で店を営んでいるのか? なぜこんなにメニューが多くなったのか? 尽きない疑問を、たけしと太一がリモート中継で深掘り! 明らかになる、店主「すうちゃん」の熱い思いとは?

・1つのメニューに特化した店

メニューの多すぎる店がある一方で、世の中にはメニューが1種類のみ、という店も存在する。駒沢にある牛肉煮込み専門店、深川のあさり丼専門店、東銀座にあるバナナジュース専門店を取材。なぜ1種類のみのメニューにたどり着いたのか? それぞれの店主の熱いこだわりとは?

をお届けします。今夜10時放送、リニューアルした「たけしのニッポンのミカタ!」をどうぞお楽しみに!

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