約300万坪! 鉱山王の大豪邸に眠る<大小2つの開かずの金庫>気になる中身は...?:所さんのそこんトコロ

公開: 更新: テレ東プラス

気になる素朴な疑問やお悩みを、人生の達人・所ジョージがすっきり解決!学校では教えてくれない世の中の裏側や知られざる真実を、笑いながらお勉強する「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜9時)。「テレ東プラス」では、2020年5月1日に放送された番組の中から、人気コーナー「開かずの金庫を開けろ!」の内容を紹介。三四郎(小宮浩信相田周二)がレポーターを務めます。

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岡山県久米南町にある、江戸時代の豪農屋敷「治部邸」。三四郎を立派な門が出迎えますが、こちらは江戸時代に武家屋敷で多く見られた「長屋門」で、両側が家臣などの住まいになっている造り。敷地内には郵便ポストまであり、立派すぎる建物に「殿様が出てきそうじゃん!」と驚く相田。

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開かずの金庫を管理しているのは、「NPO法人らんたん」代表理事の廣瀬祐治さん。広さ300坪を誇る治部邸には、母屋をはじめ蔵や離れがありますが、元々は4~5km先にある国道もすべて治部家の土地。明治時代、豪農だった治部家が、この地区で豊富に採れた亜鉛や銅に目をつけ、鉱山経営でさらなる財を築いたそうです。

治部邸は平成元年に久米南町が譲り受け、平成2年に農村型リゾートとしてオープン。現在は、研修会やサークル活動などの宿泊施設として利用されています。

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当時の多額納税者の記録を見ると、「治部榮次郎」という名前が。岡山県でも指折りの高額納税者だったということで、三四郎は、早速屋敷内のお宝を探します。約30万円の値打ちがある両替天秤や、江戸時代後期〜明治時代に活躍した新聞記者・岸田吟香の書を発見しますが、これだけの屋敷であれば、もっとお宝がありそうなもの...。

廣瀬さんによると、実は久米南町が譲り受けた際、すでに泥棒に入られており、なんと価値があるものはほとんど持ち出されてしまったそう。それでも金庫は手付かずのままだったといいます。

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こちらが治部邸に眠る開かずの金庫。大小2つあり、両方とも鍵とダイヤル式で、少なくとも40年以上は開かずの状態だったそう。子孫によると「どちらかの金庫で、株券や証券みたいなものを出し入れしていた」とのことで、三四郎も興奮気味。鍵職人・玉置恭一が開錠に挑みます。

大きい方は英語のプレートが付いていることから、昭和初期の海外製と予測。小さい方は明治後期〜大正初期に作られた「竹内製造」のもので、開けるのが難解。後ほど久米南町長が駆けつけるということで、それまでの開錠を目指します。

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大きい開かずの金庫から開錠スタート。0〜99の数字ダイヤルを3つ合わせれば開けることが出来ますが、その組み合わせは100万通り。気が遠くなる作業かと思いきや、百戦錬磨の玉置の手により、わずか6分で開錠! 金庫の中身は、楽しみにしている町長が到着してから確認します。

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続いて、これまで玉置が何度も手こずってきた竹内金庫の開錠。イロハから始まる文字と、間に入っている棒を4つ合わせれば開けることができますが、その組み合わせはなんと731万1616通り。可能性がある文字を次々と書き出すも、あっという間に時間が過ぎていきます。

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そこに久米南町の片山町長と宮本副町長が到着! 町の一大事ということで、揃って駆けつけてくれました。しかし、作業開始からすでに5時間半が経過し、三四郎が東京に帰る時間が近づいてきました。「1つだけでも見たい!」ということで、開錠済みの金庫の中身を確認することに。

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扉を開けてみると、なんと中身は空っぽ...。しかし、錆びついた引き出しがあるのを発見します。隙間に工具を差し込んでこじ開けると、中にはたくさんの書類が!

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入っていたのは、鉱山を試掘するための申請書類や、採掘の許可証など鉱山関係の書類。印鑑や昭和25年に発行された犬鑑札、昭和15年までに従軍した人が貰うことができた記章も。

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しかし、ここでついに昔のお金を発見! 昭和16年に中国聯合(れんごう)準備銀行が発行した貨幣、江戸時代に使われていた貨幣「一分銀」をペンダントトップにしたものが見つかりました。専門家によると、この一分銀の価値は10万円だそう。引き出しからは他にも、生命保険の書類や手紙など、約50点もの品物が出てきました。

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三四郎も帰ってしまった2日目。再び開錠作業を続けるも、玉置の時間はここまで。残念ながら開錠には至りませんでしたが、「もう1回チャレンジさせてください!」と玉置から執念の要望が。2つ目の金庫、リベンジは近日公開します!

そして明日夜9時放送! 「所さんのそこんトコロ【お宝ザクザク!開かずの金庫大連発SP&驚きDIY】」の内容は...。

▼驚きの開かずの金庫を大連発
・7つの蔵持つ豪商が遺した金庫から現金!
・伊達政宗ゆかりの地で1000坪の巨大屋敷を持つ大地主の金庫から衝撃のお宝!
・国宝だらけの町の商家に遺されたまさかの開かずの金庫とは!?
・上杉家ゆかりの名家に眠る巨大金庫!中から出た名品に子孫も涙...感動の結末
・アメリカで伝説の大泥棒も狙った難攻不落の金庫!

▼ホームセンター&東急ハンズでソレ買って何作る?
「人が乗れる本物の戦車」「小さな板の上に日本庭園」など驚きのモノ作りに密着!

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▼プロが自慢したいうんちく大連発!
「マヨネーズの口はナゼ星型?」「蚊取り線香はナゼ渦巻き型?」など明日自慢したくなる驚きのうんちく大連発!

どうぞお楽しみに!

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