あの言葉を言うだけで詐欺師が撤退! 不安を煽り、金銭をだまし取る悪質な「コロナパニック詐欺」撃退法

公開: 更新: テレ東プラス

"滝沢カレンが理解できれば、視聴者みんなが理解できる!"をテーマに、経済情報や話題のニュース、世間を騒がせている流行のモノについて、誰にでもわかるように優しくかみ砕いてお届けするお勉強バラエティー「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」(毎週水曜夜10時)。6月17日(水)の放送では、新型コロナウイルスに便乗した新たな詐欺の手口と、被害に遭わないための対策を紹介した。

新型コロナによる規制が段階的に解除されつつある今、気をつけたいのが「新型コロナ便乗詐欺」だ。専門家によると、6月以降、被害が急増する可能性があるという。

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中でも「コロナパニック詐欺」は、人々の新型コロナに対する不安な気持ちにつけ込んで金銭を狙う悪質な手口が特徴。

例えば、メールで保健所の職員を名乗り「PCR検査を行うため」として個人情報や偽の検査費用をだまし取る詐欺や、高齢者に子どもと偽って電話をかけ、「コロナにかかったので、入院費を振り込んでくれないか」と泣きつく、オレオレ詐欺ならぬ「コロナコロナ詐欺」が該当する。

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そこで今回、とろサーモン・久保田かずのぶが詐欺師に扮し、これから起こる可能性が高い「新型コロナバスター詐欺」を再現VTRで紹介。詐欺対策の専門家が、詐欺と見破る方法や回避するポイントなどを解説する。

ターゲットは一人暮らしの高齢女性。いつものように自宅で過ごしていると、水道局員を名乗る男が訪ねてきた。インターホン越しに名札を見せられ、疑いもせずにドアを開けると、その男の姿は...なんと全身防護服! この男こそ、詐欺師なのだ。

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「コロナウイルスに感染した患者の大便からウイルスが発見されており、各家庭を回って調査している」と女性に説明する詐欺師。メディアで「感染者の大便からウイルスが検出され、そこから感染する可能性がある」と報じられたのは事実だが、これに便乗し、まことしやかに嘘を並べていく。

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【詐欺師の手口】
・「近所で新型コロナの感染者が出た」と告げる。
・「10万円の洗浄代がかかる」と告げる。
・「近所で感染者が急増している」と告げる。

このように、弱い立場の人間が不安になっているところをつけ込むのだ。現実味のある言葉を次々と浴びせられた女性が「検査だけなら...」と答えてしまうと、詐欺師は玄関で偽の検査キットを取り出し、適当な操作をして「コロナウイルスが2800匹いる」と伝える。

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不安を煽られた女性は、ついに詐欺師を家の中に入れてしまう。

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そして詐欺師はトイレに入ると、下水を洗浄するふりをする。30分後、「洗浄が完了した」と女性に報告し、検査費と称して10万円をだまし取った。

この詐欺を回避する最大のポイントはどこにあったのか...。

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・詐欺師に「検査する」と言われたとき、「お金は払わない」と断言する。
・どんなにまくし立てられても、「お帰りください!」と伝える。

この2つがポイントだそう。

実は、「帰ってください!」と家主が要求したにもかかわらず、人の住居から退去しない場合、不退去罪が成立するとのこと。強引な押し売りなどを行うタイプの詐欺師は不退去罪を理解していることが多く、この言葉だけで立ち去るケースが多いという。

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元埼玉県警・警察本部刑事部に所属していた佐々木成三氏によると「『家に入れない』が前提であるが、入れてしまったら勇気をもって『出ていってください』と言うべき」と話す。また、行政などを名乗る見知らぬ人の訪問があった場合は即座に信用せず、一度出直してもらうように伝え、その団体に問い合わせて事実確認を行うことも大切。「帰ってほしい!」と伝えても退去しない場合は、すぐに警察へ相談を!

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

そして、今夜10時放送「ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください~」では、「最新詐欺&トラブル完全対策SP」をお届け。

・ネットショッピングが危ない!ネット詐欺
・この時期に急増!?マルチ商法トラブル
・人気芸人たちが手口&対策を完全再現!

をお送りします。どうぞお楽しみに!

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