高橋克典×戸次重幸がバディに! 組織、管轄、派閥を越え、想像を絶する巨大組織の闇を暴く:越境捜査

公開: 更新: テレ東プラス

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4月20日(月)夜8時からは、月曜プレミア8「越境捜査」を放送!
警視庁VS神奈川県警! 迷宮入りの未解決事件、その裏に潜む巨悪! 消えた12億円を警視庁の窓際刑事&神奈川県警の不良刑事が追う! エンタメ感満載の社会派サスペンスの決定版!

『駐在刑事』シリーズでもおなじみの笹本稜平による警察ミステリー。

警視庁特別捜査一係・継続捜査担当の鷺沼友哉(高橋克典)は、横浜・本牧埠頭で突然3人組に襲われケガを負う。そこへ偶然とは思えないタイミングで、神奈川県警山手北警察署巡査部長の宮野裕之(戸次重幸)が駆け付ける。≪管轄外の「森脇事件」を再捜査する鷺沼に焼きを入れる≫――県警でそんな話を耳にした宮野は、被害者の遺体があがった埠頭に鷺沼が現れると睨んでやってきたという。つまり襲ったのは県警の刑事だったのだ。

14年前に起きたこの「森脇事件」。もともとは投資コンサルタントを名乗る森脇康則(寺井文孝)が、投資家たちから12億円を騙し取った巨額詐欺事件に端を発する。詐欺が明らかとなり行方をくらました森脇は、2カ月後、海で遺体となって発見された。しかし警視庁と神奈川県警の縄張り争いが災いしたのか、犯人も金も見つからず、容疑者すらあがらぬまま迷宮入り...。宮野の目的は森脇が持ち逃げした12億円の横領にあったが、何か情報を持っているそぶりを見せていることから、鷺沼は仕方なく宮野と協力体制をとることに。

負傷した鷺沼を見た係長・三好哲治(石丸謙二郎)は、警視庁から神奈川県警に赴任中の韮沢克文(永島敏行)への相談を提案。韮沢は鷺沼が最も尊敬する上司だ。早速県警へ向かうと、その道すがら花屋に立ち寄る韮沢に遭遇する。鷺沼が県警の人間に襲われたことを知り驚きつつも、当時詐欺事件の指揮を取っていた韮沢は、県警の捜査資料が本気で捜査したのか疑うような内容だったと振り返る。実は一課から特捜係に左遷され、失意の中にあった鷺沼は、「暇つぶしで事件を追い始めた」という本音を吐露。だが真相をつかむまで徹底的に捜査しようと思い直した鷺沼に、韮沢は協力を約束する。

鷺沼は宮野を居酒屋に呼び出すが、約束時間になっても現れない。諦めて帰宅すると、宮野から助けを求める電話が。なんと取り立て屋に追われていた。鷺沼の家に逃げ込んだ宮野は、女性に騙され五千万円もの借金を抱え、その穴埋めに12億円を狙っていることを明かす。しかもなぜか12億円の中の1万円札1枚を持っていた。酒の席で県警本部の管理官から渡された3万円にこの1枚があったと...。12億円を横取りしたのは警察の人間なのか? 新たな疑惑が生まれる中、この出来事を境に、宮野は得意の手料理を振舞いながら、鷺沼の家に居座るようになる――。

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奇妙な2人暮らしが始まった日の夜。韮沢に呼び出された鷺沼は、突然「森脇事件」から手を引いて欲しいと懇願される。さらに口止め料として五千万円を渡され絶句。尊敬する韮沢がなぜこんなことを...? 一方、刑務所に「森脇を殺した」と自称する男がいたという情報を掴んだ宮野は、その男が福富利晴(平山祐介)であることを突き止める。「あれは刑務所で話を面白くするための余興だった」と犯行は否定するも、金欲しさに失踪中の森脇と接触していた福富は、森脇をかくまっていた女性が、高校の同級生"中山順子"だったと証言。調べを進めると、その女性は韮沢が立ち寄っていた花屋の店員・伊藤順子(内山理名)で...。さらに森脇を追う最中、福富の前に現れたという県警の刑事・田浦昇(伊藤正之)が、のちに謎のスピード出世を遂げたことも判明。これは偶然なのか? それとも――。

県警や韮沢への疑念を深める鷺沼のもとに、突然の凶報が届く。韮沢が路上で銃撃されたのだ。ところが必死に情報を得ようとしても、警察はなぜか搬送先も安否も明かそうとせず...。
県警はなぜ再捜査を阻むのか? 12億円は一体どこに? 韮沢は誰に狙われたのか? 組織、管轄、派閥...さまざまな境を越えて捜査を続けた2人は、やがて想像を絶する巨大組織の実像にたどり着く!

【原作】笹本稜平『越境捜査』(双葉文庫)
【脚本】坂上かつえ
【監督】児玉宜久

【出演者】
鷺沼友哉...高橋克典
宮野裕之...戸次重幸
伊藤順子...内山理名
福富利晴...平山祐介
井上玲美...結城モエ
田浦昇...伊藤正之
村田滋...ベンガル
三好哲治...石丸謙二郎
韮沢千佳子...あめくみちこ
香川義博...中丸新将
韮沢克文...永島敏行

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