マヨネーズの絞り口はなぜ星型? 爪楊枝に溝があるのはなぜ? プロが自慢したいうんちく6連発

公開: 更新: テレ東プラス

学校では教えてくれない世の中の裏側や知られざる真実を、所ジョージと笑いながら勉強する「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜9時)。今回「テレ東プラス」では、5月22日に放送された番組の中から、「プロが自慢したい!うんちく大連発」の内容をプレイバックします。

なぜ、炭酸飲料のペットボトルは丸い筒状?

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神奈川県藤沢市にある、ペットボトルの製造機械メーカー「料材開発株式会社」。ペットボトルのことなら何でも知っているというエンジニアの大川さんは、どうしても言いたい"うんちく"があるそう。「こちらに並んでいるペットボトル、炭酸飲料のペットボトルだけ丸い筒のような形をしているんです。なぜか知っていますか?」と大川さん。確かに炭酸飲料のペットボトルはロケットの様な丸い筒状になっていますが、その理由は...。

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正解は、炭酸の圧力で変形するのを防ぐため。炭酸飲料用のペットボトルに炭酸を入れて振っても変形しませんが、四角いペットボトルに炭酸を入れて振ってみると、ペコッと音を立てて変形してしまいました。丸い筒状のペットボトルは、内側からかかる炭酸ガスの圧力を均等に分散させる構造になっているのです。

なぜ爪楊枝には溝がある?

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続いて訪れたのは、大阪府河内長野市にある爪楊枝を作っている町工場。4代目の末延さんは、「爪楊枝のココ! 溝があるんやけど、何でこのカタチになっているか知ってはります?」と尋ねます。爪楊枝には、なぜ溝があるのでしょうか?

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実はこれ、「こけしをマネしたから」だそう。昔は爪楊枝をノコギリで切っていたため、ささくれが沢山出来て見た目が良くありませんでした。そこで、上部にあるささくれを砥石の摩擦で取り除くようにしたのですが、摩擦によって黒く焦げたような仕上がりに。

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これでは汚れに見えて売れないということで、あえて溝を付け、黒い部分をこけしの頭に見立てたということです。

なぜマヨネーズの絞り口は星型?

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日本の食卓でお馴染みの調味料・マヨネーズ。絞り口を見ると決まって星型になっていますが、これはなぜ? 理由を教えてくれるのは、日本で最初にマヨネーズを作った「キューピー」の長野さん。「我々にとっては常識なんですけど、実は星形は一番人気の"おまけ"だったんです」とのこと。"星型がおまけだった"とはいったい...?

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元々瓶入りで売り出されていたマヨネーズがポリボトル容器で売られるようになった当初、マヨネーズの口は丸い大きな穴でした。しかし、絞った時の見栄えがあまり良くなく、色んな形のおまけキャップを付けてみたところ、「サラダをおしゃれに食べたい」という購入者の気持ちにマッチ! 一番人気だった星型に絞り口を変更し、半世紀近く経った今も変わっていないのです。

なぜクリームパンはグローブ型?

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続いては、パンにまつわるうんちく。クリームパンといえばグローブ型が定番ですが、なぜそうなったのか知っていますか? 答えを教えてくれるのは、クリームパン発祥の店として知られる「新宿中村屋」のベテランパン職人・松田さん。

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クリームパンがグローブ型になった理由は、「お客様に損をしたと思わせたくなかったから」。「新宿中村屋」の創業者が、シュークリームの味に感動して作ったのがクリームパンの始まり。しかし、焼き上がった後にクリームを入れるシュークリームと違って、丸型のパンは、焼くと大きな空洞が出来てしまいます。そこで、中のクリームが少なく見えないようにするため、あらかじめ空気抜きの切れ目を入れたところ、結果的にグローブ形になったといいます。

なぜ蚊取り線香は渦巻き型なの?

次は、夏のロングセラー商品のうんちく。訪れたのは、蚊取り線香トップシェアの「金鳥」。「金鳥」の浅井さんが自慢したいのは、「蚊取り線香がなぜグルグル渦を巻いているのか」といううんちく。

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蚊取り線香が渦巻きのカタチをしているのは、長持ちさせるためだそう。130年前、今と違って棒状だった蚊取り線香。開発当初は長さ20cmほどで、仏壇の線香に似たカタチをしていました。特別に、貴重な棒状の蚊取り線香に火をつけさせてもらったところ、燃焼時間は40分程度。これではひと晩も持ちません。しかしこれ以上長くすると、途中で倒れたり折れやすくなってしまいます。

そこで生まれたのが、渦巻き状の蚊取り線香。創業者の妻が、蛇がトグロを巻いているのを見て渦巻き状にすることを思いついたそう。このアイデアにより、蚊取り線香を長持ちさせることができるようになったのです。

なぜ信号機は青・黄・赤の並び?

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最後は、生活に欠かせない「信号機」のうんちく。福岡県大牟田市で信号機を作っている「信号電材株式会社」。技術部長(※取材当時)の東川さんが「信号機は向かって左から青、真ん中が黄色、右が赤という順番になっていますが、これには意味があります」と教えてくれました。

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実は信号機の色は、赤色を一番認識しやすい位置に配置しているそう。赤は見落とせば事故につながる最も重要な色。もし街路樹で信号が隠れたとしても、一番外側に配置されているため影響を受けにくいのです。

そして明日よる9時からは、「所さんのそこんトコロ【偉人の末裔が持つ衝撃のお宝大連発SP!】」を放送!

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どうぞお楽しみに!

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