もう神の手はいらない!? VRを使った最先端医療で医師の負担を軽減:カンブリア宮殿

公開: 更新: テレ東プラス

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4月23日(木)夜10時放送の「カンブリア宮殿」は、世界を変える医療・第2弾。VRを使った最先端手術。このシステムを使うことで、難しい手術も、より早く正確に行うことができるという。常識を覆す最先端医療に迫る。

もう神の手はいらない!? VRを使った最先端医療

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都立駒込病院で、腫瘍の摘出手術が行われていた。手術が始まると同時に、医師とスタッフがみなVRゴーグルを装着、空中で手を動かし始めた。実は、彼らには患者の臓器の3Ð画像が見えているのだ。難しい手術だが、この画像を確認しながら手術することで、スムーズに終えることができた。この驚きのシステムを開発したのは、外科医として現場に立ちながら医療用VR事業を展開する「ホロアイズ」の杉本真樹。CTやMRI画像をもとに、3次元のVRを作り出すこのシステムは、1症例1万円、年間契約なら71万円で使い放題、いまや全国110の施設が導入している。

医師の負担を減らしたい! 3D化への挑戦

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なぜ、こんなシステムを思いついたのか? 2004年当時、杉本は病院に勤務していたが、疲弊して辞めていく医師が続出していた。なんとか負担を軽減できないか?そんなとき、医師たちがCTやMRI画像を診断するのに時間をかけている様子を見て、「人間の体は立体、最初から3次元で見ればいいのに」と考えた。杉本はCTデータを3次元化できるソフトを見つけ、モニターに出しながら手術を行うように。そんな噂を聞きつけ、連絡してきたのがなんとゲーム開発者・谷口だった。そして、二人は画期的なVRシステムの開発に乗り出す。

【ゲスト】
「Holoeyes」共同創業者 COO 杉本真樹
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子

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