「ビューティー・ペア」マキ上田の気になる今。なぜ、わずか3年で解散したのか...衝撃の真相を激白！

6月14日（日）よる7時からは、「大追跡！懐かしのあのスターは今？その後スペシャル」（ＢＳテレ東）を放送！

誰もが気になる『あのスターは今？』のその後をお届け。新型コロナの影響で、彼らの生活はどう変わったか...。お笑い芸人、アイドル、大ヒット歌手、子役、スポーツ選手ら8人の波乱万丈な人生を紹介する！

1976年、女子プロレス界のアイドル的存在として人気を博していた「ビューティー・ペア」（ジャッキー佐藤、マキ上田）。「かけめぐる青春」で歌手デビューも果たし、プロレスラーとしては異例となる80万枚の大ヒットを記録。そこで番組は、女子プロレス界を盛り上げたビューティー・ペアの一人、マキ上田さんの今を大追跡した！

現在マキさんが住んでいるとの噂を聞きつけ、やって来たのは東京・浅草。浅草寺近くのお店で、元レスラーのマキさんを発見！その姿がこちら（※2016年取材当時以下同）。

こちらが、57歳の時のマキさん。スラッとした姿は現役の頃と変わりませんが、なんと今は釜めし店の女将さんになっていました。48歳の時、11歳年上のご主人と結婚されたマキさん。以来、創業50年の釜めし店「田毎（たごと）」の女将として店を切り盛りしています。

しかし、当時人気絶頂だったビューティー・ペアは、なぜ3年という短い期間で解散したのでしょうか。そこには、相方・ジャッキーさんとのすれ違いがあったそう。

マキさんがプロレスラーになったのは16歳の時。恵まれた体格を見込まれスカウトされたのがキッカケで、厳しいトレーニングを受けた後はすぐに頭角を現し、わずか1年でデビュー。その原動力は負けず嫌いの性格だったと話します。「意地悪な先輩って1人か2人はいるじゃないですか。自分が強くなって、その先輩をどついてから辞めてやろうと。そういう気合いの入った練習の仕方が、会社に認められたのかも」とマキさん。

デビューから1年後、ジャッキーさんと「ビューティー・ペア」を結成。すぐさま世界タッグ王座を獲得し、「かけめぐる青春」の大ヒットで人気・実力ともに頂点を極めます。若い観客がプロレス会場を訪れるようになり、リングに紙テープが投げ入れられたのもビューティー・ペアが最初だったそう。お給料も人気と共に跳ね上がったのでしょうか？

「新人の頃と同じで月給30万円。当時は普通のOLさんよりは貰っているなって。自分も子どもですから、言われる通りに動いていただけですね」と振り返ります。無我夢中で走り続け、女子プロレスラーブームを牽引したビューティー・ペア。しかし、その活動はわずか3年で終わりを迎えます。その理由とは...。

「内面的には私の方が男っぽくて、ジャッキーの方が女っぽかった。引退になったキッカケは、ジャッキーの恋愛関係。遠征に出た時、ジャッキーが東京に帰りたがったんです。仕事と恋愛は別で考えてくれる子だと思っていたので...」とマキさん。人一倍責任感が強いマキさんと、恋愛も大切にしたいジャッキーさん。2人の考え方は大きくすれ違い、1979年に日本武道館で行われたビューティー・ペア同士の直接対決を最後にマキさんが引退。人気絶頂のビューティー・ペアは、惜しまれながら解散となったのです。

その後は歌を続けながら役者などにもチャレンジしたマキさんですが、1年間で芸能活動を引退。故郷の鳥取でスナックを開店し、新しい人生を歩み始めます。その間20年、ジャッキーさんとの連絡は途絶えていましたが、お店の10周年記念が再会のきっかけに。

その時一緒に撮った写真がこちら。たった1日のビューティー・ペア再結成。2人は20年ぶりに当時を思い出し、「かけめぐる青春」を一緒に歌ったそう。しかし...。

1年後、ジャッキーさんは胃がんのため41歳という若さで急逝。お店で過ごしたひとときが、ジャッキーさんとの最後の思い出になってしまいました。「ジャッキーは心を許せる相手。もしまたペアの相手を選ぶなら、ジャッキーですね」とマキさん。かけがえのないビューティー・ペアの思い出は、いつまでもマキさんの心の中にあります。

そしてマキさんが今ペアを組んでいるのが、10年前に結婚したご主人。営業中は真剣勝負で、仕事に厳しい職人気質の方だそう。そんなご主人が作る釜めしを求め、店は連日大賑わい！たけのこ・海老、蟹・鶏ひき肉など、旬の具材をふんだんに使った「五目釜めし」がお店の人気ナンバーワンメニュー。