大阪では万能キャラが東京では...最初にかまいたち濱家をイジり倒した先輩芸人Fとは!?:あちこちオードリー

公開: 更新: テレ東プラス

普段は言わないことも、ついしゃべっちゃう! オードリー春日俊彰の店で、常連客の若林正恭と、今注目の有名人をゲストに迎えて送るぶっちゃけトーク番組「あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~」(毎週火曜深夜1時30分放送)。

6月16日(火)の放送は、「今一番各所で結果を出さなきゃいけないコンビ」ということで、かまいたち山内健司濱家隆一)が来店。事前打ち合わせで番組ディレクターから「グッチャグチャにしちゃってください」と言われたという山内。今回は春日の店が、グッチャグチャに!?

15分のコーナーに撮影16時間! 大阪のロケは長い

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2017年の「キングオブコント」優勝をきっかけに大阪から上京して2年。山内は、東京進出してからの2年間は「大満足です」ときっぱり言い切る。

大阪時代8本のレギュラー番組を持つ人気者だったかまいたち。それを半年かけてすべて整理しての東京進出は「結構、勇気がいった」という。

若林が、全てを捨てて東京に来る大阪芸人の腹のくくり方について話題をふると、山内は「ダイアンさんだけ辞めなかったです」と暴露。ダイアンは、大阪のレギュラー番組7本のうち4本をそのまま残し、軸足は大阪のまま東京にきたのだそう。

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東京と大阪の違いは、「東京のイメージは、とにかくロケが短い」と山内。15分のロケコーナーに、16時間も費やしたことも。濱家によれば、オンエア分の「撮れ高OK」ではなく、「1日スケジュールもらってるから1日全部回そう。回して面白いところを使おう」といったスタイルなのだという。

富士の樹海のロケの際には、予定していたポイントを全部撮ったのにも関わらず、ロケ時間が余ったため「もうちょっと回させてもらっていいですか?」と樹海の中の洞窟に入っていったという驚きのエピソードも。ちなみに洞窟のロケはその時は使ったものの、使わないときも多いのだという。

山内が舛添要一と2人でロケをした際は、舛添のYouTube登録者数を増やすため風船爆破などに挑戦。撮れ高バッチリだったため、その後に予定していたお好み焼きの大食いロケは必要なくなった......にも関わらず、ディレクターは「お好み焼きのロケ、カットになっちゃいます」と言いながらお好み焼きのロケに行ったのだそう。これには若林も「その文化不思議だな」と衝撃。

中でも、特にすごかったのが、何も持たずに無人島に行き料理する、かまいたちの大阪時代のヒット企画「無人島サバイバルシリーズ」。拘束時間18時間で、テープ24本くらい撮影するそうで、あまりにも素材が多すぎて編集スタッフも全てを「見てない」と山内。

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さらに、スタッフの人数よりカメラの数の方が多いため、濱家の方を撮っている際は山内がほったらかしにされることも。山内は、カメラを回す人がいないため砂浜に置き去りにされていたカメラを拾って自らを撮影したこともあるのだそう。

それだけ素材があるならオンエアで使わなかった部分を総集編などで使えそうなものだが......なんとテープに次々と上書きし、消してしまっているのだという。

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これには春日も「ウソでしょ?それ昔のテレビじゃん」と目を見開く。

そうした境遇に慣れていたため、東京の番組の待遇には衝撃を受けたそう。東京ではお弁当が何種類も用意されているが、大阪では「チロルチョコ1個ずつ」だったこともあったと話し、笑わせた。

ツッコミ芸人が通る「イジられ」への苦悩

東京進出してからの悩みは、「濱家が大阪と豹変した」と山内。大阪時代の濱家は、「劇場の番長」としてMCもでき、後輩からも慕われ、「超万能兄さん」だったが、東京に来てから急に大イジりされることに。

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大阪時代は濱家をイジる後輩などいなかったため、濱家も「バリ恥ずいっす」と苦笑い。

最初に濱家をイジってきたのは"フジモン"ことFUJIWARA・藤本敏史。「アメトーーク!」の「今年が大事芸人」で、ボケの山内そっちのけで濱家がイジりたおされた。

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初めてイジられる側に回った濱家は、楽屋に戻り「俺こっちか?」と何度も首をかしげていたそうで、最初はイジられるのが嫌だったという。

そんな濱家も徐々に心境に変化が。若林も、かつてはオードリーの"じゃない方"扱いだったことをあげ、「マジで目指すべきはここなんですよ」と若林を目標にしていることを明かす。

若林が"じゃない方"から抜け出したきっかけとは? 春日によると、「若林さんも、見つかる人には見つかってた。こいつは変だっていうのが」とのことで、春日が全面に出てる時から「タモリさんにめちゃくちゃイジられてたもんね」と振り返る。

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「笑っていいとも!」の放送終了後のコーナーで、「若林、これやってみろ」と千本ノックのようにイジられていたそうで、「俺もアルタ、首かしげながら出てたわ」と若林。濱家と気持ちを分かち合った。

東京進出で「俺、こっち(イジられる方)なんや」とスランプ状態に陥った濱家は、方向性を見失い「スベリにいくコメントばっかり言ったり、パニックになったフリしたり」ということもあったそう。

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さらには、ボケの山内がボケた後に、ツッコミの濱家がさらにボケてしまい、収拾がつかなくなってしまうことも。そんな状況を冷静に考えてみたところ、濱家が自分を見失っているときは、台本上で山内が進行役を務めることになっていると気づいたのだという。

若林にも同じような経験があり、番組スタッフに、春日が持っていた進行役が持つカンペを「あれ、俺に持たせてもらえないですか?」と言ったことがあるそう。

ツッコミ芸人が通る「イジられ」への苦悩は共通のようで、超えてはいけない「イジり」の境界線の話題に。

ココリコ田中直樹ずん飯尾和樹、かまいたちが出演する番組で、スタッフから「このメンバーなんで、いつから自分たちは主役じゃない脇役なんだと思うようになったか?を話してください」との注文が。

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濱家は「こいつホンマ何言うてんねん」と鬼の形相になったが、隣の飯尾は、「星の数ほどありますよ」と微笑んでいたそうで、オードリーも飯尾のすごさに感心。

若林も番組を楽しくやるために考えていることが。黙っていると気難しそうに見えスタッフに気を使わせてしまうため、イジってくるスタッフにはのっかるようにした時があったそう。しかし......

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「やっぱりテレビ局員さんって高学歴で、あんま負けて来た人生じゃないから、一線超えてくるんだよね」と本音をポロリ。

それでも構わないが、番組内で「ここはこうして欲しい」という絶対に譲れない線もあり、そこが馴れ合いにならないように、「何ヶ月かに一回は、(厳しい口調で)"えっ?"ていうのは、入れるようにしてる」と、一線を超えてくるスタッフを押し戻す術を明かした。

その他、俳優やジャニーズのアイドルとも交流のある山内の社交性の話題なども。この放送は「ネットもテレ東」で期間限定配信中!

次回6月23日(火)深夜1時30分からの放送は、ハライチ(岩井勇気、澤部佑)がゲストに登場。学生時代の意外なエピソードも続出! 今回のかまいたちの未公開も!

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