大食い歴代女王! 赤坂尊子、菅原初代、もえのあずきが選ぶベストマッチ:デカ盛りハンター

公開: 更新: テレ東プラス

テレビ東京が誇る大食いスターたちが、さまざまなグルメを食べ尽くす「デカ盛りハンター」(毎週金夜6時55分より放送)。

5月15日(金)の放送では、テレビ東京がこれまで31年間お届けしてきたおよそ600試合の大食い名勝負の中から、数々の伝説を生んだお宝映像を公開。今回は、赤阪尊子菅原初代もえのあずきの歴代最強女王の3人が心震えたベストマッチを選び、当時の映像を振り返った。

女王赤阪が心震えた「魔女菅原VSギャル曽根初対決」

1990年代から2000年代にかけ大活躍し、記録にも記憶にも残る名勝負を繰り広げて大食いの歴史をけん引した"元祖大食い女王"赤阪尊子。彼女の心を突き動かしたベストマッチは"魔女・菅原"こと菅原初代が初出場した「元祖!大食い王決定戦 爆食女王限界死闘編」の本選一回戦「きゅうり丸かじり対決」(2007年4月1日放送)。

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初の本選出場を果たした菅原の姿に、オーラを感じ、「この子絶対にチャンピオンになる!」と直感でビビビときたという赤阪。さすが元祖女王!

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この試合に予選から勝ち上がり、本選デビューしたのが当時43歳だった菅原初代。当時の女王、泣く子も黙るギャル曽根との初の対決は、生のきゅうりを30分ひたすら食べる「群馬県産きゅうり勝負」。

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菅原は1本約100gのきゅうりを約40秒で完食。他の挑戦者がマヨネーズや味噌などの調味料をつける中、調味料なしできゅうりのみをむさぼる菅原。他の挑戦者たちがきゅうりの冷たさで身体が冷えていく中、「精神力です!」と強気の発言も飛び出し、その後もおかわりを連発。

結果、本選デビュー戦はきゅうり23本(ギャル曽根に6本差)のぶっちぎりで通過。しかし......

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二回戦のおしるこ勝負でまさかの苦戦。残り10分30秒で体調不良によるドクターストップでギブアップ。

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そんな菅原の横で、「私のライバルになるのは菅原さんだと思ってた」と涙を流したギャル曽根。その後、圧倒的な強さでこの大会の優勝を手にし、女王戦二連覇を果たした。

魔女菅原が選んだ 歴史に残るラーメン決戦

デビュー戦で無念のリタイアをしたものの、その翌年に女王の座に君臨した"魔女"こと菅原初代。彼女の心を突き動かしたベストマッチは男女混合で戦った「元祖!大食い王決定戦 新爆食伝説誕生戦」(2008年9月28日放送)。

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「自分の中であれ以上の力は出すことはできない、あんなに全力を出し尽くしたことは人生の他の場面でもない」と語る菅原は、この時「もはや女性選手に敵はなし」という最強女王として出場した。

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この時、菅原のライバルとなったのが、圧倒的なスピードを誇っていた"スピードスター"ことドクター西川と、3度の大食い王に輝いたキング山本。屈強な男たちとデッドヒートを繰り広げ、決勝となるタイ・バンコクで行われた「とんこつラーメン勝負(制限時間60分)」へ。

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ドクター西川は、なんと1杯40秒で完食するあり得ないスピードを決勝でも披露。彼を追随する菅原と山本。

この時、菅原は「命がけて優勝してやろう」という気持ちで出場していたという。内臓脂肪をゼロにしようと、究極まで痩せて胃の容量を増やし、ボクサーと同様、精神的にも鍛練していた、と語る。まさにアスリート!

8分30秒を経過したところですでに10杯を完食していたドクター西川は、過去に60分でラーメン30杯を食べたジャイアント白田の記録を超える勢いだった。そんなドクター西川を淡々と追走する魔女菅原。女王戦であれば優勝できるレベルをゆうに超えていた。

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28杯を食べたところでドクター西川がラーメンで熱くなった身体を冷やすために対決の途中にもかかわらず突然プールへ。余裕を見せるドクター西川を追う魔女菅原とキング山本。しかし再び食べ始めたドクター西川がさらなる追い打ちをかける。なんと13分を残した時点でラーメン31杯完食を達成し、大食い記録を更新したのだ。

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さらにその勢いは止まらず、ドクター西川が大食い史に残るラーメン33杯の新記録で優勝。キング山本も白田超えの32杯、魔女菅原も女性最高記録の27杯という記録ずくめの中、戦いの幕は閉じた。

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魔女菅原は自らが2008年に記録したラーメン27杯の記録を、今年56歳で参加した大会で29杯を完食し、12年ぶりに更新。魔女、恐るべし!

もえあずが初優勝 大食いの歴史に残るデッドヒート

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本業はアイドルながら、女王戦3連覇を果たした"大食い界の小さな巨人"こともえのあずきが選んだのは「元祖!大食い王決定戦 新爆食女王襲名戦」(2015年3月29日放送)。

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予選会から参加したもえあずは、大阪代表として本選出場を決め、その後も順調に勝ち決勝へ進出。この大会でもえあずの前に立ちはだかったのは、前年に優勝した服部理沙。最後の最後まで黙々と食べ続ける驚異の持久力を誇る選手だ。そんな彼女がベストマッチに選んだのが、この服部ともえあずの、女の意地がぶつかり合った決勝の「濃厚豚骨ラーメン勝負」。

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気温34度のフィリピン・マニラで行われた決勝。「作戦はとにかく飛ばす。ラーメンは飛ばし過ぎると麺が詰まり、熱さや油で急に止まってしまうことがあるが、それでも飛ばさないと勝負には勝てない」と、当時を振り返り、勝利の秘訣を語るもえあず。

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順調にラーメンを食べ進めるもえあずだったが、後半に強い服部に抜かれないか緊張状態に。なぜなら過去の大会で、持久力の高い服部に逆転され優勝をさらわれたことがあったからだ。

この日の決勝でも服部はペースを崩さず、首位を走るもえあずを淡々と追う。そしてジワジワと追い上げて、29分の時点で形勢は逆転し、服部がリード。

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ピンチに陥ったもえあずは、大会前に弟子入りしていたレジェンド赤阪尊子からもらった、
「1回苦しくなってもグッと我慢していくんや! 気持ちでしか乗り越えられない!」という言葉を思い出したという。

待受画面も赤阪にしていたというもえあず。その効果もあってか、再び服部に追いつく勢いに。残り8分、19杯で完璧に並んだもえあずと服部だったが、2人とも箸がピタリと止まってしまう......

ここで再び赤阪の言葉を再び思い出したもえあずはラストスパート。限界を突破した状態でなんと20杯を完食。最後の最後まで壮絶なデッドヒートは続き、優勝の行方はラーメンの残量対決へ。

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その瞬間、「人生が変わる音が聞こえた」というもえあずは、ラーメンの残量対決を制し、この大会で記念すべき初優勝を決めた。

この放送は、「ネットもテレ東」で期間限定配信中です!

次回5月22日(金)放送は、"もえあず"こともえのあずきが4㎏超え完食者ゼロのデカ盛りに挑戦。さらに過去の大食いの伝説の名勝負が解禁に!お楽しみに!

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