自粛後すぐ食べたいソフトクリームの名店...そこにはある共通点があった！：たけしのニッポンのミカタ！

現代日本人の身近に起こるさまざまな社会現象をテーマに、"今"を捉える知的エンターテインメント「たけしのニッポンのミカタ！」（毎週金曜よる10時）。5月15日（金）は、ゲストに増田明美、中川家・礼二を迎え、「グルメな業界の新常識 No.1＆オンリー1のヒミツ」を放送する。

今回「テレ東プラス」では、「ソフトクリーム界を席巻！業界企業No.1『日世』の謎」を先取りでご紹介。

自粛期間が終了したらすぐに食べに行きたいグルメのひとつ、ソフトクリーム。

東京・原宿の紅茶専門店「Tea Stand...7」では、ロイヤルミルクティーを使用した斬新なソフトクリームが、インスタ映えも相まって若者に大人気。

東京・丸の内の高級洋菓子店「Made in ピエール・エルメ」のソフトクリームは、看板商品・マカロンとなめらかなソフトクリームの最強タッグ。

手軽にソフトクリームを楽しむことができるのは、コンビニエンスストア「ミニストップ」。1980年の創業時から全店でソフトクリームを販売。食べたことがある方も多いだろう。

実は、味も特徴も全く異なる3つのソフトクリームには大きな共通点があるという。今回番組では、その秘密に迫った！

牛乳や砂糖が原材料となっている「ミックス」。先に紹介した原宿の紅茶専門店でも、濃く煮出した紅茶とミックスを混ぜたものをフリーザーと呼ばれる機会で冷やしながら混ぜ、口あたりなめらかロイヤルミルクティーソフトクリームが完成していた。

その他の2店舗でも、味のベースにミックスを使用。そしてそのミックスは、すべて「ニッセイ（日世）」が製造したものだった。

業界シェアNo.1の「日世」にお邪魔すると、ソフトクリームを持った"永遠の5歳"、ニックン＆セイチャンがお出迎え。ミックス（ソフトクリーム原液）の人気の理由について尋ねると、ミックスから作るソフトクリームの試食を勧められる。なんと続けて3本も！

見た目はほとんど同じバニラだが、取材スタッフは、その味に少しずつ違いがあることに気づく。

そう！「日世」では、白いミックスだけでも8種類の味があるという。その違いは、バニラフレーバーの使用や乳脂肪分の分量など、わずかな差。ユーザーの用途によって使い分けができるように、ミックスの種類を多数用意しているとのこと。メーカーのこだわりが詰まったミックスは全40種類！そのシェアは55%を占め、業界No.1！

コーンも自社生産しており、年間生産数は2億2000万個。こちらのシェアも業界No.1の70％。ソフトクリームを4つ食べたら、そのうちの3つは「日世」のコーンを使用しているという計算になる。

「日世」は、1947年に雑貨などの輸入販売会社として創業。日本で初めてソフトクリームを販売したのが1951年。高価だったソフトクリームは、当時売れ行き不振だった。大きな転機がやってきたのは、1970年の大阪万博。社運をかけてソフトクリームのフリーザー（製造機）を自社生産し、万博会場に200台設置したところ、真夏の大阪の暑さが追い風となって大ヒット！ソフトクリームは国民的人気スイーツに。

現在「日世」では、9種類のフリーザーを製造。ソフトクリームに固形物を混ぜ合わせてオリジナルの商品を作ることができる特別な機械「フルブレンドシステム」のフリーザーも。