「10万円の寿司」から「2日絶食」生活へ。大物ミュージシャンのモノマネでブレイクしたモノマネ芸人の今:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

5月25日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、JR亀戸駅で出会った、モノマネ芸人・芦澤孝規さん(47歳)の家について行きました。

「六本木か銀座に行こうかな」と、駅前を歩いていた芦澤さんは「こっちのほうが面白そうなので」と、取材をOKしてくれました。

実は、芦澤さんはつんく♂のモノマネをしている芸人さんと判明、駅から歩いて10分のお宅について行くかわりに、スーパーでのお買い物代をお支払いさせていただきます。

homeii_20200526_02.jpg
「遠慮しちゃいます」と言う芦澤さんのお買い物代金は1202円。「ジャカジャン♪」と90年代っぽい掛け声で、コーラ、焼きそばの麺など、買ってきた商品を袋の中から取り出して見せてくれます。

この買い物で、2日ぶりに食事ができると話す芦澤さんですが、その理由は「超貧乏」。携帯の料金も払えていないため4カ月ほど止められていて、食事はスーパーの試食でしのいでいると明るく話してくれました。

homeii_20200526_03.jpg
アパートは玄関、トイレ、シャワーが共同で、お家賃は1Rで4万3000円。リフォームされているのか、水回りや壁紙などは想像を裏切るキレイさです。キッチンのシンクにフクロウの置物がズラリと並んでいますが、こちらは「部屋の見張り番、泥棒除け」だそうです。

homeii_20200526_04.jpg
この他にも、キリンや鬼、モナリザのレプリカ、500円で買った黄金の像など、個性的なコレクションで部屋が埋め尽くされています。

さらに部屋の一角からシャ乱Qの団扇を取り出して見せてくれました。

シャ乱Qが大好きで、六本木のショーパブ「ヒットパレード」で働いていたという芹澤さんは、スタッフにつんく♂のモノマネを見せてくれます。「昔はもっと似ていた」と言いますが、モノマネ歴はかれこれ24年!

homeii_20200526_05.jpg
高校卒業後、地元のショーパブで働いていた芦澤さんは、プリンプリンの単独ライブを観に行ったことがきっかけで、プリンプリンが出演していた「ヒットパレード」に面接に行って合格。ウエイターをしながらプロの芸人を目指すことに。

homeii_20200526_06.jpg
「ヒットパレード」には、当時大人気だった番組「タモリのボキャブラ天国」に出演していたBOOMERもいて、彼らから「1位を取ったら大座布団をやるから」と言われて「毎日寝ないで1日30個、BOOMERのネタを考えていた」のだとか。

homeii_20200526_07.jpg
一方で「なんで俺も出られないんだろう...」と鬱になることもあり「そんなときはプラス思考の本を読んで自分を勇気づけた」と話すように、本棚には自己啓発本が多く見受けられます。

やがて「先輩やお客さんに似ている」と言われたことがきっかけで、つんく♂のモノマネをするようになると「ギルガメシュないと」に始まり「スーパーJOCKEY」など人気番組へ出演するほどになり、「1食10万円のシースー屋さん(寿司屋)」に行くなど、芹澤さんにもバブルが到来!

homeii_20200526_08.jpg
毎日女性から声をかけられるなどして「"シングルベッド"で一緒に過ごす女性」も現れ、公私ともに充実した日々を送っていたのだとか。

しかし、現在は携帯代金も払えず、毎日食事もできていない...。なんでこんな生活になってしまったのでしょうか。

「つんく♂さんがモーニング娘。のプロデュースに力を入れて、シャ乱Qの活動がお休み状態になると、偽物の人気も本物以上にダウン。年を追うごとに忘れ去られた」と芦澤さん。

現在、芸人としての収入はホボ0円で「知り合いの店で歌って、おひねりをもらって」糊口をしのいでいると、シビアな現実を明かしてくれました。

homeii_20200526_09.jpg
そもそも、芦澤さんが芸人を目指したきっかは何だったのでしょうか?

「5歳のときに志村けんさんを観ていたら母親から『バカやってるけど、本当は頭がいいんだよ』と言われて、その一言を聞いて、尊敬のまなざしになった。小学校でもコントやり始めて、志村けんさんみたいになりたかった」と話してくれたあとに、志村けんのモノマネをしてはにかむ芦澤さん。

homeii_20200526_10.jpg
最後は、昔のカノジョが本物そっくりに作ってくれた「思い出がありすぎて捨てられない」という、今はカビが生えてボロボロになった衣装を着て、つんく♂のモノマネを披露してくれました。部屋には「成功100%」など、スローガンがびっしりと書き込まれたホワイトボードも。

homeii_20200526_11.jpg
「もっともっとシャ乱Qに近づきたい。誰よりもつんく♂さんのモノマネを研究しつつ、良き歌を伝承していきたい。つんく♂さんが大変なことになっているけど、そんな中でもシャ乱Qの歌を愛している人はいる。もっともっと勉強して極めたいと思っています」と力強く語る芦澤さんでした。

再ブレイク目指して、頑張ってください! 応援しています!!

現在この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です。

PICK UP